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- [0045] MAZDA AXELA
[0045] MAZDA AXELA
NEXT SPORTS COMPACT
群れを、抜ける。
目指したのは世界。アクセラの開発に挑む私たちの念頭に、日本のコンパクトカー群はありませんでした。ステアリングを握って欲しいのは、クルマに対する成熟した価値観を持つすべての人々。機能を高めるだけでは始まらない。小手先のデザインでは追いつかない。これまでの日本車と決別し、世界のトップクラスを目指すこと以外、私たちの想いに叶うゴールはなかったのです。誰も触れなかった性能。例えば私たちは、「安心速度」というまったく独自の概念を導入しました。速度があるレベルを超えると、ドライバーはエンジン音や車体の振動、コーナリング時の挙動などから、クルマが安定感を失いつつあると感じます。その速度レベル、すなわち「安心速度」が高いほど、ドライバーはさまざまなシーンでゆとりをもって運転を楽しめるのです。しかし、ハンドリング、ブレーキ、エンジンなどの性能を個別に高めるだけで「安心速度」を上げることはできません。要は、全性能をいかに高度にバランスさせるか。テクノロジーというよりむしろアートの領域です。私たちはそれを成し遂げ、アクセラのエキサイティングでかつ安心感に満ちた走りを実現したのです。世界をうならせる個と質。クルマにユニークなデザインを与えることは難しくありません。しかし、一瞬で人を魅了する個性的なデザインと、何度見ても飽きのこないデザインを両立するのは至難の業です。私たちはそれをアクセラに求め、そして実現しました。またクラフトマンシップでは、人間の五感に自然に響く心地よさ、楽しさにこだわり抜きました。なぜ。答えは明白です。単なる奇抜さや思いつきで、世界に通用するクルマを創造することはできないのです。そして期待を超える存在へ。日本車の群れを抜け、人々の期待を超えたマツダの次世代スポーツコンパクト、アクセラ。その価値は、このクルマを目にした瞬間におわかりいただけるはずです。
開発担当者 谷岡 彰 (Akira Tanioka)