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Go! Go! Radio Days -Winter-
(2018) 大瀧詠一が1975年〜1983年にラジオ関東とTBSラジオでDJを行なっていた“ゴー!ゴー!ナイアガラ”で流れた曲を集めた企画アルバム。 第3弾として冬をテーマにした曲を20曲づつ、3枚のディスクに収録した計60曲を聴くことが出来るお買い得なボックスとなっている。
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Status Quo / 1+9+8+2
(1982) 1975年のアルバム“Blue for You”から約6年ぶりとなる全英チャートで1位となった、ステイタス・クォーのセルフ・プロデュースによる15枚目のアルバム。 このアルバムでは、バンドの前身となる“ザ・スペクターズ”から参加しているドラムのジョン・コーランが脱退し、ピート・カーチャーが加入している。さらに、前作でゲスト参加していたキーボードのアンディ・ボウンが正式に加入して、ステイタス・クォーは1970年のアルバム“Ma Kelly's Greasy Spoon”以来の5人編成のバンドに生まれ変わった。 ステイタス・クォーらしいチャキチャキのサウンドが相変わらずいい感じだが、若干ポップな印象を受けたりする。これは好き嫌いが出ると思うが個人的には問題ない範囲で、むしろこの軽さを感じる音作りがいい。 アルバム・タイトルの数を合計すると20となるが、アラン・ランカスターとフランシス・ロッシが出会って20年という記念すべき数字でもある。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. She Don't Fool Me 02. Young Pretender 03. Get Out And Walk 04. Jealousy 05. I Love Rock And Roll 06. Resurrection 07. Dear John 08. Doesn't Matter 09. I Want The World To Know 10. I Should Have Known 11. Big Man
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Lulu / Melody Fair
(1970) 前作に引き続きアリフ・マーディン、ジェリー・ウェクスラー、トム・ダウトのプロデュースで録音された、ルルのアトコ・レコードでの2枚目のアルバム。 このアルバムではザ・ディキシー・フライヤーズとザ・メンフィス・ホーンズの演奏で、コーラスがザ・スウィート・インスピレーションズと前作に負けず劣らずの布陣でサポートしている。 レノン=マッカートニーの“Good Day Sunshine”で始まり、リーバー=ストーラーの“Saved”で終わる全12曲となっている。 その中では個人的に大好きな“Melody Fair”がやっぱりいい。他にもランディ・ニューマンの“Vine Street”ではジム・ディッキンソンのピアノがいい感じとなっていて、コーラス・ワークも素敵である。 アトランティック・レコードとの関係はこのアルバムまでなのが残念としか言いようが無い。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Good Day Sunshine 02. After The Feeling Is Gone 03. I Don't Care Anymore 04. (Don't Go) Please Stay 05. Melody Fair 06. Take Good Care Of Yourself 07. Vine Street 08. Move To My Rhythm 09. To The Other Woman (I'm The Other Woman) 10. Hum A Song (From Your Heart) 11. Sweet Memories 12. Saved
ATCO Recordsk-69
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Lulu / New Routes
(1970) ルルがマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオで録音したアルバム。アリフ・マーディン、ジェリー・ウェクスラー、トム・ダウトのプロデュース。 アトランティック・レコードの重鎮たちのサポートと、マッスル・ショールズの強者たちに支えられたこのアルバムは、そのプレッシャーを感じられないルルの歌声がストレートに届いてくる感じがする。 シングルで先行リリースされた“Oh Me Oh My (I'm a Fool for You Baby)”は全米チャートで22位となり、後にアレサ・フランクリンにカヴァーされた。 当時、婚姻関係にあったモーリス・ギブのビージーズの曲を2曲、デイヴ・メイソンの“Feelin' Alright”、ジェリー・ジェフ・ウォーカーの“Mr. Bojangles”を歌っている。 デュアン・オールマンが4曲で参加しているが、“Dirty Old Man”での演奏が素敵過ぎる。ルルの歌声を強烈なフレーズで支えているが、それに負けないルルの歌声もいい。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Marley Purt Drive 02. In The Morning 03. People In Love 04. After All (I Live My Life) 05. Feelin' Alright 06. Dirty Old Man 07. Oh Me Oh My (I'm A Fool For You Baby) 08. Is That You Love 09. Mr. Bojangles 10. Where's Eddie 11. Sweep Around Your Own Back Door
