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29 乞田川
29 乞田川 等 級:一級河川 水 系:多摩川水系 河 川 名:乞田川 延 長:4.43km 流域面積:12.9㎢ 乞田川の概要 多摩市唐木田付近に源を発し、多摩市の中央部を流れ大栗川に合流する4.43kmの河川である。 大栗川と同様、かつては大部分が蛇行する自然河川であったが、多摩ニュータウンの開発に伴い河川の直線化が行われた。 春になると両岸が桜のアーチとなり、散策が楽しめる。熊野橋から永山橋までの区間は都の「歴史と文化の散歩道」に、永山橋から上流は多摩市のウォーキングコースになっている。 かわメモ 小田急多摩センター駅から永山駅付近までは、川にせり出すような枝ぶりの桜並木が続く。また山王橋下流は川の近くに降りて散策が楽しめる親水テラスがある。 乞田川は、水辺付近を歩ける遊歩道の整備や植栽による緑化が進められ、環境や親水性に配慮した川づくりを行っている。 Ver.1.0(2021.7)
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28 大栗川
28 大栗川 等 級:一級河川 水 系:多摩川水系 河 川 名:大栗川 延 長:15.29km 流域面積:42.6㎢ 大栗川の概要 八王子市鑓水付近に源を発し、柚木街道、野猿街道に沿って西から東へ流れ、多摩市に入り乞田川と合流後、多摩川に注ぐ全長15.29kmの河川である。 大栗川は多摩丘陵を侵食してできた自然河川で、かつては蛇行の多い河川であったが、多摩ニュータウン開発の関連事業として直線化した河川に整備されてきた。大栗橋付近から野猿街道の宝蔵橋までは、蛇行していた跡に公園が点在している。 かわメモ 多摩ニュータウン開発時の改修では治水機能を優先とした改修が行われてきたが、現在は老朽化したコンクリート護岸を緑化ブロックで再構築するとともに、遊歩道の整備によって環境や親水性に配慮した川づくりを行っている、大栗川も多摩ニュータウンの美しい都市景観の一部を担っている。 Ver.1.1(2022.10)
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27 三沢川
27 三沢川 等 級:一級河川 水 系:多摩川水系 河 川 名:三沢川 延 長:5.67km(都管理区間) 流域面積:11.6㎢(都管理区間) 三沢川の概要 川崎市黒川に源を発し、稲城市の丘陵部の谷間を鶴川街道沿いに東流した後、再び川崎市に入り、二ヶ領上河原堰下流で多摩川に注ぐ全長約9.9km(都管理区間5.67km)の河川である。都県境より下流区間は、以前は二ヶ領用水へ流入していたが、昭和18年に現在の流路へ付替えられ、多摩川へ直接流入するようになった。 中流部には、三沢川流域の治水対策の一環として、多摩ニュータウン稲城地区の開発に伴い、雨水排水のために整備した三沢川分水路がある。 かわメモ 三沢川では、旧河川敷を活用した散策路や緩傾斜護岸が整備されており、川沿いのサイクリングロードでは、約300本ものソメイヨシノ、ヤマザクラ、オオシマザクラ等をみることができる。 写真は矢野口橋上流付近。水辺に下りられる緩傾斜護岸を整備している。 Ver.1.0(2021.7)
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26 南浅川
26 南浅川 等 級:一級河川 水 系:多摩川水系 河 川 名:南浅川 延 長:8.11km 流域面積:21.2㎢ 南浅川の概要 神奈川県との境、景信山付近を源とし、中央線および甲州街道とほぼ並行して北東に流れ、浅川に合流する全長8.11kmの河川である。流域の中下流域は八王子市の市街地にあたり、都心に近いこと、比較的自然が豊かなことなどにより、都心のベッドタウンとしての開発が進行しているところである。 陵南大橋から下流は川沿いに遊歩道が整備されており、サイクリングやジョギング、散策などを楽しむことができる。 かわメモ 写真は、5月の連休に陵東橋付近で開催される「長房ふれあい端午まつり」の様子。約1,000もの鯉のぼりが青空を泳ぐ。 また、武蔵陵墓地(多摩御陵、武蔵野陵)に至る御陵参道には、巧みな意匠が施された南浅川橋がが架けられており、近くには明るく開放的な陵南公園がある。 Ver.1.0(2021.7)
