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End of a rainbow / Patti Austin
レコードで聴きたいと思って探したけど、これはちょっと無いな!と思って保留していた素晴らしいアルバムです。大人しくCD買えばいいんですけど、このCTIレーベルものはCDじゃ得られないものがあるんです。 だってこのジャケット写真見てください。只事じゃない髪型ですよ(笑)鳥の巣どころじゃありません。この〜木なんの木気になる木♬くらいのインパクトがありますから!やっぱり30cmサイズで楽しまないと、ね。 さてジャケットで遊んだら肝心の中身です。もう1曲目の "Say You Love Me" で完全に「買って良かった〜」と思わせてくれます。で、そこから間髪を容れず2曲目にブリッジする流れに幸せな気持ちになります。う〜ん、Sweet SoulとかLight Mellowとかのキャッチーな言葉で括るのは何だか違う、これぞCTIマジックというやつかも知れません。素晴らしいアルバムだ〜(しつこい) ※あくまでも個人の感想です(笑)
Soul CTI 2022年1月Furuetti
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Powerlight / Earth Wind and Fire
EW&F没落のアルバムと評価される可哀相な作品です。ところがどっこいディスコだソウルだファンクだなんて良く知らなかった中学生は、このパワフルなサウンドに夢中になったのです。 しかもオーディオ的に低音がこれでもか!と入っていて、ウーファーがブルンブルン動くのが目に見える恐ろしきアルバムでサウンドチェックに大活躍してくれる頼もしいやつでした。 さすがに次作のエレクトリックユニバースは、エレクトリック過ぎ!と拒絶しましたが(笑)この創世記/Powerlightは、EW&F最後の輝きとしての名作だと思って聴き続けることでしょう。
Soul CBS SONY 日本Furuetti
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Sweet Beginnings / Marlena Shaw
マリーナ・ショーについては大傑作 "Who is this bitch anyway?" だけ聴けば十分という気持ちもあるのだけど、まあそんな固いこと言わずにこれも聴こうよ、という素敵なsweet soulアルバムがこれです。元々はコンピレーションアルバムのFree Soulに入っていた "Look at me look at you” が入っていることで聴きたくなったのだけど、 アナログ盤を探すと、、、無い。 ちゃんとしたコンディションのが、、、無い。 そもそもレコ活を再開して分かったのは、SoulミュージックのレコードはRockと違って良いコンディションのがとても少ないですね。 それならと、困った時のDiscogs😁US盤でちゃんとしたのあるでしょ?と、そこそこ価格のをオーダーしました。 届いたモノは、ノイズはあるものの、音もナイス👍やっぱりこの辺りの作品はレコードが良いな。 B面からの5曲が最高に気持ち良いです😊
Soul Columbia USAFuruetti
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Love Power Peace - Live at the Olympia, Paris, 1971 / James Brown
別に音楽好きじゃなくても皆が知っているJB。 だけどちゃんと聴いたことのある人は少ないJB。 かく言う僕もその一人じゃないか(笑) いや驚きました、このLIVEアルバムには。他にも名盤目白押しだと思いますが、このワクワク感はone and onlyですね。資料によると71年の録音テープが22年後に発見されて発表されたとか。見つけた人、偉いです! さて内容ですが、意地の悪い人はこう言うかも知れませんね「歌ってねぇじゃね〜か!」と(笑)。確かに言われてみれば「ハッ!」「ン!」「ゲロン」ばかりの曲もありますね。でもそれだけで曲になり、聴衆を圧倒してしまうJB凄すぎませんか?そして何よりバックの演奏が素晴らしいです。コンダクターのJBに合わせてギターもホーンも変幻自在、しかもミスなんて1つもなし。恐るべしJB'sとP-FUNK軍団。 あまりにも濃いキャラと伝説と、良くも悪くも「ゲロッパ」で認知されている(笑)ことから、とっつきにくいミュージシャンなのかも知れませんが、これは聴かないと人生損しますね。いや大袈裟ではなく。いいもの聴きました。
Soul POLYDOR 1992年Furuetti
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Songs in the Key of Life / Stevie Wonder
