THE CLASH / GIVE'EM ENOUGH ROPE

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ザ・クラッシュ/動乱(獣を野に放て)
2ndアルバム。デビュー作の荒削りな作風に比べ、プロデューサーがハードロック寄りのサンデー・パールマンになったことによりダイナミックでヘヴィな音作りであり、硬派感も感じられる。アメリカを視野に入れておりドライブする楽曲が多いこと特徴。冒頭の「セーフ・ヨーロピアン・ホーム」、「イングリッシュ・シヴィル・ウォー(英国内乱)」、「トミー・ガン」の3連打は聴きごたえ十分で、いつ聴いても心が踊り、拳を突き上げてしまう。8曲目「ステイ・フリー」に彼らのずば抜けた哀愁漂うポップ感を見出すことができ、後の多様な音楽性を感じられる。歌詞には強烈な時代と社会へのアンチテーゼが含まれており、アメリカへ迎合しない姿勢が潔い。

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