トックリキワタ
アルゼンチン 1982年
Wikipediaより引用
学名:Ceiba speciosa
アオイ目アオイ科に分類される落葉高木。原産地は、ブラジル中南米部、ボリビア、パラグアイ、アルゼンチンなどの南アメリカ中南部。
樹高20mに達する。若い木の樹皮は緑色で、幹に鋭いトゲが密に生える。成木は樹皮が褐色に変わり、幹がその名前が示すように、トックリ状に膨らんでくる。また幹のトゲは古くなると落下する。
枝は3本ずつ放射状にほぼ水平に張り出す。葉は、長めの葉柄から5〜7枚の小葉が出ている掌状複葉であり、葉の縁は鋸切のようにギザギザである。
花は濃いピンク色で基部は淡い黄色、まれに白色であり、径は12〜15cmほどである。花は落葉後に、樹冠いっぱいに咲く。原産の南アメリカでは乾季の末に開花する。
実は楕円形で長さ10cm程度、表皮は緑色、熟すとひび割れ実の中に詰まっている綿が飛び出す。
日本では、鑑賞用として珍重され、熱帯植物園で栽培されている。また主に南西諸島の街路樹、公園樹として導入されている。