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25 多摩川
25 多摩川 等 級:一級河川 水 系:多摩川水系 河 川 名:多摩川 延 長:36.86km(都管理区間) 流域面積:162.7㎢(都管理区間) 多摩川の概要 山梨県甲州市の笠取山を源とし、奥多摩湖を経て、浅川などの支川を合わせて流下し、大田区羽田において東京湾に注ぐ延長138km(都管理区間36.86km)の河川である。 多摩川流域は、首都圏における社会、経済、文化等の基盤をなし、都市地域における貴重な自然空間を有している。上流域は、都民の貴重な水源となっているだけでなく、自然豊かな渓谷美をなし四季を通じて多くの観光客が訪れている。 かわメモ 多摩川の上流部は秩父多摩甲斐国立公園に指定されており、多摩川八景の「御岳渓谷」うあ、奇岩巨石が連なる「鳩ノ巣渓谷」、都民の貴重な水源としての役割を果たす「奥多摩湖」などの見所が多い。各所には遊歩道が整備されており、四季を通じて自然豊かな渓谷美が堪能できる。 Ver.1.0(2021.7)
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24 恩田川
24 恩田川 等 級:一級河川 水 系:鶴見川水系 河 川 名:恩田川 延 長:5.51km(都管理区間) 流域面積:18.2㎢ 恩田川の概要 恩田川は、東京都町田市滝ノ沢地内に源を発し、南東に流下したのち、町田市成瀬地内から横浜市に入り、その後鶴見川に合流する全長約13km(都管理区間5.5km)河川である。 かわメモ 川沿いは約2kmのサイクリングロードになっている。また、高瀬橋から都橋の間は両岸に約400本の桜並木が続いており、春には多くの人でにぎわう。 高瀬川下流や石洗橋の水辺の広場には、子供たちが遊ぶ姿も見られる。 Ver.1.0(2021.7)
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23 鶴見川
23 鶴見川 等 級:一級河川 水 系:鶴見川水系 河 川 名:鶴見川 延 長:12.781km(都管理区間) 流域面積:31.5㎢ 鶴見川の概要 鶴見川は、東京都町田市上小山田の多摩三浦丘陵を構成する谷戸群の一角に源を発し、多摩丘陵と下末吉台地を東流し恩田川と合流、その後は川崎市、横浜市を流下し、京浜工業地帯から東京湾に注ぐ一級河川である。流域の形がバクに似ていることから「バクの流域」の愛称で親しまれている。 全国に先駆けて昭和54年から、河川改修や遊水池の整備などの河川対策に、防災調節池などの流域対策を加えた「総合治水対策」に取り組んできた。 かわメモ 鶴見川の上流区間では、改修前は河床勾配が急で蛇行も激しかったため、蛇行を解消して河道を拡幅する整備を進めてきている。結果として、蛇行部分が旧河川敷として残る部分については、河川改修と一体的に緩傾斜護岸やワンドの設置等、旧河川敷の蛇行を生かした整備を進めている。 Ver.1.0(2021.7)
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22 境川
22 境川 等 級:二級河川 河 川 名:境川 延 長:28.51km(都管理区間) 流域面積:210.7㎢ 境川の概要 町田市相原町の大地沢を源とし、相模湾の江ノ島付近に注ぐ全長52.14km(都管理区間28.51km)の二級河川である。名前は左岸を武蔵国、右岸を相模国(現在の東京都と神奈川県)の国境を流下する河川だったことによる。昭和30年頃までは境川の水を利用した水田が流域の各所に広がっており、特に中里橋から境川橋までは流域最大の穀倉地帯だった。現在は地域の市街化が進み、げんりゅうの大地沢は緑豊かな大戸緑地の一角にあり、周辺は田畑、雑木林など多くの緑地が残る。 かわメモ かつては蛇行が激しい河川だったが河川の直線化がすすめられてきた。現在、護岸整備が進み旧河川敷を利用した生きものと地域の人々が集う空間の確保を図っている。川沿いには一部斜面林が残りカワセミやアブラハヤ、オイカワなどが生息している。 Ver.1.0(2021.7)
