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黄玉(トパーズ)
11月の誕生石でもあるトパーズの結晶です。色合い的にはトパーズらしい薄い黄色の結晶で、透明感もあり非常に好きな鉱物標本の一つです(価格は、宝石系鉱物の中では安価なのですが)。ミネラルショップで購入しました。
2016年頃 Topaz Thomas Range, Jaacob Co., Utah, USAluhna-009
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魚眼石
束沸石の母岩に付いた魚眼石のコレクションです。元々は魚の目の輝きに似ているという事から、この名前が付いたようですが、私にはよく分かりません(笑)。魚眼石には色々と種類がありますが、このコレクションはフッ素魚眼石になります。涼しそうな薄い青緑色が非常に鮮やかで、お気に入りの一つです。
2013年頃 Apophyllite (fluorapophyllite) Pashan, Poona, Indialuhna-009
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霰石(アラゴナイト)
仕事で訪れたスロベニアで購入。スロベニアはポストイナ大鍾乳洞を含め多くの鍾乳洞を持つ国のため、このようなアラゴナイトは結構採れるようです。今回のアラゴナイトは一つ一つの結晶の大きさも比較的大きく、全体としての大きさも結構大きいため、アラゴナイト自体のレア度は低いかもしれませんが個人的には非常に気に入っているコレクションです。
2007年頃 Aragonite Slovenijaluhna-009
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霰石(アラゴナイト)
こちらも仕事で訪れたスロベニアで購入。スロベニア産のアラゴナイトは他にも持っていますが、このコレクションが初めてのスロベニア産鉱物になります。個人的には、とてもアラゴナイトっぽい標本で非常に気に入っています。やはり「霰石」ですから、これくらいの大きさの方が霰石っぽいと思うんですよね。
2005年頃 Aragonite Slovenijaluhna-009
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鋼玉(コランダム:ルビー(紅玉))
モース硬度9ですから、ダイヤモンドに次ぐ硬さを持つアルミナの単結晶。そしてその中でもCr3+が固溶し赤く発色した物が、ルビーです。これ以外の色のコランダムは全てサファイヤになります。赤いスピネルとよく似ていますが、こちらはこの鉱物標本でも分かるように六角形形状の結晶のため、鉱物の状態ですと比較的見分けやすいです(六角形がしっかり出ていない鉱物も多いので、油断は禁物ですが…)。この鉱物標本、透明感はあまりないのですが、形状がコランダムの特徴をしっかり反映いるため、私は個人的にとても好きです。
2005年頃 Corundum (Ruby) Khit Ostrov, Karelia, Russialuhna-009
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鋼玉(コランダム:ルビー(紅玉))
これも赤いコランダム(ルビー)の鉱物標本になりまして、結構貴重なアフガニスタン産のルビーです。もう一つのロシア産のコレクションと異なり、パッと見て六角形には見えませんが、歪ではありますが一応六角形の形状を部分的にもっています。また、こちらの方が透明感はありますが、流石に宝石グレード…という訳には行きません。その内、カットしたコレクションも公開したいと思っています(天然鉱物もそうですが、カット石もコレクションしています。)。
1998年頃 Corundum(Ruby) Jagdalek, Afghanistanluhna-009
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銀星石
初めてこの鉱物を見た時、なんだか母岩に張り付いて寄生しているような鉱物だな…と思ったのですが、何度も見ていると結構この形が気に入ってしまい、今ではコレクションケースの前の方に鎮座している鉱物です。私が持っている銀星石は小型ですが、大型の鉱物もあるようでして…その内手に入れたいものです。
2007年頃 Wavellite Arkansas, USAluhna-009
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重晶石
