史上最難のガレージキット。まさにきんぐぎどら！！

先に紹介したアンギラスに続き、このキングギドラの製作も半年程度掛かりました。

海洋堂さん創成期のノンスケールキット。１９８０年代のもので原型は速見仁司さんです。

リリース当時は国内の怪獣フアン、ガレージキット愛好者を驚かせたという幻の逸品です。

このキットがまたやっかいな代物。初期のガレージキットでヌキがよくないので、胴体に首、足、尻尾があわない・・。３つの頭に首があわない・・。歯がないのでプラ棒で自作・・。尻尾端部のヒダがないので自作・・（泣）。・・まあ、ガレージキットはこんなものかと自分を慰めつつ休日を中心に粛々と作業をおこないまして・・。

キングギドラ　1964

https://muuseo.com/kinggidoko/items/68

kinggidoko

・・最大の難関は翼でして、１枚のプラ版でバキューム製作されているので裏側のパーツは自作しなくてはいけませんでした。またこの翼部分は結構おおきくて、裏表を接着すると反ってしまって、なかなか真っ直ぐにならないんです・・（涙）。夏に着手した翼部分が満足な形に整うまでやり直しを繰り返して、翌年のお正月を過ぎたころにやっと納得の形状に・。胴体に取り付けるのに太めのピアノ線を仕込んで、これを固定。

塗装しながら、首にドールハウスで購入した金髪を植毛（・というか貼り付けですね）。

かくして梅が咲く頃、やっと出来上がりました・・。

着ぐるみオリジナルとはすこし異なる部分はありますが、数あるキングギドラガレージキットの中でも、造形やバランスは一番しっくりくるものになりました。

できの悪い子ほどかわいい・・とはこのことで、こいつを眺めながらのジョニ赤ロックは格別なものですね。

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