ここで逢いましょう/サニーデイ・サービス

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1996年7月5日発売。こちらレコードではありませんがこのシングルは絶対外せない。

「東京」と「愛と笑いの夜」の間にリリースされたシングルですが、オリジナルアルバムには収録されず後にベストなどに入りました。
とにかくラフな演奏と録音の和製クレイジーホースなロックンロール「ここで逢いましょう」と「東京」の美しさの結晶のような世界観から溢れ落ちた、陽だまりのようなポップス「花咲くころ」。

特に表題曲は「最大の失敗作だと言われてる」とは曽我部さんの談ですが、この2曲大好きなファンはきっと多いんじゃないかなぁ。
ライブでの「ここで逢いましょう」はまさに命を燃やすようなジリジリした演奏で、永いアウトロに全てをぶつけてそのまま倒れてしまうんじゃないかって思うぐらいの気迫があります。近年だと「セツナ」とかもそんな感じですよね。

「東京」の雰囲気に近く、小品ながらも実はハッキリA→B→サビとキャッチーな展開だったりする「花咲くころ」が表題だったらもっと売れてたりしたのかもしれませんが、
そんな小さくまとまるような事しないで「ここで逢いましょう」でいっちゃうサニーデイが好きなんです。懐かしのNHK-FM「ミュージックスクエア」で初めて聴いた時は興奮したなあ。
このシングルがアナログになるのもう何年もずっと待ってます。天才小田島氏のジャケもめちゃくちゃカッコいい。

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