ATCO Recordsk-69
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Jeff Tweedy / Warm
(2018) セルフ・カヴァーとなった前作から間をおかずにリリースされた、ウィルコのジェフ・トゥイーディーのセルフ・プロデュースによる2ndアルバム。 スペンサーとサミーの2人の息子とグレン・コッチェ、アヴァ・ブレナンが参加しているが、ドラムのスペンサー以外はゲスト的な感じでの参加となっている。ジェフがいろんな楽器の演奏が出来るので仕方のない事だと思う。 内容はソロだからといって冒険をしているわけでもなく、今までジェフが生み出してきた音楽の延長線上にある。 “I Know What It's Like”がお気に入りとなったが、この曲はミュージック・ビデオが作られていた。まんまとジェフの作戦にハマっていることに気づいた。 ジェフの演奏している楽器のバランスが良く、欲しいところに音があるような感じがする。収録時間が40分と短い感じもするが、濃い内容で聴きごたえがある。 残念なのは、国内盤がリリースされていないので注目度が低いことかもしれない。まぁ…知ってる人や興味のある人だけ買って欲しい気もするので、返って良いかもしれないけれど…。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Bombs Above 02. Some Birds 03. Don't Forget 04. How Hard It Is For A Desert To Die 05. Let's Go Rain 06. From Far Away 07. I Know What It's Like 08. Having Been Is No Way To Be 09. The Red Brick 10. Warm (When The Sun Has Died) 11. How Will I Find You?
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John Mellencamp / Other People's Stuff
(2018) ジョン・メレンキャンプの新作と思って買ったら、過去にリリースした曲を集めた編集盤だった。しかし、自身がカヴァーしたアメリカン・ソングというテーマを持ったものとなっている。 いちばん古いのが1983年のアルバム“Human Wheels”からの“To The River”で、いちばん新しいのが2017年のアルバム“Sad Clowns & Hillbillies”からの“Mobile Blue”となっている。 “Eyes on the Prize”は、オバマ政権時代の2010年にホワイト・ハウスで開かれた市民権運動の記念イベントで披露されていた曲。2本のギターをバックに曲の持つ力強さを感じさせる歌声を披露している。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. To The River 02. Gambling Bar Room Blues 03. Teardrops Will Fall 04. In My Time Of Dying 05. Mobile Blue 06. Eyes On The Prize 07. Dark As A Dungeon 08. Stones In My Passway 09. Wreck Of The Old 97 10. I Don’t Know Why I Love You
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Mark Knopfler / Down the Road Wherever
(2018) 約3年ぶりとなる、マーク・ノップラーの9枚目のアルバム。ノップラーとガイ・フレッチャーのプロデュース。 約3年というスパンでのリリースが続いていたので、楽しみにしていたがなかなかリリースされずに、11月にようやくリリースとなった。 ギタリストのアルバムって内容がいい。ヴォーカリストとしては微妙だろうが、呟くように歌う感じと、ちょっとしたフレーズのフィンガー・ピッキングが混ざり合って暖かさを感じる。 どの季節にも合うだろうが、寒いこの季節がイチバンぴったりだと思う。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Trapper Man 02. Back On The Dance Floor 03. Nobody's Child 04. Just A Boy Away From Home 05. When You Leave 06. Good On You Son 07. My Bacon Roll 08. Nobody Does That 09. Drovers' Road 10. One Song At A Time 11. Floating Away 12. Slow Learner 13. Heavy Up 14. Matchstick Man
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Bryan Ferry / Bitter-Sweet
