新MAX塗り（レインボー塗り）チャレンジ。

てなわけで、リペイント界隈でなぜか皆様の興味をそそっている新MAX塗りことレインボー塗り。情報を提供した立場としては、ちゃんとやらんといかんなーということで、ダンボールの中からオレンジ色の恐竜ちゃん（種類とか全然分かりませんが）を一匹、練習用にサルベージして、まずはサフを吹いてラッカー系のMr.カラーで下地になるレインボー塗装をしてみました。

レインボーというよりは、なんだかReiReiさんが紹介されていた「カウパレード」みたいな感じになってますが、まあこの辺はビビッドな色であればなんでも良さそうなので、ストックの中から使えそうなものをチョイス。あ、ちなみにサフはクレオス の＜Mr.マホガニーサーフェイサー1000＞を吹いてみました。銀サフとか黒サフから立ち上げてる事例が多そうなのですが、恐竜なのであえて茶系で。結果的に何が違いに出るのか良くわからないんですけどｗ

【下地レインボーに使った色】

Mr.カラー43ウッドブラウン、58黄橙色、59オレンジ、135ロシアングリーン①、323ライトブルー、Mr.カラー・ヤマトカラー14ガミラスパープル②

ほんでその上から、シタデルのレイヤーカラーのDEEPKIN FLESHをかなり水で薄めてハケ塗り。あえて下地が透けるくらい薄めないと、レイヤーカラーとはいえ、シタデルは隠ぺい力が強すぎ！(笑)

まずは1回塗り塗り。

手足の先はまだ塗れていないので下地がほぼ残ったままですが、これくらい透けるくらいで一回乾かして、そこからの2度塗りでこれ（↓）くらいまで整えてみました。

白くなっちゃったのでコントラストがおかしくなってますがご勘弁を。まあ、まだ下地が透けてますよね。ここで3度め塗りしようと思ったんですが、そうすると完全に下地のレインボーが消えてしまいそうなので、クレオスの＜Mr.ウェザリングカラー＞の7番、グレイッシュブラウンで上塗りをしてみました。それがこちら。

なんか一気に下地の存在感が消失してしまった感があるのですが、よーく細部を見ると、そこかしこに痕跡を感じます(笑)

足の内側とか「塗りが甘かったんでしょ」という箇所もあるにはありますが、そこはかとない色の存在感があって、まあ要するにこういうことなんだろうなーというのは実感できた気がします。遠目に見ると、普通に塗ったものとあまり違いが分かりに憎いかもしれないですね。

塗ってみて思ったのは、デコボコの多い怪獣などには向かないかもなーということ。滑らかな平面部分の多い飛行機やガンプラなどで、単調になりがちな面において繊細な色の変化が面白い表情を見せてくれる、そういう塗りなんでしょうね。とはいえ、某所で作例紹介されていたスカルゴモラなどは、この技法をベースに非常に繊細な色表現で塗装されていたので、鍛錬すれば大型のソフビ怪獣とかには試し甲斐はある気がします。

こいつはこのまま仕上げまで塗装してみようと思うのですが、皆様も、お手元に実験台になりそうな素材があれば、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか？

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