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62グランドセイコー ウィークデーター 39石 ゴールドキャップケース 6246-9000
62グランドセイコーウィークデーターのゴールドキャップケース製品。 当アイテムは裏蓋メダリオンがGSではなく獅子のまま発売された初期ロットで、ケース番号も62GSの「6246-9001」に対して「6246-9000」である。 (画像4枚目:裏蓋獅子メダリオン、ケース番号6246-9000) 1966年後半にセイコーマチッククロノメーターの販売継続が困難となり、急遽グランドセイコー基準を設け62GSを発売することとなったが、既に製造済みの獅子メダリオンケースを62GS初期製品にはそのまま使用されている。 (裏蓋獅子→GS移行過渡期の混在は、57グランドセイコーカレンダー、44グランドセイコーゴールドキャップ側でも同様に見られる) 文字盤のロゴはGSに改められているが、文字板記号はセイコーマチッククロノメーターの「6246-9000TAD」のままである。 セイコーの社内ルールに従えば「6246-9001TAD」に変更すべきだったと思料されるが、急遽62GSを販売することになり製造現場も混乱していたのか?。 1966年当時の価格:62グランドセイコー(ウィークデーター付)39石 GC 防水側 革バンド付 44,000円 #seiko #seikomatic #セイコーマチック #機械式腕時計 #自動巻腕時計
6246A 自動巻腕時計 SEIKO:諏訪精工舎セイコーマチックコレクター Mr.K
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62グランドセイコー ウィークデーター 39石 ステンレスケース 黒線入りインデックス文字盤 6245-9010T
1967年春頃から製造が開始された文字盤のインデックス/長短針に黒線が入ったデザインの62GSウィークデーター。 当デザインはウィークデーター6246のみで確認しており、カレンダー6245では未確認。 文字板記号(型番)は、黒線無しの「6246-9000T AD」から黒線あり「6246-9010T AD」に変更となっている。 末尾の「AD」とは、Applique Dialの略称でインデックスの仕上げが銀色の場合はロジウムメッキ、金色はSGP硬質金メッキ仕上げが施されていることを意味する。 1950年代後半に通常仕上げの文字盤との差別化でスペシャルダイヤル(SD)という金無垢インデックスの文字盤が発売された。 通常文字盤と比較して価格が500〜1,000円程度高額な見た目にも高級感が感じられるもので、自動巻一号(インジケーター付き)や手巻マーベル、クロノスなどに採用された。 その後、1963年中頃に光沢/耐久性、製造コストの面で優れたSGP硬質金メッキが実用化されたことからAD文字盤が登場した。 セイコーマチックや、その他のクラウンスペシャルやキングセイコーなどの手巻製品でも当初SD文字盤から1963年後半の発売製品はAD文字盤への変更が行なわれている。 文字盤インデックス/長短針に黒線入りデザインは62セイコーマチックウィークデーターの後期製品(6218-8010、6216-9010)、ロードマーベル36000(5740-8000)などに同様の例が見られ、この頃(1966〜67年)のセイコーデザインのトレンドとなっていた。 1967年当時の価格:62グランドセイコー(ウィークデーター付)39石 SS 防水側 革バンド付 38,000円 #seiko #GrandSeiko #セイコー #グランドセイコー #機械式腕時計 #自動巻腕時計
6246A 自動巻腕時計 SEIKO:諏訪精工舎セイコーマチックコレクター Mr.K
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62グランドセイコー ウィークデーター 39石 ステンレスケース 6246-9001
1967年に発売された記念すべきグランドセイコー初の自動巻製品。 1960年台のセイコーマチック、スポーツマチックなどの登場により自動巻腕時計が普及し、最高級品グランドセイコーの自動巻/カレンダー付き製品の登場が待たれていた。 その一方で1966年末にセイコーマチッククロノメーターのクロノメーター表記が不適当とされ発売が継続不能となり、急遽「グランドセイコー検定基準」を設け、クロノメーターからグランドセイコーへ意匠を変更し、外装デザインはセイコーマチッククロノメーターのまま「グランドセイコー基準合格証明書:CERTIFICATE」を添付して発売された。 (画像7枚目:グランドセイコー基準合格証明書:CERTIFICATE) 新たに設けられた「グランドセイコー検定基準」はセイコーマチッククロノメーター検定基準と比較して「5姿勢の平均日差」、「最大姿勢偏差の範囲」、「温度計数」の3項目がより厳格になり、他の4項目は同等のものだった。 (画像8枚目:世界に誇る<グランドセイコー検定基準>) ケース裏蓋のメダリオンは、既にセイコーマチッククロノメーター6246-9000、6245-9000の獅子メダリオンが準備されていたため、1966年秋頃に製造された初期製品は獅子メダリオンのまま、文字盤表記は「GS」に変更された。 1967年初頭頃から裏蓋GSメダリオンとなる。 1967年当時の価格:62グランドセイコー(ウィークデーター付)39石 SS 防水側 革バンド付 38,000円 #seiko #GrandSeiko #セイコー #グランドセイコー #機械式腕時計 #自動巻腕時計
6246A 自動巻腕時計 SEIKO:諏訪精工舎セイコーマチックコレクター Mr.K
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セイコーマチック クロノメーター ウィークデーター 39石 ステンレスケース 6246-9000
セイコーマチックウィークデーター39石(6216A)をベースに一部専用パーツを使用し、クロノメーター優秀級相当の調整/検査を実施し、セイコーマチックの 、いや、セイコー自動巻腕時計の最上位機種に位置付けた製品。 当ミュージアム・オーナーの一番好きな機種である。 1960年5月に発売された日付なし非防水モデルから始まり、1961年:防水モデル、1962年:日付付きセルフデーター、1963年:日付/曜日付きウィークデーターと進化を遂げて行ったセイコーマチック。 その最終進化型、究極の最高級自動巻腕時計として、精度をメーカーが保証する「クロノメーター検定テスト合格証」を添付し1966年3月に発売された。 裏蓋中央にはクロノメーターの象徴である獅子の紋章(メダリオン)が誇らしげに鎮座し、文字盤、製品タグ、箱に至るまで「Chronometer」の表記がされている。 が、しかし.....この「Chronometer」表記が、スイス、フランス、ドイツによって組織された「国際クロノメーター管理委員会(CICC)」から注意を受けてしまう。 .....”自社検定した製品に「Chronometer」表記を行ってはならない。” (1968年に日本クロノメーター検定協会が発足するまで、日本国内に時計歩度公認検定局は存在しなかった。) そこで、セイコーは当時の最高級腕時計クロノメーター製品群をグランドセイコーブランドの確立として新たに「グランドセイコー検定基準」を設け、方針転換を図る。 ・グランドセイコークロノメーター → GRAND SEIKO GS ・44キングセイコークロノメーター → 44グランドセイコー ・セイコーマチッククロノメーター → 62グランドセイコー ・ライナークロノメーター → 廃番 セイコーマチッククロノメーターは1966年末頃、62グランドセイコーとして想定外の進化を遂げることとなり、発売から1年にも満たない「美人薄命」の末路を迎える。 セイコー社資料:1966年版セイコーウォッチカタログNo2(1966年12月)では、製品名の表記は「グランドセイコー」、写真の文字板表記は「マチッククロノメーター」。1967年版セイコーウォッチカタログNo1では製品名、文字板表記共に「グランドセイコー」となっている。 62GSへの進化の過程で文字盤はCHRONOMETERからGSへ、裏蓋は獅子の紋章からGSメダリオンへ変更されたが、既にクロノメーター6245-9000、6246-9000として製造されていた獅子メダリオンケース外装部品は62グランドセイコーへの移行段階で使用されたため、62GS初期製品は裏蓋が獅子の紋章である。 (裏蓋獅子→GS移行過渡期の混在は、グランドセイコセルフデーター、44グランドセイコーゴールドキャップ側でも同様に見られる) 当ミュージアム・オーナーがこのセイコーマチッククロノメーター6246-9000を一番好きな機種である理由は、自動巻グランドセイコーの登場は時代の趨勢ではあったが、外圧により登場した62グランドセイコーではない当時のセイコーが目指した究極の最高級自動巻の正常進化型CHRONOMETER機であるところ。 もちろん、この6246-9000の完成された文字盤/ケースの外装デザイン、搭載キャリバー6246Aの外見的な魅力は言うまでもないが、上記のレガシー的位置付けによるものが大きい。 1966年当時の価格:6246(ウィークデーター付)39石 SS 防水側 革バンド付 38,000円 #seiko #seikomatic #セイコーマチック #機械式腕時計 #自動巻腕時計
6246A 自動巻腕時計 SEIKO:諏訪精工舎セイコーマチックコレクター Mr.K