(2018) 約4年ぶりとなるブライアン・フェリーの16枚目のアルバム。フェリーとレット・デイヴィーズのプロデュース。 このアルバムは2012年にリリースされたアルバム“The Jazz Age”の続編と言えるだろう。1920年代を模したサウンドに乗せて、ロキシー・ミュージックやソロの曲をリメイクしている。 前作と異なるのは8曲でフェリーが歌っていることだ。やはりヴォーカルがあると無いとでは、大きく違ってくる気がしている。 2019年の来日公演は東京分はソールド・アウトとなっているが、どんな感じのステージになるのかが楽しみだ。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Alphaville 02. Reason Or Rhyme 03. Sign Of The Times 04. New Town 05. Limbo 06. Bitter-Sweet 07. Dance Away 08. Zamba 09. Sea Breezes 10. While My Heart Is Still Beating 11. Bitters End 12. Chance Meeting 13. Boys And Girls
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Van Morrison / The Prophet Speaks
(2018) 昨年に続いて年に2枚のハイ・ペースでアルバムをリリースしている、ヴァン・モリソンの記念すべき40枚目のアルバム。モリソンとジョーイ・デフランセスコのプロデュース。 収録曲は全14曲で、新曲が6曲とカヴァーが8曲となっている。カヴァーではサム・クックやソロモン・バークと言った、今までは歌ってこなかったタイプの曲を歌っている。 ジョーイ・デフランセスコという新たなキーボーディストとの演奏が、楽しくてしょうがない感じがうかがえる気がする。ここ数年アナログ1枚分の収録時間で終わってしまうものが多いが、69分とアナログ2枚分たっぷりと収録している。それでも飽きずに聴くことが出来るのは、長年のキャリアとバンドとの信頼感が生み出す空気感だと思える。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Gonna Send You Back To Where I Got You From 02. Dimples 03. Got To Go Where The Love Is 04. Laughin And Clownin 05. 5 Am Greenwich Mean Time 06. Gotta Get You Off My Mind 07. Teardrops 08. I Love The Life I Live 09. Worried Blues / Rollin And Tumblin 10. Ain't Gonna Moan No More 11. Love Is A Five Letter Word 12. Love Is Hard Work 13. Spirit Will Provide 14. The Prophet Speaks
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Chic / The Chic Organization 1977-1979
(2018) シックの1977年から1979年の間にリリースされたデビュー・アルバム“Chic”、続く“C'est Chic”3枚目の“Risque”と、シスター・スレッジのアルバム“We Are Family”、さらに7インチ&12インチ・ヴァージョンのシングルをまとめたボーナス・ディスク“Original ’77-’79 Remixes and Edits”の5枚組のボックス・セット。 エグゼクティブ・プロデューサーとしてナイル・ロジャースが監修し、アビーロード・スタジオでマイルス・ショウェルのもとリマスタリングが行われた。 個人的にはリマスタリングによって音の輪郭がハッキリして音圧が上がることが好きなので、待ちに待ったボックス・セットだ。 シスター・スレッジのアルバムも入っているのはかなりお得感がある。そのため80年代のアルバムは漏れたが、第2弾があると期待している。 80年代に大活躍となったナイル・ロジャースの魅力を味わえるボックス・セットであるのは間違いない。 《songlist》 disc: 1 Chic (1977) / Chic disc: 2 C’est Chic (1978) / Chic disc: 3 We Are Family (1979) / Sister Sledge disc: 4 Risqué (1979) / Chic disc: 5 Original ’77-’79 Remixes & Edits 01. Dance, Dance, Dance (Yowsah, Yowsah, Yowsah) (7” Edit) 02. Everybody Dance (12" Mix) 03. You Can Get By (7" Edit) 04. Everybody Dance (7" Edit) 05. Le Freak (7" Edit) 06. I Want Your Love (7" Edit) 07. Good Times (7" Edit) 08. My Forbidden Lover (7" Edit) 09. My Forbidden Lover (12" Mix) 10. My Feet Keep Dancing (7" Edit)
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David Bowie / Loving the Alien (1983-1988)
