プラモデル製作記『アオシマ ディーゼル機関車DD51 更新色』 第2話「エンジン・液体変速機の組み立て」
初版 2020/06/20 14:51
改訂 2020/08/24 02:48
第1話に引き続き、今回はエンジンと変速機を作ってまいります。
戦車のプラモデルなどは私の場合、ほぼ全ての部品を組み立ててから塗装することが多いのですが、今回は「エンジン・変速機・台車・運転台・車体など」をそれぞれ組み立て・塗装まで完了させてから、最後に1つの完成品にさせていきます。
では早速組み立てていきます。
【製作編:エンジンと液体変速機】
まずはじめに説明書を全てコピーして、それぞれの部品ごとに分割していきます。
この作業にこれといった意味はないのですが、書き込みをしたりマーカーを引いたりと、1冊の説明書だけだと完成前にボロボロになりそうだったので、コピーして使うことにしました。
それでは、今回使用するランナーを確認します。
こちらがエンジンと液体変速機が含まれたランナーで、同じものが2枚あります。切り出す前にいつも通り中性洗剤で洗浄しています。
こちらが液体変速機の部品です。これは自動車でいうオートマチックトランスミッションに該当する部品で、実車ではエンジンと同じく前後に1基づつ積んでいます。
写真はバリやパーティングラインを処理していますが、16個の部品をこの状態にするまで約1時間かかりました(汗)
組み立てるとゴチャゴチャした部品になります。
続いて、エンジンを作ります。このエンジンはV型12気筒ディーゼル機関で排気量は61,070cc、2基で2200馬力を誇ります。
それでは切り出していきます。
エンジンは多くの部品で構成されていますので、まずは下部の部品を切り出します。
同じ部品を2組作るときは、1つづつ交互に下地処理しています。この時、きちんと部品が揃っているか(取り忘れや紛失が無いか)を確認しています。下の写真はエンジン下部のパーツです。
下地処理を終えると…
最終的に塗装まで終わらせますので、同じ色で塗装する部品はあらかじめ接着します。
付属の台座に載せるとこの状態でも迫力を感じます。
この台座は、エンジン完成後に単体で展示するときに使うようです。(DD51自体には使いません。)
続いてエンジン上部を切り出します。
アオシマのキットは1/24スケールのカーモデルを作ったことがありますが、タミヤのキットと比べると、どうしてもバリやパーティングラインが多い(酷い)印象を受けます。
タミヤの場合は切り口のみペーパー(ヤスリ)がけして終わるところですが、アオシマの場合はほとんどの部品で全体的な下地処理が必要になります。しかし面倒くさいと思いながらも、手を加えれば加えるほど楽しいものです😊
~ディテールアップ~
次はちょっとしたディテールアップをしてみます。
下の写真は「排気マニホールド」という部品で、実車の写真を見ると断熱材が巻かれていることが分かります。これを再現してみます。
使用するのは1.5mmのマスキングテープです。これを慎重にぐるぐる巻いていきます。
難しくて何度も失敗するだろうと思っていましたが、マスキングテープが優秀で、すんなりくっついてくれました。
出来上がると右のようになります。厳密には実車と異なる巻き方のようですが、雰囲気が出れば良しとします。
意味があるかは分かりませんが、マスキングテープが剥がれてくるのを恐れて流し込み接着剤をベタベタ塗っています…
…ディテールアップが終わったところで、下地処理を終えた部品を確認も含めて整列します。
こちらがエンジン部品の全てです。
記念撮影を終えたら、下地処理で出た削りカスを落とすためにもう一度中性洗剤で洗い、良く乾かします。
次に車内色を調色しますが、良く似た部品がいくつもあるので、あらかじめ「指定色・行程番号・部品番号・個数」をメモに書いて小袋にいれておきます。
作者は幾度となくこの作業を省いてパーツを紛失させてきました…
今回は失敗出来ませんので、いつになく慎重に作業します。
~調色~
それでは車内色を作っていきます。実車の写真を参考に近い色を混ぜ合わせて作ります。
結局、8色も使うことになりました…
車体に内側のほぼ全てでこの色を使うので、通常の塗料瓶では足りず、100円ショップで買った瓶に入れています。
~塗装~
調色が終わりましたので、いよいよ塗装していきます!
まずは下地塗装として、タミヤのサーフェイサーを吹きます。
次に、調色した車内色を吹いていきます。
カメラを持ちながら塗装できなかったので、あくまでイメージです…
(塗装ブース汚いですね…DD51が完成したら掃除します…)
そんなこんなで、塗装を終えると上の写真のようになります。この瞬間が一番ワクワクします!
組み立てを終えるとこの状態には戻れませんので、何枚か記念写真を撮っておきます。
お次は組み立ての過程を…という場面なのですが、あろうことか組み立てるのに夢中になってしまい、すっかり撮影するのを忘れてしまいました(泣)
…という情けない訳で、、、完成です!
一部取り付けに苦労した部分はありましたが、なんとかカタチに出来ました。
エンジンの台座は車体完成後は使用しませんので、無塗装のままにしています。
手で持つと、1/45スケールとはいえ大きいです。
これにてエンジン・変速機は完成です!
…実はこの部品たち、説明書の通りなら最終回まで出てきません。
達成感に浸るのもつかの間、次回は「台車」を組み立ててまいります!
最後までご覧いただき、ありがとうございました😊
shikotuko
2020/06/26うわこれは凄い・・・。
プラモが好きっていうのはこう言うことができる人の事言うんですね。
自分は今度からプラモを積むのが好きと名乗ることにします!
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OER5200
2020/06/26shikotuko様
コメントをありがとうございます!
プラモデルにもさまざまな楽しみかたがあるはずです(汗)!
そして、私も積むのが本業です(笑)
大体の場合、「買って・眺めて・しまう」の繰り返しのため、作業部屋は写真のようになってしまいます…
私も「プラモが好き」という人になりたいです。
一緒になりましょ!😊
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shikotuko
2020/06/27おお、これは凄い!私もまだまだ頑張らないとw
左上のほうにあるコレクションケースがちゃんと完成させて飾ろうという愛情の現れですねw
ここだけの話…1/100伊400とかも3割くらいで放置してるので体が動くうちに完成させなきゃと改めて思いました!一緒にプラモが好きな人になりましょうw
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OER5200
2020/06/27shikotuko様
お返事をありがとうございます!
写真を投稿してから気づきましたが、随分お見苦しいものを載せてしまいました(汗)
伊400ですか!良いですね!
プラモデルって私だけかも知れませんが、一度手が止まったり別のものを作ったりすると、作業再開までのハードルが格段に上がる気がします…
竣工した伊400はさぞかし勇ましいはずです😊
拝見できるのを楽しみにしてます!😋
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ace
2020/08/23調色加減、バッチリですね❗️塗り分けも丁寧で恐れ入ります✨😳
続きが楽しみです‼️
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OER5200
2020/08/24ace様
温かいコメントをありがとうございます!
調色はこだわりつつも不安な仕上がりでしたので、そのお言葉に安堵しました😊
拙い製作記になってしまうかとは思いますが、次回もお付き合い頂ければ幸いです😊
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