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21 谷地川
21 谷地川 等 級:一級河川 水 系:多摩川水系 河 川 名:谷地川 延 長:23.9km 流域面積:18.2㎢ 谷地川の概要 八王子市戸吹町を源とし、滝山街道に沿って南東に流下、多摩川大橋の下流で多摩川に合流する全長12.9kmの河川である。丘陵から併置を流れる里の川で、上流域は都立秋川自然公園、左岸は都立滝山自然公園となっており、山林など自然に恵まれている。 川沿いの緑道も整備が進み、川の生きものたちとふれあいながらの散策も楽しみのひとつ。旧河川を取り込んでワンドや緩傾斜護岸を整備している。 かわメモ 写真は、八王子市の梅坪橋付近。旧河川敷を活用し河川幅に余裕のある区間では、人々が水辺に親しめるように傾斜の緩い護岸を整備。 谷地川では、川の特性を生かした川づくりを進めるため「やさしい水辺と緑あふれる川づくり」をコンセプトに蛇行した旧河川を活用した整備を行っている。 Ver.1.0(2021.7)
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20 平井川
20 平井川 等 級:一級河川 水 系:多摩川水系 河 川 名:平井川 延 長:16.45km 流域面積:38.9㎢(支川を含む) 平井川の概要 日の出町の「日の出山」を源とし、山地部と丘陵地帯を流れ多摩川に合流する全長16.45kmの河川である。上流ではヤマメ、カジカ、下流ではアユ、ウグイ、アブラハヤなどが生息。東京の川としては有数のトンボが多い河川で、この良好な自然環境に配慮した川づくりを行っている。石積みの階段護岸などを整備した草花公園付近やその周辺では水辺に降りて遊ぶことができ、中流には多摩川50景に選ばれた「於奈淵」がある。自然に親しめる川として多用に利用されている。 かわメモ 平井川流域には羽ヶ田遺跡や瀬戸岡古墳群など石器時代から古墳時代までの遺跡が多く発掘されている。流域には湧水池が多く、川と湧水などの豊かな水源を中心に古代より人々が住み営んできた地である。 Ver.1.0(2021.7)
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19 秋川
19 秋川 等 級:一級河川 水 系:多摩川水系 河 川 名:秋川 延 長:33.57km 流域面積:104.93㎢ 秋川の概要 檜原村の三頭山を源とし、多摩川に合流する全長33.57km、多摩川の支流の中でも最大の河川である。 秋川は、東京都でも豊かな自然が残る川として知られ、カジカ、ヤマメ、アユ、ウグイなど多くの魚類が生息。魚がのぼりやすいよう、落差や堰には魚道を整備している。 水がきれいで、川沿いには遊歩道や休憩所、トイレなどを整備しているため、ディキャンプや釣りなどのアウトドアを楽しむ行楽客で賑わっている。 かわメモ あきる野市網代橋付近から、上流約20kmの区間は秋川渓谷と呼ばれ、清流と美しい岩が調和した風光明媚なエリア。春は新緑、夏は川遊び、秋は紅葉などが楽しめ、多摩川八景に指定されている。また流域は「秩父多摩甲斐国立公園」「都立秋川丘陵公園」等の指定地域を含む自然豊かな地域である。 Ver.1.0(2021.7)
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18 落合川