(2018) デヴィッド・ボウイが世界的なスターとなった80年代のアルバム“Let's Dance”、“Tonight”、“Never Let Me Down”の3枚のアルバムにライヴ音源とリミックス音源、レアな音源を盛り込んだ、全11枚のCDボックス・セット。 当初は10月にリリース予定だったのが、12月のリリースと待ちに待たされた感じだが、その分期待は膨らみ放題となった。 オリジナル・アルバムは2018リマスターとなっていて、1983年の“Serious Moonlight Tour”と1987年の“Glass Spider Tour”のモントリオールでのライヴはノリに乗ったボウイを聴くことが出来る。 今回の目玉は“Never Let Me Down 2018”だろう。もともとは“Time Will Crawl”のリミックスにスターリン・キャンベルのドラムの音とストリングスを追加した仕上がりにボウイが好感触を得たことからアルバム全体をやり直すことになったようだ。 と、かなり簡単に書いてみたがまだまだ奥が深いボックス・セットとなっている。 オリジナル・アルバムを持っていても、買っておきたいボウイのボックス・セットのひとつ。 《songlist》 disc: 1 / Let's Dance (2018 remaster) disc: 2 & 3 / Serious Moonlight (Live '83) disc: 2 01. Look Back In Anger 02. “Heroes” 03. What In The World 04. Golden Years 05. Fashion 06. Let’s Dance 07. Breaking Glass 08. Life On Mars? 09. Sorrow 10. Cat People (Putting Out Fire) 11. China Girl 12. Scary Monsters (And Super Creeps) 13. Rebel Rebel disc: 3 01. White Light / White Heat 02. Station To Station 03. Cracked Actor 04. Ashes To Ashes 05. Space Oddity / Band Introduction 06. Young Americans 07. Fame 08. Modern Love disc: 4 / Tonight (2018 remaster) disc: 5 / Never Let Me Down (2018 remaster) disc: 6 / Never Let Me Down 2018 disc: 7 & 8 / Glass Spider (Live Montreal '87) disc: 7 01. Up The Hill Backwards 02. Glass Spider 03. Day-In Day-Out 04. Bang Bang 05. Absolute Beginners 06. Loving The Alien 07. China Girl 08. Rebel Rebel 09. Fashion 10. Scary Monsters (And Super Creeps) 11. All The Madmen 12. Never Let Me Down disc: 8 01. Big Brother 02. ‘87 And Cry 03. “Heroes” 04. Sons Of The Silent Age 05. Time Will Crawl / Band Introduction 06. Young Americans 07. Beat Of Your Drum 08. The Jean Genie 09. Let’s Dance 10. Fame 11. Time 12. Blue Jean 13. Modern Love disc: 9 / Dance 01. Shake It (Re-mix AKA Long Version) 02. Blue Jean (Extended Dance Mix) 03. Dancing With The Big Boys (Extended Dance Mix) 04. Tonight (Vocal Dance Mix) 05. Don’t Look Down (Extended Dance Mix) 06. Loving The Alien (Extended Dub Mix) 07. Tumble And Twirl (Extended Dance Mix) 08. Underground (Extended Dance Mix) 09. Day-In Day-Out (Groucho Mix) 10. Time Will Crawl (Dance Crew Mix) 11. Shining Star (Makin’ My Love) (12” Mix) 12. Never Let Me Down (Dub / Acapella) disc: 10&11 / Re:Call 4 (remastered tracks) disc: 10 01. Let’s Dance (Single Version) 02. China Girl (Single Version) 03. Modern Love (Single Version) 04. This Is Not America (The Theme From ‘The Falcon And The Snowman’) 05. Loving The Alien (Re-mixed Version) 06. Don’t Look Down (Re-mixed Version) 07. Dancing In The Street (Clearmountain Mix) 08. Absolute Beginners 09. That’s Motivation 10. Volare 