Key of Lifeをレビューするなんて恐れ多いですが(笑)とにかく「一生に一度は聴かなければ絶対に後悔するシリーズ」には必ず入る傑作です。絶頂期にあったStevieは、このアルバムのために1,000曲書いてそこから選んだとか、とんでもない伝説もありますが、楽曲のクオリティは空前絶後ではないでしょうか?いやほんとに。 クラビネットが最高にHipに聴こえる "Superstition” から、リズムとホーンの掛け合いが見事なインストの "Contusion" からの有名曲と侮るなかれ "Sir Duke" 、久保田利伸が絶賛した "As" や、これを聴けば人種差別なんてアホらしいと分からせてくれる "Black man" などなど、全曲ひとつひとつに感動があります。 さて、今、この2021年に書いておくべきこと。それは、このアルバムが出た1976年から我々は何も変わっていないということ。人種差別や国家間の争いなど無くなるどころか悪い方に加速しているとしか思えません。アルバム冒頭 "Love's in Need of Love Today" でStevieはTVアナウンサーの姿を借りて世界に語りかけます。「今必要なのです」「手遅れになる前に」「憎しみがそこら中に広がっています」「世界が必要としているのは愛なのです」と。 かの三部作を終えてリリースしたこのアルバムは、神が降りてきた作品としか思えません。神がStevieを通じて世界に愛と平和の尊さを説いたギフトだと思います。でも残念ながらそれは一部の人にしか届かず、少しずつ風化して、歴史の中に埋もれ始めているのでしょう。 だからこそ、今、これを聴いて欲しいと心から願います。
Soul MOTOWN 1976年Furuetti
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Togetherness / Sing Like Talking
このアルバムが好きだという人に何度か出会いました。まあ、、珍しいこと(笑)皆さん絶賛です。 アルバム開始がジャンゴラインハルトのサンプリングで「お、Jazz路線か?」と思います。そして「音、ちっちゃいか?」とボリュームを上げましたが、それは間違いでした。くれぐれもお気をつけを。 めくるめくファンクとの邂逅、そしてEW&Fかと思わせる強かなキャッチーさ。ここまでやるかSLT!というサウンドがこれでもかと繰り出されますのでちょい聴きなんてありえませんが、センチな気分なら "My Eye's on You" を聴いてみて下さい。グッと来ますよ!
POPS Rock Soul ファンハウスFuruetti
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Live / Donny Hathaway
何でもかんでも激賞すれば良いってもんじゃあないと思いますが、これを褒めずに何を褒めろと言うのでしょうか? 僕の話に出てくるサラリーマン駆け出しの頃の先輩が「音楽バカ(褒めてます)」だったので、色々と教えを乞うことがあり、この全人類の宝物であるアルバム体験は、飲み会の帰りに皆んなで先輩の家に転がり込み、そこでいつものように飲み過ぎの先輩がニヤニヤしながら掛けてくれたレコードがこれだった、と僕の脳内メモリに記憶されています。「史上最高のライブアルバムだぜ」と先輩はノタマワリました。ええ、お陰様で僕も同じセリフを言いながら生きてきましたよ(笑) The Ghettoではパッションの爆発が体験できます。エレピも凄いです。Phil Upchurchのギターが聴けるのが嬉しいです。33歳の若さでこの世を去ったDonny Hathawayですが、この作品を通して世界中の悲しみの中にいる人々を励ましていると思います。
Soul Atco 1972年Furuetti
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Who is this bitch, anyway? / Marlena Shaw
一家に一枚は必須の、全音楽ジャンルを超越した傑作アルバムです。ただしジャケットは夜に一人で見ない方が良いです。間違いなくトイレに行けなくなりますから(笑) このアルバムを知ったのは20代前半のサラリーマン駆け出しの頃、2次会で行った渋谷のロック喫茶でかかっていたレコードに、同席の皆が「これは誰だ?」となり、一番下っ端の僕がマスターに聞きに行ったのです。「先輩!マリーナショーと言うらしいです。」と言った翌日に、その先輩はCD買ってました(笑)で、もちろん僕も買いに走り、レーベルがBlue Noteであることに「大人の階段登る〜♪」な気分になり、中毒になりました。 何かいいのないか?と聞かれるたびにこれを勧めますが、あまり買ってもらってないようです(笑)やっぱりジャケット写真が怖すぎるのかな〜、ま、いいけど。中身のレビューは沢山の音楽好きが至る所で書いているのでど素人の僕が書かなくても良いのですが、このアルバムで聴ける歌伴としてのDavid T. Walkerは最高です!とだけ言わせて下さい。
JAZZ POPS Soul BLUE NOTEFuruetti