18 落合川 等 級:一級河川 水 系:荒川水系 河 川 名:落合川 延 長:3.6km 流域面積:6.8㎢ 落合川の概要 落合川は、東久留米市東八幡町付近を水源とし、東久留米市内を東流して、下流部で普通河川の立野川を合わせた後に、都県境付近で新河岸川合流点から10.6km地点の黒目川に合流する河川である。 護岸の整備では、川面に下り水辺の生き物を間近に見ることのできる緩傾斜護岸等の整備を進めており、川沿いには、開放感のある親水広場が点在している。 黒目川との合流点には、落合川、黒目川から洪水を取水する黒目橋調節池を整備している。 かわメモ 落合川は標高50~60mの武蔵野台地を流れる川であり、流域は平坦な地形である。谷は深いところでは台地を0m程掘り込んでローム層下の武蔵野礫層に達しているため、流域内には遊水地点が多く、水量も豊富である。平成20年6月には、東京都で唯一、平成の名水百選に選ばれた。 Ver.1.0(2021.7)
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17 空堀川
17 空堀川 等 級:一級河川 水 系:荒川水系 河 川 名:空堀川 延 長:16.0km 流域面積:26.8㎢ 空堀川の概要 空堀川は狭山丘陵の武蔵村山市本町にある野山北公園付近に源を発し、東大和市高木付近で奈良橋川を合流する一級河川である。 かつて古多摩川が南下する際に取り残された小さな流れであるため、特定の水源に乏しいことや河床の浸透が良いことなどにより、降雨時だけ水が流れる涸れ川で、「砂の川」という別名で呼ばれていた。 空堀川では河道整備に加え、暫定調節池(先行して整備した河道を調節池活用)を整備している。 かわメモ 沿線には雑木林が点在し、4月頃には薄紫色をした可憐なカタクリを鑑賞することができる。 東村山市浄水橋下流の「からぼり広場」は、旧河川敷を利用して芝生の緩傾斜護岸が整備され、水際へ降りられるようになっている。5月には空堀川の川祭りの会場となり、たくさんの鯉のぼりが並ぶ。 Ver.1.0(2021.7)
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16 柳瀬川
16 柳瀬川 等 級:一級河川 水 系:荒川水系 河 川 名:柳瀬川 延 長:7.25km(都管理区間) 流域面積:45.2㎢(都管理区間) 柳瀬川の概要 柳瀬川は、所沢市上山口の山口貯水池に源を発し、中流部で都県境を蛇行しながら途中の東村山市久米川町付近で北川を、清瀬市中里付近で空堀川を、同市下宿付近で東川を合流して志木市中宗岡付近で新河岸川へ流入する、荒川水系の一級河川である。 柳瀬川では、護岸を複断面にすることによって水辺に近づけるよう工夫している。空堀川の合流点より下流側では、水辺を身近に感じながら、緑豊かな自然空間を散策できる。 かわメモ 柳瀬川沿いは柳瀬川回廊として散策路が整備されており、桜やカタクリ、ヒガンバナなど四季折々の変化を楽しめる。 金山橋周辺には、平常時はビオトープとなっている金山調節池や桜の名所台田運動公園等があり、休日には川遊びや散策、デイキャンプなどに多くの人が訪れる。 Ver.1.0(2021.7)
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15 仙川
15 仙川 等 級:一級河川 水 系:多摩川水系 河 川 名:仙川 延 長:20.9km 流域面積:19.8㎢ 仙川の概要 仙川は小金井市貫井北町付近を源とし、国分寺崖線上の武蔵野台地南部をほぼ南東に流れ、武蔵野市、三鷹市、調布市を経て、世田谷区鎌田付近で野川に合流する全長20.9kmの河川である。 昭和初期には、現在の三鷹市新川三丁目に位置する勝渕神社下流にあった丸池をげんりゅうとしていた。当時の丸池付近には「釜」と呼ばれる湧出口をもつ湧水が豊富にあり、そのため「千釜」と呼ばれ、仙川はこの千釜がなまったものと言われている。 かわメモ 仙川では、川沿いの遊歩道や川と連続したポケットパークなどが整備されている。丸池の里付近には、新川丸池公園、丸池雑木林公園など自然景観をいかした公園が点在。 また、野川合流点の上流にある仙川礫間浄化施設では浄化した水の一部を谷沢川に導水し、等々力渓谷の清流復活に活用している。 Ver.1.0(2021.7)
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