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円谷エンタープライズ キング・ワンダー スタンダードサイズ 当時物
防衛隊の基地を破壊すべく月面に現れた怪獣、キング・ワンダー。 第二クールに入り、それまでの怪獣ともヒューマノイドともつかない、独創的で斬新なデザインラインから、徐々に子供ウケを意識したものへと変わってきたミラーマン怪獣ですが、巻貝を付けたような側頭部に鋏虫状の尻尾、そして月面怪獣らしさをアピールする背面のクレーター等々、様々な意匠が散りばめられたこのキング・ワンダーのビジュアルなどは、まさにその好例といえるのではないでしょうか。以降、スネークキングやペアモンスキングなど、見た目にも判り易い、「ハッタリの効いた」デザインの怪獣が後半にかけて多くなっていくこととなります。 円谷エンタープライズのキング・ワンダー。 ブルマァク版同様、左右の腕が逆のままですが、名匠のセンスが冴え渡っているこの造形はやはり素晴らしいですね。 ちょっと劇中の雰囲気も漂っている濃紺の成型色にゴールドのスプレー彩色にも、月面でミラーマンを苦しめた強敵感が漂っていて、なかなか良い感じです。 #ミラーマン #円谷エンタープライズ #ブルマァク #円谷プロ #ソフビ #怪獣
円谷エンタープライズ スタンダードサイズ ミラーマン 第22話「月面怪獣キング・ワンダーとの死闘」dape_man
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円谷エンタープライズ タイガン スタンダードサイズ 当時物
インベーダーの液体怪物が動物園の象や虎を吸収し、更にはインベーダーのUFOから発射された怪光線を浴びて怪獣化したタイガン。 象の顔にライオンの鬣、虎とシマウマのボディといった具合に、吸収した動物を合成した怪獣ですが、当初のデザインではスーツアクターが二人掛りで操作する重量級の四つ足怪獣になるはずだったとか。それが予算と時間の都合で通常の二足怪獣になったそうですが、如何にも・・・といった四つ足怪獣よりも、決定デザインのほうが神話的なキメラの怪物といった趣きがあって、結果的にはこれで良かったのではないかと思います。 ヒンドゥー教の神様ガネーシャを思わせる、そのユニークなビジュアルで、国内外を問わずコレクター人気の高いタイガン。 稀少性云々もありますが、ソフビのことをよく知らない人でも惹きつけるこの造形は本当に素晴らしいですね。よく見ると結構、思い切ったパーツ分割なのに、それをあまり感じさせない粋なところも気に入っています。 この円プラ版タイガンはビッグアイと同じ赤い成型色。ブルマァク版は上品な感じでしたが、この赤いタイガンは、タイ辺りの怪しい露店で、お土産のガネーシャ像の中に紛れ込んでいても違和感がないような雰囲気です(笑) #ミラーマン #円谷エンタープライズ #ブルマァク #円谷プロ #ソフビ #怪獣
円谷エンタープライズ スタンダードサイズ ミラーマン 第21話「恐怖の液体怪獣タイガン」dape_man
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円谷エンタープライズ スフェノドン(スエルノドン) スタンダードサイズ 当時物
円谷エンタープライズ版のスフェノドンです。 刻印修正で両足を作り直しているのに、名前はスエルノドンのままです(笑) 成型色はカメレゴンと同じ茶色成型。ブルマァク版とは真逆の泥臭い印象ですが、二足歩行の剣竜といった趣きがあり、こちらはこちらで気に入っています。 #ミラーマン #円谷エンタープライズ #ブルマァク #円谷プロ #ソフビ #怪獣
円谷エンタープライズ スタンダードサイズ ミラーマン 第20話「二大怪獣出現 -深海の用心棒-」dape_man
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円谷エンタープライズ ビッグアイ スタンダードサイズ 当時物
インベーダーがS.G.Mの御手洗博士邸に送り込んだ観葉植物が怪獣化したビッグアイ。 植物怪獣らしく全身が葉や蔦で覆われ、真ん中には一つ目が不気味に光っている、どことなく洋物クリーチャーの香り漂う怪獣でしたね。 一つ目といえば東映やピー・プロでは第1次怪獣ブームの頃からお馴染みの怪獣のモチーフですが(じじごら、ガンモンス、バルザス、バクラーなど)、円谷プロでは怪獣デザインを手掛けていた成田亨氏が奇形的なイメージを嫌悪していたことも影響してか、ほとんど存在していませんでした。あえて挙げるならば『ウルトラセブン』に登場したテペトぐらいでしょうか。でも、テペトの一つ目は、いわゆる一般的にイメージされる一つ目モチーフとはちょっと違う感じなので、このビッグアイが本格的な円谷初の一つ目モチーフの怪獣といっていいかも知れませんね。以降、ブラックサタン、グロン、アクマニヤ星人など、ウルトラシリーズのほうでも一つ目モチーフは当たり前になっていきますが、そういう意味ではこのビッグアイがターニングポイントになったともいえるのではないでしょうか。 円谷エンタープライズのビッグアイ。 ブルマァク版はグリーンの塗装面積が多く、まさに植物怪獣といった雰囲気でしたが、この円プラ版では赤い成型色と一つ目の禍々しさの相乗効果により、デモーニッシュな雰囲気が一段と濃厚になった感があります。 #ミラーマン #円谷エンタープライズ #ブルマァク #円谷プロ #ソフビ #怪獣
円谷エンタープライズ スタンダードサイズ ミラーマン 第19話「危機一髪!S.G.M」dape_man
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円谷エンタープライズ カメレゴン スタンダードサイズ 当時物
原子力船を破壊すべく東京湾に現れた怪獣、カメレゴン。 デザイナーの米谷佳晃氏によると、ネーミングには「カメレオン」と「亀」、ダブルミーニングが込められているとのことですが、「カメレオン」モチーフは透明化能力ぐらいで、ビジュアル的には「亀」の甲羅のほうが目立っていた感じですかね。劇中でも、すぐ消えてしまうカメレゴンに業を煮やしたミラーマンが、原油タンクを投げつけ背中の甲羅に黒い原油が付着、透明化しきれなかったその部分をミラーナイフで狙い撃ちされ倒されるのが見せ場となっていました。(この黒い原油だけが浮かび上がる光学合成のシーン、これが秀逸でしたね。今のCGでは得られない、これぞ昭和の円谷特撮という「味」があって実に良かったです) この円谷エンタープライズのカメレゴンは、70年代後半の第3次怪獣ブームの頃にブルマァクの金型を流用して発売された、一連のミラーマン怪獣シリーズの中の一体です。 名匠による造形の素晴らしさと、流通量が少なかったことによる稀少性から、ビッグ5と呼ばれるミラーマン怪獣ソフビ(カメレゴン、ビッグアイ、スフェノドン、タイガン、キング・ワンダー)を中心にラインナップされたこのシリーズは、刻印修正で両足を作り直した為にいずれもブルマァク版より足が細いのが難点ですが、ブルマァク版とは異なる解釈の彩色はまた違った魅力があります。このカメレゴンもピンクが艶やかだったブルマァク版とは打って変わって、渋めのカラーリングになっています。 特徴的な頭部のヒラヒラや、トゲが生えた幾何学模様の甲羅など、地味なようで実は意外に複雑な形状をしているカメレゴンですが、こうして見るとその辺りを実に上手く怪獣ソフビに落とし込んでいるなぁ、と思いますね。 #ミラーマン #円谷エンタープライズ #ブルマァク #円谷プロ #ソフビ #怪獣
円谷エンタープライズ スタンダードサイズ ミラーマン 第17話「罠におちたミラーマン」dape_man