レイアウトの車窓から コラム KATO ジオタウンシリーズ タウンアクセサリーセット

初版 2023/02/12 01:51

改訂 2023/02/12 09:59

久々にKATOジオラマブランドのジオタウンシリーズからタウンアクセサリーセットが再生産された。

今回は主にこのセットについて語りたい。

タウンアクセサリーセット 参考価格1980円(旧版は1480円と値上がりしてしまった)

〜しばらく音沙汰だったセット〜

KATOアクセサリーセットは、街で見かける郵便ポスト、自販機、看板、のぼり、公衆電話BOX、果ては宝くじ屋まであらゆる街のあるある小物を詰め込んだ、街のごちゃごちゃ感を再現するのに必須なマストアイテムである。

KATOのレギュラー商品で10年前くらいにはどこの鉄道模型店でも必ずと言って良いほどゴロゴロ売っていた商品であったが、5.6年前ほどよりパタリとお店から姿を見かけなくなってしまった。

それどころか、見かけなくなった矢先に某通販サイトにて販売されており、価格を見てみたらとんでもない価格に高騰しているのを見て、空いた口は塞がらなかった。

そんなこんなだから、当然買えるはずもなく、現在の路面電車レイアウト製作では、偶然にもいつかは使うだろうと取っておいた未開封品を使用したのである。

4年前に行われたKATO初の地方での催し物で奇跡的にあの鉄道模型のKATOが地元にやってくる!というイベントが開催された。

これは地方民のオーナーにとってはそういったイベントの機会はまずまず無いもので、夢じゃないよね?と何度も頬をつねったものだ。

それもKATOさん直々の広報さんが来られて色々と質問ができるってんだから、そんなチャンスなんかオーナーの人生のなかでおそらく2度とない。

イベント当日、オーナーは広報さんに会う事ができ、今後の車両展開やメンテナンスでのポイント。さらにはジオラマ技術なども伝授させて頂き、まさに夢のようなイベントだった(さらにオーナーのジオラマも展示させていただいた。)

その時に今後の発売製品展開についてお聞かせいただいた際に「ジオタウンについてですが、アクセサリーセットをここ最近、見かけることがありません。今後、再生産の予定はあったりするんですか?」と当アイテムのことについて触れてみたところ、広報さんは画竜点睛を欠く表情で「申し訳ございません、現在の生産ラインはジオタウンに力を入れておらず鉄道車両に力を注ぎたいんです」ということでアクセサリーセットはともかくジオタウンの生産より鉄道車両の開発に勤しみたいという感じだった。なるほどなあ、ジオラマも生産を期待したいけど、モデル化される車両たちも楽しみだからなあ。

〜見よ!細かいシュチュエーション〜

今はKATOさんに車両をたくさん開発して頂きたいと思いながら、にオーナーはアクセサリーセットについて最後に聞きたい質問があった。

(この建物の隙間に見える石碑)

「アクセサリーの件について旧道の道しるべの石碑や、県指定の史跡の看板も付属していてシチュエーションの細かさに感服しております。これはモデルがあるんですか?」と聞いてみた。

そう。オーナーはこの事について聞いてみたかった。

(史跡看板)

このアクセサリーセットを語る上で外せないのが、古墳や城の前にあったりする自治体指定史跡看板と昔の道しるべだった石碑なども付いてくるのだ。

このような細かすぎて伝わらない選手権に出てきたら間違いなく余裕で優勝してきそうなアイテムはオーナー大好きなのだ。

そんな質問の矢先、広報さんは答えてくれた。

「はい!もちろんモデルがあります。KATO本部の周辺を探索して街にある物を取材いたしました」とのことだった。

そうか、だからこんなに妙に世界観がリアルだったのか。

徹底取材の上、多くの小物を詰め込んだまさに痒いところに手が届くアイテムを出されたKATOさんに感謝と敬意を込めて拍手を送らせていただきたい。

KATOさん厳選のこだわりの小物つめたセット。ならば、こちらのレイアウトの世界でもアクセサリーたちを思う存分使ってやらねばるまい。

〜ココが変わった!?〜

さて、本題の商品に移りたいと思う。

今回再生産された商品は旧版と若干仕様が異なる。

違いは

パッケージの写真が路面電車通りの写真に変更。歩道に色が入り臨場感がUPしている。

(色がクッキリに)

ステッカーの色彩が前より濃くなった。

(商標か?)

