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Richard Thompson / Front Parlour Ballads
(2005年) リチャード・トンプソンの弾き語りを堪能できるアルバム。トンプソンの演奏とパーカッションだけで、録音されている。 イギリス人ならではのメロディー・ラインと空気感が詰まっているようだ。 ちょっと休みたい時に聴いてるアルバム。 《songlist》 01. Let It Blow 02. For Whose Sake? 03. Miss Patsy 04. Old Thames Side 05. How Does Your Garden Grow? 06. My Soul, My Soul 07. Cressida 08. Row, Boys, Row 09. The Boys of Mutton Street 10. Precious One 11. A Solitary Life 12. Should I Betray? 13. When We Were Boys at School
The Old Kit Bag Sweet Warriork-69
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Elvis Costello & the Imposters / The Delivery Man
(2004年) コステロの代表的なアルバムと言えば、決してこのアルバムでは無い。大多数の人は初期のアルバム群の中から選ぶと思う。 自分でもなぜこのアルバムを良く聴いているのか考えた…好きな曲がたくさんあるからかな。スピード感溢れる曲、ポップで元気になれる曲。“うたうたい”としてのコステロを味わえる曲などなど。 提供した2曲のセルフ・カヴァーがあり、“Either Side Of The Same Town”はジェリー・ラゴヴォイと書いた曲で、ハワード・テイトの2003年のアルバム“Rediscovered”で歌われている。“The Judgement”はソロモン・バークの2002年のアルバム“Don't Give Up on Me”で歌われている。オリジナルに引けを取らないコステロの歌唱力に注目したい? 《songlist》 01. Button My Lip 02. Country Darkness 03. There's a Story in Your Voice 04. Either Side of the Same Town 05. Bedlam 06. The Delivery Man 07. Monkey to Man 08. Nothing Clings Like Ivy 09. The Name of This Thing Is Not Love 10. Heart Shaped Bruise 11. She's Pulling Out the Pin 12. Needle Time 13. The Judgment 14. The Scarlet Tide
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Neil Young / Harvest Moon (ORS 25)
(1992年) ココロが折れかけた時に聴くアルバム。 このアルバムは1972年に発表された“Harvest”とほぼ同じメンバーで録音された。20年振りの再会だ。 優しげに歌うヤングと仲間たち。レコーディングの様子が、目に浮かぶような気がする。 荒々しくエレキギターを弾く姿も好きだが、繊細に歌うヤングの方が好きだ。 《songlist》 01. Unknown Legend 02. From Hank to Hendrix 03. You and Me 04. Harvest Moon 05. War of Man 06. One of These Days 07. Such a Woman 08. Old King 09. Dreamin' Man 10. Natural Beauty
Ragged Glory Sleeps with Angels Reprise Recordsk-69
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Punch Brothers / The Phosphorescent Blues
(2015) パンチ・ブラザース2年振りの新作は、T-ボーン・バーネットをプロデューサーに迎えて製作された。 マンドリン、フィドル、バンジョーといった楽器を使い、ブルーグラスの領域を超えた演奏で楽しませてくれる。 日本ではカントリーの売り場(オヤジのジャンル)に並んでいるのが残念な内容だと思う。 《songlist》 01. Familiarity 02. Julep 03. Suite Bergamasque: Passepied 04. I Blew It Off 05. Magnet 06. My Oh My 07. Boll Weevil 08. Prélude in C Sharp Minor, Op. 22: No. 2 09. Forgotten 10. Between 1st and A 11. Little Lights
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Bob Dylan / Shadows in the Night
(2015) 新作は「ボブ・ディランがフランク・シナトラを歌う」と言うニュースを聞いてビックリした…。 実際、聴いてみると感動こそ無いが、シナトラとは正反対のダミ声、過度なオーケストラでは無くギター・コンボでの演奏など、ディランの味はしっかり出ている気がした。シナトラに似せるのではない所が嬉しかったりする。 このアルバムを聴いて、シナトラを聴くも良し、ディランの深い世界にハマるも良し…って感じがする。 “Autumn Leaves”は必聴かも。 《songlist》 01. I'm a Fool to Want You 02. The Night We Called It a Day 03. Stay With me 04. Autumn Leaves 05. Why Try to Change Me Now 06. Some Enchanted Evening 07. Full Moon and Empty Arms 08. Where Are You? 09. What'll I Do 10. That Lucky Old Sun
Tempest Fallen Angelsk-69
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Pops Staples / Don't Lose This
