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モーツアルト/ピアノ協奏曲第20,21,25,27全4曲2枚組(廉価版)
モーツァルト/ピアノ協奏曲第20番ニ短調 第1楽章 アレグロ(カデンツァ:ベートーヴェン+グルダ) 第2楽章 ロマンツェ 第3楽章 アレグロ アッサイ(カデンツァ:ベートーヴェン+グルダ) その他の収録 21,25、27 全てグルダがライブで好んで弾くパートリィ。廉価版です。 ピアノ:フリードリヒ・グルダ 指揮 :クラウディオ・アバド オケ :ウィーンP.O. モーツァルトのピアノ協奏曲は24番とこの21番だけが短調。 でも、ピアノ協奏曲は長調から始めると中間の第2楽章は短調で始まることが多い。 ハイドンなんかでも彼のストルム ウント ドランク(疾風怒涛期)のロマンティシズムあふれる劇的な曲調の作品の中にもそれは当てはまる。古典主義っていう括りに入っている作曲家にロマンティックって言うのもなんだけど、モーツァルトの緩徐楽章はどれも素晴らしい。中でもの曲は第27番に次いで僕が大好きなモーツァルトの一つ。 いつも聴くのはグルダとウィ―ンフィルのライブ。 ピアノ協奏曲第20番ニ短調。これは残念ながらレコードにもCDにもなっていない。 ウイーン音楽祭かなにかで生粋のウィーンのピアニストで問題児フリードリヒ・グルダがエーリッヒ・ラインズドルフ(だったと思う)指揮ウイーンフィルで演奏したライブ放送。僕はこのテープをずっと聴いている。演奏のバランスは凄く悪くて、シュタインさんが誰れかの代役だったのか、やたら張り切ってオーケストラを鳴らし、とてもピアノが入りづらい大音量で始めた演奏でした。一体どうなるんだろうという心配をよそに、グルダはその、オーケストラを凌駕する音量で完全に制空権を握った上、一生で一度あるかないかのような火花の散るようなモーツアルトを演奏した。オケと張り合った分だけさすがにニュアンスに欠ける部分がいくつかある。 でも!第一楽章の終わり頃のカデンツァ(オケの音がすべて止んでピアニストが独奏し、その技量を披露するモーツアルトの楽譜では白紙の部分)では、ベートーベンが作曲したカデンツァに自作のアレンジを加え、デモーニッシュ(悪魔的)な凄まじい演奏を聴かせる。演奏全体の評価はともかくこのときのピアノは凄い。普段J-ポップばかり聴いている娘もこの部分は感動したらしい。 でも、残念だけど手持ちのテープが駄目になったらもうこの演奏は、僕の耳の記憶だけになってしまう。ボクの宝物のひとつです。 その演奏に近いのがこの演奏です。クラウディオ・アッバードがウイーンフィルを振り、グルダがピアノを弾いたスタジオ録音。演奏の総合レベルは遥かにライブを凌ぐ名演奏。バランスの中にすべてが整っている。でも、ナンバー2です。グルダはここでも自作とベートーベンの合作のカデンツァを弾いていて素晴らしく、完成されているけれど、僕には録音状態も良好とは言えないカセットテープのライブが今でもナンバー1です。 彼はこの他にも弾き振りのライブとアーノンクールと組んだライブもリリースしているけれど、ここでは長くなるので割愛。CDはそのうち展示へ https://youtu.be/T-Xz_gnWFHQ?si=osn2YPOL-nX-CnrA
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クリス モンタン / Any Minute Now
1980年頃の発売。僕がまだ司法浪人で足立区梅田に住んでいた頃近所のレコード店でLPではなく、音楽カセットで聴いていた。同じころに買ったアル・スチュワートの『24キャロッツ』は引っ越しのどさくさでどこかに行ったままだ。お隣さんに貸したままになっていたのかもしれない。で、このCDは…もとに置いておきたい音楽として保存用に買ったもの。まさか、今のようにYouTubeのようなシステムができるとは思わなかったね。 ボズ・スキャッグスやボビー・コールドウェルなんかと同じジャンル、AORの隠れ名盤。 たしかこれ一枚だった。 今はまだ生きていてディズニーとピクサーのアニメ映画の音楽プロヂューサーを務めていると何かで読んだ。 声質が実にシンプルでメロウ。一聴ジェームステイラーが一杯ひっかけたような感じの声質だけど、いまだに車の中で聴く。いろんな曲調があるけれど、基本が優しい。この一枚でやりたいことやっちゃったのかね。 01. Is This The Way Of Love 02. Any Minute Now 03. Empty Bed Blues 04. Let's Pick It Up (Where We Left Off) 05. This Could Be The Night 06. Doesn't Mean Much To Me 07. All Night With Me 08. Ann 09. Intentions 10. Everyday I'm Gonna Love You More 全10曲 いつまで聴けるのかわからないけど…今全曲聴ける。 https://youtu.be/ZDplghYq0Z4?si=h0MfweU5R267os04