11. Labyrinth Opening Titles / Underground 12. Magic Dance 13. As The World Falls Down 14. Within You 15. Underground disc: 11 01. When The Wind Blows (Single Version) 02. Day-In Day-Out (Single Version) 03. Julie 04. Beat Of Your Drum (Vinyl Album Edit) 05. Glass Spider (Vinyl Album Edit) 06. Shining Star (Makin’ My Love) (Vinyl Album Edit) 07. New York’s In Love (Vinyl Album Edit) 08. ‘87 And Cry (Vinyl Album Edit) 09. Bang Bang (Vinyl Album Edit) 10. Time Will Crawl (Single Version) 11. Girls (Extended Edit) 12. Never Let Me Down (7” Remix Edit) 13. Bang Bang (Live – Promotional Mix) 14. Tonight (Live) 15. Let’s Dance (Live)
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Carpenters with the Royal Philharmonic Orchestra
(2018) ザ・ビーチボーイズ、バディ・ホリーに続いて、“with the Royal Philharmonic Orchestra”のシリーズに新たにカーペンターズが名を連ねた。 リチャードの来日もあって話題となったが、個人的には微妙なものとなった。今まではドン・リードマンとニック・パトリックのコンビがファン目線で曲を選びスコアを足していたが、今回はリチャード・カーペンターがコンダクターとしてタクトを振り、プロデュースとアレンジを行なっているからだ。そうなると、カーペンターズの“リメイク・アルバム”って感じになり、新しい空気感はない気がしてしまう。聴いてみると確かにいい仕上がりだが、期待を上回る感じではなかった。 まぁ、深い思い入れがないからそう感じるのかもしれない。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Overture 02. Yesterday Once More 03. Hurting Each Other 04. I Need To Be In Love 05. For All We Know 06. Touch Me When We're Dancing 07. I Believe You 08. I Just Fall In Love Again 09. Merry Christmas, Darling 10. Baby It's You 11. (They Long To Be) Close To You 12. Superstar 13. Rainy Days And Mondays 14. This Masquerade 15. Ticket To Ride 16. Goodbye To Love 17. Top Of The World 18. We've Only Just Begun
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Volume 07: Songs for Judy
(2018) ニール・ヤングの“アーカイヴ・シリーズ”の第8弾は、ヤングのレーベル“Shakey Pictures Records”からリリースされたライヴ・アルバム。 このアルバムでは、1976年の10月23日から始まったクレイジー・ホースとの“1976 US Tour”から、ヤングのソロ・パフォーマンスだけを収録している。このツアーは11月24日まで17日で21公演をこなしている。(11月15日、20日、22日、24日は1日で2公演をこなしている。) この音源は、ツアーに同行していた写真家のジョエル・バーンスタインがカセットテープに録音していたものを使用している。そして、同じくツアーに同行していたライターのキャメロン・クロウと一緒に選曲を行なっている。 前半がアコースティック、後半がエレクトリックというスタイルは、ヤングの定番となっているが、ヤングの魅力はアコースティック・セットにあると思っている。クレイジー・ホースとの怒涛のステージは日によってテンションに差が出るが、アコースティックのステージはほぼほぼ間違いは無い。 代表曲が並ぶ中、1stアルバムから“Here We Are In The Years”が選曲されているのはかなり嬉しかったりする。 年末から年明けにかけてじっくり聴きこみたい‼︎ 聴いておきたいヤングのライヴ・アルバムのひとつ。 《songlist》 01. Songs For Judy Intro 02. Too Far Gone 03. No One Seems To Know 04. Heart Of Gold 05. White Line 06. Love Is A Rose 07. After The Gold Rush 08. Human Highway 09. Tell Me Why 10. Mr. Soul 11. Mellow My Mind 12. Give Me Strength 13. A Man Needs A Maid 14. Roll Another Number 15. Journey Through The Past 16. Harvest 17. Campaigner 18. Old Laughing Lady 19. The Losing End 20. Here We Are In The Years 21. The Needle And The Damage Done 22. Pocahontas 23. Sugar Mountain
