トライスター座席の疑惑!?

初版 2023/10/02 19:12

改訂 2023/10/03 06:55

今回は以前から気になっている飛行機の座席についての考察話をさせて頂きたい。

読者の皆様は覚えてくれてらっしゃるだろうか。

オーナーの航空博物館にあるANAの座席。

2席であることから以前、B6じゃないか?と思っていたが、ANAのB6の座席は青いモケットにストライプ線が入っており、違うことが判明したのだ。

それから疑問視したまま時はたち、ある日のことオーナーは部屋掃除をしていると本に挟んでいた図書券(最近あんまし見んですね)を発掘した。

こんな絵に描いたようなヘソクリの如し本に挟んでたんだなと、自分で入れときながら得した気分。とりあえず本でも買おうと本屋に向かう。

鉄道雑誌フロアに行き復刻時刻表でも買おうと思っていたが旅客機コーナーをチラッと見ると航空写真でお馴染みのルーク先生の本があった。

ルーク・オザワ著

航空の世界

1973-2000

である。

下部にある"今とは違う航空の新鮮さを感じてほしい。"

オーナーは平成の人間のため昭和時代の航空界を知らず表紙からして歴史的貴重な資料の香り漂うこの一冊を購入した。

それから・・・

ここからはちょいと余談になってしまうが・・・

オーナーは自宅に帰るやないやベランダに向かう。

そこにテーブルを設置し、炉端焼き機を設置した。

点火させると網上に買ってきた瀬戸内海と日本海で採れた新鮮なサザエやイカやエビ。そしてアメリカ産の松茸を置き焼く。

活きの良いサザエには醤油にみりんと砂糖を少々垂らし、イカとエビはマヨネーズに味噌を混ぜそれに付けて食べる。松茸はポン酢にすだちを少々。

ここまでしとけばお酒さんを用意しなくてはなるまい。

オーナーはスーパーで買ってきたリキュールを炭酸で割り、コップに注ぐと心の中で「ウチの人へ。今日はお酒飲んでるからどこかへ連れて行ってと言われてもいきませんよ」と断りを入れるとぐいっと一飲み。

飲んだ後の爽快さとベランダに入る少し肌寒い風がどことなくセンチな気分を誘ってくる。これがクセになるのだ。

毎年、この時期になるといい年したオーナーは1人はしゃいでこんなことをやっている。やはり食欲の秋は子供のみならず大人もたまらんと改めて実感するのである。

今回の話はここから。

話はタイトルと大幅にそれてしまったが、ここからが本題である。

オーナーはパチっ!ジュワッ!と炉端焼き機の上にあるサザエから美味しいそうな音を聞きながら、まだかな?と焼けるのを心待ちにしていながら先述の本を読んでいた。

するとANAのトライスター記事に的になる写真を発見したのだ!!

全日空商事  【1/500】〔NH50006〕 L−1011 トライスター トリトンカラー "ラストフライト仕様"

https://muuseo.com/azuazu257/items/535

Railwayfan

トライスターの室内を捉えたこちらの写真に注目して頂きたい。

モケットの花柄模様、座席の背もたれの形状がほぼ同じなのである。

さらに確信的な写真が。右上辺りの座席に注目されたい。

こちら。

拡大図がこちら。丸の下のあたり。

モケットの色がほぼ一緒である。

写真手前の座席のモケットは橙で、今回疑われる座席は窓側にある。これはモケットに光が反射して赤っぽく見えると思ったが極端に色が変わるとも思えないので。

そしてトライスターの座席配置は3+4+2。の2席部分と考えると当てはまる。

ところが・・・

同じ記事に掲載されているトライスターの座席紹介に座席アームレスト部分のコントロールパネルの写真がある。

こちらの写真と

オーナー所有の座席のアームレスト部分を照らし合わせて見ると、かなり異なるのだ。座席記号の位置が異なるしCA呼び出しボタンもなんか違う。

先ほどの写真で手前の橙の座席がルーク氏が撮影したアームレストのパネル。同じくルーク氏の機内写真の前方側にある赤い座席がオーナーの所有している座席と同じパネルなのでは?というのは考えすぎだろうか。

B6の座席だったとしても嬉しいオーナーだが、三発機が大好きなオーナーにとってはトライスターの座席だったとしても大変嬉しい事である。

今回は本に載っていた座席によりおおかた判明した気がする。これはまだまだ調べる価値がありそうだ。

そんなこんな考えていると

先ほどのサザエが弾いた。    

食べ頃である。

           ーENDー

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