キースとロニーの「太さ」

初版 2019/06/27 22:58

voodoo loungeツアーで初めてストーンズを見た時、左右であまりにギターの音が違い、ショックを受けた。右側のキースは高音域から低音域までギラギラ、バリバリした、太いけどトレブリーで、生音のようなきらめきを残すが歪んでいる音で弾き(かき鳴らし)まくっていた。

一方、左側のロニーの方は数秒間に一度ガラスの割れるような音が聞こえてくるだけで、低音域とサスティンが全くないアタック音とブラッシング音のみのような音で演奏していた。一部の曲でソロパートもあったが、基本的にこんな感じの印象だった。

ロニー派の私は帰りに憤った。きっとスタッフや、場合によってはロニー自身が気を遣ってショボいセッティングにした上、イコライザーで低音を切ってるんだろう、と。そして当時はYouTubeもないのでfacesの海賊版ビデオテープを買った。全盛期のロニーの演奏を聴いて、溜飲を下げようとしたのだ。faces時代のロニーはストラトキャスター にも関わらず図太い音で弾きまくっていて、やはり今ストーンズでは実力が発揮できていない、と改めて感じた。そこに出てきたのが赤いレスポールジュニアを持ったキース・リチャーズである。



gibson les paul junior 1960

https://muuseo.com/dwight/items/20

dwight


キースは当時のロニーより更に図太い音でダブルチョーキングをかましまくり、私は度肝を抜かれた。それ以来、ギターの音の太さは機種とかイコライザーとかは関係なく、本人の弾き方なのだと認識を改めた。そして、気付いたらP-90ピックアップの付いたギターをいくつも買ってしまったのである。


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