大谷翔平選手が2022年初勝利試合で投げたボール 2022年4月20日

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◆試合
2022年4月20日
ヒューストン、ミニッツメイド・パークで行われたヒューストン・アストロズ戦にロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は“1番・投手”で先発出場しました。

投手としては6回1アウトまでアストロズ打線をパーフェクトに抑えるなど、6回1安打無失点、12奪三振と好投し、2022年シーズン初勝利、打者としても2点二塁打を放つなど4打数2安打2打点の活躍でチームを勝利に導いています。
二刀流ならではのユニフォームを汚しながらの登板でいつにも増して気迫あふれる投球でした。

●リアル二刀流
1番・投手で先発した大谷選手でしたが、エンゼルス打線が初回から打者一巡の猛攻となり、マウンドに立つ前に2度、打席に立つという1900年以降のMLBでも初めてという珍しい記録が生まれました。
【投手】
6回1安打12奪三振0失点
【打者】
4打数2安打2打点
①四球
②二塁打 (打点2)
③サードライナー
④投手内安打(セーフティバント)
⑤左飛

◆ボール
このボールは大谷選手が6回の表にアストロズのニコ・グッドラム選手に投げた初球をセーフティバントしファールとなったものです。
三塁手アンソニー・レンドン選手が足で止め拾いあげます。

●完全試合ペース
5回までパーフェクトを抑えていた中で6回先頭のグッドラム選手はセーフティバントを試みます。
打球は三塁線を切れファールとなりましたがメジャーでは“暗黙の了解”として「完全試合やノーヒットノーランを阻止する目的でバントをしてはいけない」というものがあり場内味方アストロズファンからも大ブーイングが起こり話題となりました。
この様子はXやInstagramでも取り上げられており、大記録でもない1つのボールの映像がこれだけ残っていることも珍しいことです。

大谷選手もこのバントについて試合後に「気にはならないですね。僕もバントをしましたけど、あれはシフトを敷かれていたので。何点差だろうが、勝つための手段を相手も使ってくるということだと思いますし、問題はないですね」とコメントしています。

●特別仕様球
ボールはMLBロゴではなくアストロズとナイキのコラボ「CITY CONNECT」の特別ロゴが入っています。
ボールはこのバントでの1球しか使用されていないため土が着いていますがロゴなどはしっかり残っています。

●実使用の証明
MLB公式サイトにボールに付けられたMLB機構証明ホログラム番号入力すると2022年4月20日ヒューストン・アストロズ戦で大谷投手が6回の裏にグッドラム選手に投げバントファールになったボールと確認できます。
何球目(初球)、投球スピード(約121キロ)や球種(カーブ)なども細かく登録されております。
このボールはホログラムに2022年より導入され始めた「Validation Code」があり番号の他、左下に3つのアルファベットがランダムに現れ、それも入力する必要があります。

●TOPPS NOW
2022年4月20日の Topps Now 大谷翔平 キャリアハイ12奪三振 今季初勝利のカードです。

●MLB映像より
映像のボールがこのボールです。

●大谷翔平選手の2022年シーズン
2022年はMLB史上初となる規定投球回数、規定打席に達するダブル規定到達の偉業を成し遂げました。
投手として15勝、防御率2.33、奪三振219。
打者として157試合に出場し、打率.273、34本塁打、95打点、11盗塁を残すMVP級の活躍でした。
大谷選手でも今後達成できるかどうかわからないダブル規定到達シーズンの投球ボールはとても価値があります。

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