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ナイジェリアのがま口 小型の竜脚類
ニジェールサウルス(Nigersaurus) 学名はもろにナイジェリアのトカゲ。白亜紀前期のディプロドクス上科/レバッキサウルス科の変わり者で固有の属を形成する。ディプロドクスやブラキオサウルスのように巨大なサイズではない。10メートル程度の竜脚類では小型。 でもこういう手合いはどっかフツーと違う特徴がある。アマルガサウルスとかバジャダサウルスとかね。思うに体の大きいクラスになるにしたがってフォルムの特徴性はなくなってくる。成体となれば危険なのは頂点捕食者で厚い外皮にはディノニクスとか大型のドロマエオサウルス類の鉤爪も恐らく通らなかっただろうね。 この恐竜のような小型の竜脚理では身を守るのは大きさではなく、マラだの前方まで届くような鞭のようにしなる長い尻尾。そして素早く腹を満たすことができる植物を大量に摂取でき、早く食ったらすたこら退散する。見晴らしの良い平原の豊富な下草を一気に口に芝刈り機のように刈り取りながらも、目はその地平に現れる捕食者を警戒する。口は下を向きがま口のように広がる口にはほぼ一直線に揉んぼ凄い数の櫛状の歯が並ぶ。 少しくらい慌て草刈りの途中で岩とかに当たって折れても大丈夫。サメのようなデンタルバッテリー構造の予備歯が常時500本は待機している。……………で、顔中口のようなごのご面相。 これを進化と言わずして何と呼ぶ?ボクはイヤだけどね。 原画サイズ 4000×2500 解像度300dpi 28.5MB TIF ライセンス販売 Adobestock(jpg) Pixta 未登録
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親子の石英 石はその日の海の状況で群れる
似たような石。同じ岩石から削れて離れてしまったのだろうか。同じ波質の場所では同じ形質の石が見つかることがよくある。 これは複雑な海底の地形と潮の強弱、速度なんかで同じ形質のものがほぼ同じ場所で見つかるということか。あるいはすでに浜辺にあった堆積層の中に同じ形質の石がまとまっていて、雨後、水かさが増した海の状況や浜に向って吹き付ける強風に押された強い波に元々あった堆積層が削られて露出するのだろうか。 これら連れて帰った二つの大きさが違う石も、似通っていた幾つかの持ち帰らなかった石たちもあんまり変わりがない。水にぬれていた時のきれいなこと! 元々艶があったけれど、細かい傷を少し研摩した。日に当てると少し光を透過するね。クラスタはかなり細かい。
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シャルヴェンカ ピアノ協奏曲第1番~第3番
クサヴァ・シャルヴェンカのピアノ協奏曲第1番から第3番 シャルヴェンカのピアノのための協奏曲は4曲あるがCDとして手元にあるのはこの2枚。第1番はアンドレ・アムランがBBCスコティッシュSOで録音したもの。何故が2枚で同じメーカーなのに全曲揃わない。(カップリングはルビンシティンの第4番) もう一枚は2番、3番。セタ・タネル嬢が弾いている。オケはとてもローカリティと情熱にあふれている。 実はセタ嬢もアムランも全曲のアルバムを出している。ロマンティック・ピアノコンチェルトシリーズで切れた演奏をしているマイケル・ポンティも全曲のCDを出していていい演奏です。 買った順番が第2.第3の次に第4番で、その間の年月でケースが変わってしまった。並べると後者が薄い。レントゲンの室内楽でもこういうケースがある。 この作曲家、ショパンのもの苦しいようなセンチメンタリズムはなくて、もっとポーランド系ドイツ人のローカルな血を感じさせるリズム感が好きです。 このピアノのピアニスティックなフィナーレは凄ですよ。ピアニストであったシャルヴェンカ本人の実力が窺えます。無理な押し付けでないところが凄い。 第1番に関してはLabに書いています。第2、第3番と同じくセタ嬢のピアノで聴けます。 https://muuseo.com/Mineosaurus/diaries/201 第2番は第1番と異なり、リスト的なピアノの入り方ではなくて、堂々とした序奏から、ドイツ的な重奏感のある曲調、風通しの良いブラームス。 