ロン・ウッドと epiphone の怪

初版 2019/07/11 15:10

長男が epiphone 者な様子のロン・ウッドだが、本人はどうか。英国人ロッカーに人気な epiphoneだが、ロン・ウッド本人の全盛期が epiphoneがアメリカ製でなくなった1970年代以降なので、リアルタイムで新製品は使わなそうである。また、ロン・ウッドはかなり変なギターか、逆に超オーソドックスなギターを選ぶイメージなので、オーソドックスでは無いかもしれないが変なギター側にも振り切れてない epiphoneは選ばなそうである。そういったわけでストーンズの他メンバーと比べても使っている印象が無い。casinoなんか絶望的に似合わなそうである。アコースティックだとfrontierなんかは似合いそうである。

そんなロン・ウッドだが二回マニアックな epiphoneを弾いているところが映像に残っている。

https://m.youtube.com/watch?v=eWBaTZ6e_RA

弾いているのは初代wilshireのP-90版。かなり珍しいギターだ。ストラップはストーンズのステージでも使っている本人のものの様子。P-90らしい太い音が素晴らしい。演奏の方は、イントロでキーボーディストがキョドるのが面白い。曲の構成もソロの長さも恐らく事前打ち合わせもろくにしてないと思われる出たとこ勝負感。最高だ。

https://m.youtube.com/watch?v=pBlrMtFprKs

こちらはsilver foxのcoronet。明らかにいつもと音が違う。ちょっとこもった感じの音はこのモデルならではだ。本論とはずれるが、この二人が並んで立った時の一体感というかニコイチ感はかなりのもの。最強のコンビだと思う。

不思議なのは何故ロッドと共演してる時だけマニアックな epiphone を弾いてるのか、ということ。別にfacesに所縁のあるギターでも無い。

因みにポール・マッカートニーと共演するときはポールバンドのギタリスト、ブライアン・レイのレスポールTVを借りているようだ。

https://m.youtube.com/watch?v=wHI8Y-uM8o8


超大御所のポールのコンサートに手ぶらで挑むロンが、元同僚のロッドのコンサートにわざわざギターを持って行くだろうか?ロッド・ステュワートバンドのメンバーから借りているのではないだろうか。すると、バックステージにマニアックな epiphone を並べてそうなのは誰か、となる。当時のロッドバンドのギタリストを調べたらDonald Kirkpatrickというギタリストが、2009wilshire の赤を弾いている画像を見つけた。確証は無いが、毎回この人のコレクションから気に入ったのを借りている可能性もあると思う。


#妄想



epiphone coronet 1964

https://muuseo.com/dwight/items/16

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Lion

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