FADEDとかWORNとか
初版 2019/07/08 00:36
私がギターを始めた頃のエレクトリックギターは、ポリウレタンでコテコテに塗り込められたギラギラした見た目のギターが普通だった。古いギターのマットな質感のラッカー塗装はある種の憧れの対象だった。
2000年代前半だったと思うが、ESP系列のedwardsがラッカー塗装のシリーズを低価格でリリースした。これは衝撃的だった。本物のオールドギブソンみたいな質感のギターが10万円しない価格で買えるなんて、と。その後fenderもgibson( epiphone)も塗装の薄いモデルを出し始め、それらはFADEDとかWORNとか呼ばれていた。古いギターは塗装が薄かったかもしれないが、表面はグロス塗装されていた。だが、FADEDやWORNは表面の仕上げが省略してある。こんなのは違う、と一部の例外を除いて認めていなかったのだが、先日ストーンズ展で見たキースのレスポールジュニアは見事にWORNにされていた。
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![](https://muuseo-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/1562513595196-496qqtmklfa-180618d820a4ebb14349c118c628ab01/9D1198FC-20A2-46E2-ADF6-58C609568E6D.jpeg)
コスプレ的な見地からするとキースそっくりになるには、2000年代のレスポールジュニアFADEDを買わなければならないということになる。ギブソンの企画担当者はキースのジュニアがトップコートを剥がされていることを知ってたのだろうか。
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