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The Smashing Pumpkins / Shiny and Oh So Bright, Vol. 1: No Past. No Future. No Sun
(2018) スマッシング・パンプキンズの約4年ぶりとなる10枚目のアルバム。リック・ルービンのプロデュース。 約18年ぶりにジェームス・イハ(g)が復帰して、2度目の復帰となったジミー・チェンバレン(ds)、2007年から参加しているジミー・シュローダー(g)とビリー・コーガンの4人で2月からレコーディングが始まった。イハ、チェンバレンとオリジナル・メンバーの加入は話題となり、個人的にも期待していた。2017年にリリースされたコーガンのアルバム“Ogilala”にイハが参加していたのは伏線だったのだろうか? このアルバムには16曲のデモ・テープから選ばれた8曲が収録されているが、その全てを聴きたくなる感じがする。アルバム・タイトルに“Vol. 1”と付けられているから期待できるだろう。 4週間と短い録音期間なので作り込んでいるって感じではなく、ストレートに“スマパン・サウンド”が届いてくるようだ。それがこのアルバムのいちばんの魅力のような気がする。 このアルバムはノスタルジックな再結成ではなく、音楽シーンの最前線に戻ってきたことを感じられる。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Knights Of Malta 02. Silvery Sometimes (Ghosts) 03. Travels 04. Solara 05. Alienation 06. Marchin' On 07. With Sympathy 08. Seek And You Shall Destroy
Napalm Recordsk-69
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Big Brother & the Holding Company / Sex, Dope & Cheap Thrills
(2018) ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニーのアルバム“Cheap Thrills”の50周年記念盤。 大人の事情でライヴ・アルバムとしてリリースされていた“Cheap Thrills”だが、本当は“Ball and Chain”だけがライヴ録音で残りは歓声を後付けしたスタジオ録音であった。今回は装飾がカットされ、スタジオで録音されたリアルなセッションが29曲と1968年4月12日ウィンターランド・ボールルームで録音された“Ball and Chain”の未発表ライヴの全30曲が収録されている。そして、スタジオ録音の29曲のうち24曲が未発表となっている。 “Sex, Dope & Cheap Thrills”はバンドがアルバム・タイトルにしたかったが、レコード会社の反対にあって“Cheap Thrills”になったようだ。50年の歳月が流れ、バンドの生々しい演奏とジャニスの歌声が聴けるのが嬉しい。個人的な思いだが、ジャニスは命を削って歌っていたのではないかと思う。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Combination of The Two (Take 3) 02. I Need A Man To Love (Take 4) 03. Summertim (Take 2) 04. Piece Of My Heart (Take 6) 05. Harry (Take 10) 06. Turtle Blues (Take 4) 07. Oh, Sweet Mary 08. Ball And Chain (Live) 09. Roadblock (Take 1) 10. Catch Me Daddy (Take1) 11. It's A Deal (Take 1) 12. Easy Once You Know How (Take 1) 13. How Many Times Blues Jam 14. Farewell Song (Take 7) disc: 2 01. Flower In The Sun (Take 3) 02. Oh, Sweet Mary 03. Summertime (Take 1) 04. Piece of my heart (Take 4) 05. Catch Me Daddy (Take 9) 06. Catch Me Daddy (Take 10) 07. I Need A Man To Love (Take 3) 08. Harry (Take 9) 09. Farewell Song (Take 4) 10. Misery'n (Takes 2 & 3) 11. Misery'n (Take 4) 12. Magic Of Love (Take 1) 13. Turtle Blues (Take 9) 14. Turtle Blues (Last Verse Takes 1-3) 15. Piece Of My Heart (Take 3) 16. Farewell Song (Take 5)
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