(2015年) ザ・ステイプル・シンガーズのポップス・ステイプルズ(1915-2000)の未完成だった曲に、新たな息吹を吹き込んでアルバムとして発表された。 父親に託されたテープを娘のメイヴィスが、自分のアルバムをプロデュースしたジェフ・トゥイーディーに依頼したことで陽の目を見た。 後付けで音を足しているとは思えないのがスゴい。 ザ・ステイプル・シンガーズのような曲もある。 哀悼…。 《songlist》 01. Somebody Was Watching 02. Sweet Home 03. No News Is Good News 04. Love on My Side 05. Friendship 06. Nobody's Fault But Mine 07. The Lady's Letter 08. Better Home 09. Will the Circle Be Unbroken 10. Gotta Serve Somebody
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Diana Krall / Wallflower
(2015) エルヴィス・コステロの奥方で、双子の母親。そして、ジャズ・ヴォーカリスト。 クラール自身が選曲したロック・スタンダードに加え、ポール・マッカートニーの書き下ろしを加えた内容。日本でも有名な曲が多いので、聴いていて楽しめるのが良い。 アルバム・タイトルの“Wallflower”はボブ・ディランの名曲。 プロデューサーは、あのデヴィッド・フォスターである。 《songlist》 01. California Dreamin' 02. Désperado 03. Superstar 04. Alone Again (Naturally) 05. Wallflower 06. If I Take You Home Tonight 07. I Can't Tell You Why 08. Sorry Seems to Be the Hardest Word 09. Operator (That's Not the Way It Feels) 10. I'm Not In Love 11. Feels Like Home 12. Don't Dream It's Over
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The Verbs / Cover Story
(2015) セッション・ドラマーやプロデューサーとして有名なスティーヴ・ジョーダン(Dr)と、その妻のミーガン・ヴォス(Vo, G)を中心とした夫婦バンド。このアルバムでは奥田民生とウィリー・ウィークス(B)を含む4人で録音している。 本作では、有名な曲からマニアックな曲のカヴァーとなっている。個人的には“I Saw The Light”がいちばん良かった。“Have You Ever Seen the Rain”を女性のヴォーカルで聴けるのも楽しい。 演奏も選曲も言うことなしなので、次のアルバムを出して欲しい。 《songlist》 01. Till the End of the Day 02. Baby Blue 03. Black is Black 04. Easy Now 05. United We Stand 06. Glad All Over 07. I Saw the Light 08. You Showed Me 09. Have You Ever Seen the Rain 10. I'm Not Lisa
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Bettye LaVette / Worthy
(2015) ソウル・レジェンドのベティー・ラヴェットの新作は、再びジョー・ヘンリーのプロデュースとなった。 ヘンリーの書き下ろしや、レノン=マッカートニー、ジャガー=リチャーズ、ボブ・ディランの地味な曲のカヴァーもある。 ここ数年のラヴェットの新作は欠かさず聴いているが、安定した高いレベルの内容だ。特にこのアルバムは、ヘンリーの音作りが際立って良いので、ラヴェットは安心して歌っている気がする。 《songlist》 01. Unbelievable 02. When I Was a Young Girl 03. Bless Us All 04. Stop 05. Undamned 06. Complicated 07. Where a Life Goes 08. Just Between You and Me and the Wall, You're a Fool 09. Wait 10. Step Away 11. Worthy
Thankful N’ Thoughtfulk-69
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Mark Knopfler / Tracker
(2015) 約3年のスパンでコンスタントにソロ・アルバムをリリースしている、元ダイアー・ストレイツのマーク・ノップラーの8枚目のアルバム。 ジャケのような広い農地で聴いたら良いと思える、音の広がりとメロディー・ラインだ。聴いていると温かい気持ちになれる。 このアルバムでは、ダイアー・ストレイツの盟友ガイ・フレッチャーと共同プロデュースをしている。 《songlist》 01. Laughs and Jokes and Drinks and Smokes 02. Basil 03. River Towns 04. Skydiver 05. Mighty Man 06. Broken Bones 07. Long Cool Girl 08. Lights of Taormina 09. Silver Eagle 10. Beryl 11. Wherever I Go
Get Luckyk-69
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Van Morrison / Duets: Re-Working The Catalogue
