映画 グリーン・ブック 観てきました。

初版 2019/04/09 16:19

改訂 2019/04/10 19:59

アカデミー賞で、話題になった、グリーン・ブック 。



先日、妻と高校生の娘、3人、車で買い物に出かけた時、娘が、スマホでアカデミー賞受賞の映画が、実在した有名な、黒人ジャズ・ピアニストの話だと言うので、私に、知っている人?、と聞いてきたので、バド・パウエル、セロニアス・モンク、アール・ハインズ、等々の、名前を挙げました。

ところが、返ってきた答えは、ドン・シャーリー 。


え !、誰?、私の頭の中は、パニック状態、やがて、遠い記憶の中から、浮かび上がった、一枚のレコード、確か、ドン・シャーリーって名前が、浮かんできました。

けれども、そのLPは、何かのついでに、おまけのような、安価で入手した、超マイナー・レーベル、CADENCE(カデンス)から出された、1950年代の、さえないジャケット、その内容も、片面だけ少し聴いて、すぐにレコード棚の何処かに、しまい込んでしまうようなLP。

長年ジャズを、聴いている人も、殆ど、知らないでしょう。

勿論、日本国内再発なんて、有り得ないLP。

その本人が、映画の主人公として、取り上げあれるなんて、人違い?。

でも、ネットで調べると、間違いなく、その人でした。


興味をそそられたので、映画、観に行く事にしました。

黒人天才ジャズ・ピアニスト に、 がさつな、白人用心棒が、雇われて、一緒に、アメリカ南部へ、演奏ツアーに行き、その時の、出来事を中心にした映画で、

黒人を、差別対象としてしか、見ていなかった、白人用心棒は、南部での過酷な黒人差別を、目の当たりにしながら、やがて、二人に友情が生まれていくストーリーでした。

内容は感動的なもので、是非、お勧めしたい映画です。


帰ってきて、もう一度、レコード棚の中を、探していると、やっと見つけました。


DON SHIRLEY / PIANO PERSPECTIVE

CADENCE CLP 1004 1956年録音



もう一度、A面から全曲、聴いてみました、選曲は、全て、ジャズで、よく取り上げられる、有名な、スタンダード。

ピアノ・トリオ形式ですが、ドラムスが無く、チェロ、と、ベースの伴奏で、ジャズと言うより、クラッシックに近い、スウィング感に乏しい演奏、昔、入手した時のイメージそのままでした。

おまけに、傷も何も無い、綺麗な状態なのに、ノイズが、多い。

(マイナー・レーベルには、こんな、盤質が悪い物が多い)

我慢して、B面も聴くと、一曲だけ、ジャズらしいスウィング感溢れる演奏がありました。

それも、私のお気に入り曲、I CANT GIVE YOU ANYTHING BUT LOVE.

我慢して聴いた甲斐がありました。


映画でも、演奏していたのは、室内楽クラッシックに近い、上流階級向けでした。

ジャズ・ファンには、知られていなくても、結構、有名な、人だったかもしれません。

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bluenote

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    imoto

    2019/04/10

    僕もこの映画が気になっていて、観たいと思っていました!
    Don Shirleyの曲をSpotifyで聴いたのですが、やはりノイズが多めでしたね ww。
    シックな感じのピアノの弾き方は、けっこう好きです。

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      bluenote

      2019/04/10

      コメントありがとうございます。
      是非、観て下さい。

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