購入された方の中に気づいた方もいらっしゃるかと思うが、宝くじ屋は商標状の関係上か、"宝くじ"から"富くじ"に変更された。

くらいのものであり、その他は変更がない。

ジオタウンシリーズはビルをポンと置くだけでもリアルだが、さらにこのアクセサリーセットを置くだけでリアルさに拍車をかけ、あるのとないので全然違う。

さらに他の道路標識や信号を付ければ、そこはもう本物そっくりの街である。

〜駅前施設セットもお忘れなく〜

駅前施設セット 4950円 (3410円とやはり値上げ)

さらにレギュラー品である駅前施設セットも再発売された。こちらもアクセサリー同様、しばらく生産されなかった物で、こちらは駅前交番からATM、公衆トイレ、地下道など駅前あるあるがこの一箱に凝縮されている。

(地下道は地下街も作れるぜ!)

こちらも交番の色が少し変わったくらいで、その他はほぼ変わりがない仕様での再生産となった。

〜というわけで〜

(ドンッ)

オーナーは以前の事も踏まえて、たくさん仕入れてみた。

ここまで入荷するとアレなのだが実際、自販機とかたくさんいるからねぇ。

路面電車の電停もたくさん入れといて、いまだに作ってないんだけども。

こうしてオーナーの路面電車都市計画が磨かれてゆくのである。

〜今月の入ってきた路面電車〜

広島電鉄650形(652号)

広島電鉄700形(707号)

長崎電気軌道3000形(3001号車)

V・ファーレン長崎ラッピング電車

オーナーの路面電車ブーム!!

広島電鉄650形や700形は以前のばっくやーどにてお伝えしましたが、700形については思った以上の大反響のようでどこのお店も在庫が枯渇しているようです。

700形。やっとBトレ以外で完成品がモデル化されました。広電中期くらいのオリジナル車は人気ですね♪

長崎電気軌道のファーレンラッピングは以前ののりフェスでたぶん入荷すると言ってましたが、案の定、仕入れました\(^^)/

〜これはマジかよ〜

某リサイクルショップで発見した富山ライトレールTLR600形。

値段を見ると・・・

330円!!

これはヤバい!

特に壊れているとかでは無く、ほぼ未使用品なんです!

3000円じゃ無くて300円とは・・・。

ご覧いただきありがとうございます。
ローカル地方に住む鉄道ファンです。
鉄道モノならば、部品からグッズ、鉄道模型、プラレール、鉄道チョロQ等を集めております。
また、私のミュージアムでは、かつての東京の交通博物館や大阪にあった交通科学博物館のような鉄道を主力としながらも、車や飛行機、船といった乗り物系の資料の展示公開をコンセプトとしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

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    リリアソー

    2023/02/12 - 編集済み

    300円!掘り出し物でしたね👍️

    富くじ!違和感があまりない😂
    パラレルワールドの日本にありそうですw🇯🇵

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      レLEGOの日記

      2023/02/12

      富くじは過去の日本に実際にあったんですよ〜。
      違和感ないのも無理ないです😄

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      Railwayfan

      2023/02/12

      リリアソーさん
      コメントありがとうございます。
      通常価格は1400円なので300円はかなり掘り出し物でした(^^)
      "富くじ"表現が面白いですよね!確かにパラレルワールドの日本に存在しそうです!
      それにしてもKATOなのにTOMIXの富って・・・(笑)

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      Railwayfan

      2023/02/12

      レLEGOの日記さん
      コメントありがとうございます。
      気になって調べてみたら戦後の1948年くらいまで富くじの名で販売していたようですね。
      1948年の当せん金付証票法成立により"宝くじ"の名で販売されたんだとか。
      これまた勉強になりました(^^)

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