(2015) 今年の8月31日の誕生日で70歳になるとは思えないパワフルな歌声を聴かせてくれる、ヴァン・モリソンの新作は、今まで発表してきた曲のセルフ・カヴァー。それも単なるカヴァーでは無く、タイトルにある通りデュエットになっている。 プロデューサーの名前にドン・ワズを見つけた時点で内容に間違えは無いのだが、パートナーに選ばれた人選、音作りは流石である。同世代を生きてきた人たちから若手まで、いろんな層にモリソンの書いてきた曲、歌声を聴いて欲しいと思ったのかもしれない。 音楽って、こういった感じで伝承されていくと良いな…と思えたアルバムだ。 《songlist》 01. Some Peace of Mind [feat. Bobby Womack] 02. If I Ever Needed Someone [feat. Mavis Staples] 03. Higher than the World [feat. George Benson] 04. Wild Honey [feat. Joss Stone] 05. Whatever Happened to P.J. Proby [feat. PJ Proby] 06. Carrying a Torch [feat. Clare Teal] 07. The Eternal Kansas City [feat. Gregory Porter] 08. Streets of Arklow [feat. Mick Hucknall] 09. These are the Days [feat. Natalie Cole] 10. Get on with the Show [feat. Georgie Fame] 11. Rough God Goes Riding [feat. Shana Morrison] 12. Fire in the Belly [feat. Steve Winwood] 13. Born to Sing [feat. Chris Farlowe] 14. Irish Heartbeat [feat. Mark Knopfler] 15. Real Real Gone [feat. Michael Bublé] 16. How Can a Poor Boy? [feat. Taj Mahal]
Born To Sings: Plan B Keep Me Singingk-69
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Striking Matches / Nothing But Silence
(2015) ミュージシャンの情報が全く無くアルバムを買うときがある。このアルバムがそうだった。なぜ買ったかと言うと、プロデューサーの名前にT-ボーン・バーネットを見つけたからだ。他にもプロデューサーの名前だけで買えるアルバムはあるが、バーネットはハズレがまず無い。 で、このアルバムは男女のデュオのヴォーカルのバンド。シンプルなバンド・サウンドに、切ないメロディーがたまら無く良い。個人的にはちゃんと紹介したら、日本でも人気が上がると思う。 残念なことに、渋谷にある輸入盤を扱う大手のCD屋ではロックのフロアには無い…。国内盤も出て無い…。 《songlist》 01. Trouble Is as Trouble Does 02. Make a Liar Out of Me 03. Nothing But the Silence 04. Hanging on a Lie 05. Never Gonna Love Again 06. When the Right One Comes Along 07. What a Broken Heart Feels Like 08. Miss Me More 09. Like Lovers 10. Missing You Tonight 11. God and You
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Ron Sexsmith / Carousel One
(2015) ちょっと前からYouTubeで、古い曲のカヴァーを歌っているので気になっていたが、新譜をリリースした。 デヴュー当初から何枚かはアルバムを聴いていたが、フェード・アウトしてしまっていた。10年振りに聴いたが、このアルバムは良いと思った。 ハート・ウォーミングなメロディーと声…歌が上手くなった?感じもする。 聴いていなかった期間があることを反省しながら、このアルバムをじっくり聴いている…。 《songlist》 01. Sure as the Sky 02. Saint Bernard 03. Loving You 04. Before the Light Is Gone 05. Lucky Penny 06. Getaway Car 07. Nothing Feels the Same Anymore 08. Sun's Coming Out 09. Lord Knows 10. All Our Tomorrows 11. No One 12. Can't Get My Act Together 13. Tumbling Sky 14. Many Times 15. The Other Side 16. Is Anybody Going to San Antone
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Robben Ford / Into the Sun
(2015) CD屋に買いに行ったときに、どこのコーナーに探しに行ったら良いか分からない時がある。そんな一人。 ほとんどのお店では、フュージョン・ギタリストとして活躍していたから、ジャズのコーナーに並んでいる。しかし、ここ数年のアルバムは、ブルースというか、ロック・アルバムと言っても良いと思える内容だ。 本作でも、バリバリにギターを弾いて、歌っている。青空の下で車を走らせながら聴くのが、いちばん相応しい感じだ。 《songlist》 01. Rose of Sharon 02. Day of the Planets 03. Howlin' at the Moon 04. Rainbow Cover 05. Justified 06. Breath of Me 07. High Heels and Throwing Things 08. Cause of War 09. So Long 4 U 10. Same Train 11. Stone Cold Heaven
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Brian Wilson / No Pier Pressure
(2015) 7年振りの待望の新作。なんの情報が無くても、安心してアルバムを聴くことができる。 共同プロデューサーにジョー・トーマスを迎えてのレコーディングは、ビーチ・ボーイズが2012年に発表した“That's Why God Made The Radio”に続いてとなる。 豪華なゲストと作り上げたアルバムは、音の重なり具合やコーラス・ワークと、どこを切ってもウィルソン・マジック満載の内容になっている。 幸せな気分になれるアルバム。 《songlist》 01. This Beautiful Day 02. Runaway Dancer 03. Whatever Happened 04. On the Island 05. Half Moon Bay 06. Our Special Love 07. The Right Time 08. Guess You Had to Be There 09. Tell Me Why 10. Sail Away 11. One Kind of Love 12. Saturday Night
In the Key of Disneyk-69