コケモモ

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ポーランド 1977年

Wikipediaより引用
ツツジ科スノキ属の常緑小低木。
ユーラシアの北部や北アメリカの周北林(北半球の寒帯の森林)で、北半球北部の温帯から北極圏に近い地域まで分布する。日本では、北海道、本州、四国、九州に分布する。亜高山から高山のハイマツなどの針葉樹林下、岩礫地などに自生する。森林に生育するため、日陰で湿度が高く、また土壌が酸性の場所を好む。多くのツツジ科の植物と同様、栄養分の少ない土地でも耐えられるが、アルカリ性の土壌では生育できない。耐寒性にすぐれ、-40℃以下でも耐えることができる一方、夏が暑い場所では生育しにくい。
樹高は10-20cm程度で、茎の下部は地面を這い、よく分枝して直立した幹はぎっしりと密集している。
葉は互生し、葉身は長さ1-3cmの長楕円形から倒卵形で、皮質で光沢があり、裏面は淡緑色。寒冷地に生育する広葉樹ではあるが、冬でも葉を落とさない。地中の根茎を伸ばすことで株が拡大する。
花期は初夏(6-7月ごろ)。枝の先に総状花序をつくり、淡紅色を帯びた白色の花をつける。花冠は、長さ約6㎜の釣鐘型で、浅く4裂して反り返る。果期は8-10月で、果実は直径7㎜ほどの球形果で、秋に赤く熟す。赤く熟した果実は生食できるほか、ジャムや果実酒などにする。

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