④火の来間

初版 2021/08/29 12:04

たけちゃんと出会ってから

私は一度輸入家具店に勤めたのち、保育士と児童館職員として現場にはいった。

子どもたちとともに毎日ベーゴマをまわしたり、独楽を回したりして遊んでた。


ある日、初めに大学で『飛車』を渡した彼が

興奮気味で電話してきた

『てれびつけて!ベーゴマやっとうで!!』

番組名は

にっぽん夏紀行「燃えろベーゴマ~大阪・おっちゃんたちの真剣勝負~」


なんてことや

ベーゴマテレビでやっとる

しかも、誰もやってへんと思ってた関西や!


ということで、

2日後だろうか

児童館の若手職員とありったけのベーゴマをもってテレビでやってた店に向かった。


はじめて降りた大正

店を確認。勢いよく暖簾をさばき、

『こんちわ!ベーゴマやりにきました!』

と言い放った。


店内の人達が入り口を睨む

柄が悪いw

やべえ。




変な沈黙ののち、

『うぉー!まじかお前らどこから来てん!?』

と言われた。


頼むから初対面の人には笑顔にしよう。ガン飛ばしたらあかん。

どうも、店に自分たち以外がベーゴマしにきたのは初めてだったらしい。しかも、神戸という関西にベーゴマまわすやつらがいたことは

少なからず衝撃的だったようだ。


しかし

あの当時、私たちは加工というものを知らなかった。ベーゴマは回すだけだったのだ。

当然ボロ負けした。



そして、テレビにでていた

ザビエルこと高橋さんに、みんなで加工を教えてもらった。




#ベーゴマ

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