見た目的には、水晶のようにも見えるのですが、水晶とは少し異なり角ばった柱のような結晶です。一塊になっているため、この辺りも水晶とはだいぶ見た目が違いまして、見た目的にも結構面白い鉱物です。これが板状の結晶群になりますと、通称「砂漠のバラ」という鉱物標本になります。
2011年頃 Barite Katanga, Zaïreluhna-009
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辰砂
硫化水銀の鉱物になります。昔はこの赤色を利用して顔料としても使用していました。また現在でも漢方薬の原料として一部使用されているようです。流石に顔料の原料だけあって、非常に鮮やかな赤色をしておりとても綺麗な鉱物です(残念ながら、このコレクションでは一つ一つの結晶が小さすぎ、私の撮影技術ではこれが限界ですが…)。
2009年頃 Cinnabar Cordero mine, McDermitt, Nevada, USAluhna-009
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輝安鉱
輝安鉱というと、愛媛県の市之川鉱山から産出していた大型結晶が有名ですが、非常に細かいこのタイプの輝安鉱も良いな…と思います。このコレクションは、昔ルーマニアに仕事で行った際、首都ブカレストにある国立博物館のミュージアムショップで購入。帰国時、ルーマニアのオトペニ空港(現:アンリ・コアンダ国際空港)の荷物検査で引っ掛りました(笑)。係官には事情を説明して通してもらいましたが、形状がね…武器に見えたのかもしれません。非常に珍しいアンチモンの結晶です。ただ非常に脆い鉱物のため、普段は布で包んで保管しています。
2003年頃 Stibnite Baia Sprie, Romanialuhna-009
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蛍石
鉱物コレクションの王道の一つでもある蛍石。紫外光により励起すると蛍光を示す物もあるのですが、蛍光しないタイプの蛍石も結構あります。この蛍石はイギリス産の良いフルオライトさん。紫外光照射で写真のように鮮やかに蛍光してくれます。元々の色は緑色の蛍石で、結晶の大きさも結構大きいので、お気に入りの一つです。
2003年頃 Fluorite Rogerley mine, Frosterely, Durham, Englandluhna-009
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蛍石
こちらはフランス産の蛍石なのですが、紫外光照射により蛍光してくれない悪いフルオライトさんです。(多分、低圧水銀灯を用いた短波長の紫外光でも蛍光してくれなさそう…。装置自体は持っているので、その内やってみようと思っていますが、低圧水銀灯を動かしますとオゾンも発生してしまうため、換気なども考えるとなかなか実行に移せないのが…。)とはいえ、非常に鮮やかな黄色の蛍石で、形状も美しいため気に入っているコレクションの一つでもあります。
2006年頃 Fluorite Delfinato, Franceluhna-009
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蛍石
こちらも紫外光照射で蛍光してくれない、アメリカ産の悪いフルオライトさんです。とはいえこちらの形状は、天空の城ラピュタの飛行石よろしく正八面体形状。これでもう少し薄い青色だったら…と思わないでもないですが、紫色の蛍石も良いものですね。
2010年頃 Fluorite Cave in Rock, Hardin Co., Illinois, USAluhna-009
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蛍石
これは2000年頃に岐阜県の平岩鉱山のズリ跡から採取してきた蛍石です。平岩鉱山と言えば、やはり蛍石な訳でして、運良くかなり大型の蛍石の採取に成功しました。そしてこの平岩産の蛍石は、紫外光で蛍光してくれる良いフルオライトさんです。また、5枚目の写真でも明らかなのですが、母岩中に薄く入った蛍石成分の部分が層状に発光している様子も見る事が出来、自分で採取してきた…という事もありますが、個人的にかなり気に入っているコレクションの一つです。
2000年頃 Fluorite 岐阜県, 平岩鉱山跡luhna-009
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藍銅鉱(アズライト)
スロベニアで購入してきた藍銅鉱の鉱物標本です。孔雀石(マラカイト)もそうですが、銅の炭酸塩特有の青色系の色が非常に鮮やかで、とても好きな色合いの鉱物の一つです。
2007年頃 Azurite Slovenijaluhna-009