アレグロ アダージォ アレグロ ノントロッポ 特にフィナーレ楽章である第3楽章はショパンよりもあるかに血が濃い。 第3番はマエストーソ アダージオ アレグロノントロッポ 第2楽章のアダージオは第3楽章に切れ目なしに続きます。感性に溢れたナイーヴな抒情が聴けます。 この作曲家は彼の室内楽もそうですが、ショパンと同等の評価は少なくともされるべきだと思います。彼のグローバルな評価がショパンに対するアナリーゼを通した先に彼の作品があるがゆえの評価であるのは致し方ないのかもしれませんけど。個性の違いは歴然です。 ここでは第3番を https://youtu.be/C3XPEQBuwxQ?si=NuyPF1Xk3OY1_6fr
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プレシオサウルス いわゆる首長竜の総称的地位にある代表的固有種
Plesiosaurs 海棲爬虫類の中でプレシオサウルスはいわゆる首長竜の総称的地位にある。 本当に首の長いエラスモサウルスの対極に位置するプリオサウルスのような首の長くない首長竜の二つの系統の源流に位置している。 プレシオサウルス上科/プレシオサウルス類 生物分類のリンネ指揮階層分類では基本的階級として科(family)が置かれている。上科の位置は科の上科の下には亜科がある。 『科』中心に理解するとおおよその階層は上科 目 科 属 亜科ですね。 また、生き物によって違いますが、動物の場合上科には個体名称の末尾に-oideaが付く。 Plesiosaursの場合はPlesiosauroideaとなる。でもねそう単純じゃないんだよね。ほんじゃ亜目と目は?とかややこしいったらない。 気にしないがよろし。 まあ、首が長くない首長竜と首が長い首長竜の両方に分かれる前のところに位置するジュラ紀の生き物。程度でいい。 ジュラ紀前期のイギリス、ドイツなどの地層から発見された。2.5メートルから5メートルとされる。 ひれの骨格構造から深く潜ることができなかったという説もあり、比較的浅場の海域に生息していたといわれている。上下の歯のかみ合わせは格子のように組み合い、捕食したイカや魚を逃がさない構造をしている。 陸棲の恐竜のような爬虫類のように、本来唇があって外見には牙が見えないはずなのが理屈に合っているけれど、海中では歯が剥き出しでも誰も『おかしい』とは言わない。 描き手は歯が見えた方が迫力あるけど(特に子供には)、肉食恐竜の場合なかなか葛藤があるね。 原画:4000×1700pix 26.5MB tifファイル ライセンス販売 Adobestock(jpg)Pixta(png)
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メンデルスゾーン(フェリックス) 無言歌集 リーヴィア・レーフ
FELIX MENDELSSOHN/ Songs Without Words 第1集から第8集までの全48曲に第49番としてト短調の遺作をつけている完全版 Disk1 第1集 作品19 第2集 作品30 第3集 作品38 第4集 作品53 Disk2 第5集 作品62 第6集 作品67 第7集 作品85 第8集 作品102 各6曲 全48曲 第49番として追加された遺作 Piano:Lívia Rév(リーヴィア・レーフ) 1916年7月5日 - 2018年3月28日(パリで死去) 恥ずかしながら、買ってからまだ全曲を聴くに至っていない。メンデルスゾーンのピアノ曲と言えば厳格な変奏曲が秀逸ですが、この無言歌には時折胸を突かれる曲がある。この叙情の流れを聴いていると、やっぱりこういう分野では姉のファニーの方が才能があったのではないかと思えてくる。随所に彼のというより彼女の作遺品に触発されたようなものも散見される。 Labで書くほどのこともないので、有名な作品30-6『ヴェネチアのゴンドラの歌』で妄想を一つ。 この曲は49曲の無言歌の中で この一曲を聞いて水面に浮かぶ花弁が緩やかな流れの中を風にフルフルと回りながら流れ下ってゆく印象を持ったこともあった。 この曲の演奏はたくさんあって、それぞれ印象が違うのだけれど、この動画の中音のアクセントの付け方は均一で、淡々としている。それだけにタッチの余韻が感情を押し殺して切なげに消える。物語を音で紡ぐのではなく、 音の中に物語を思い浮かべられる演奏。 https://youtu.be/2tLdRPCqGgI?si=xfh9IxbhstNx8k4B 日暮て沈む陽の光が鏡のような水面にオレンジ色の時間を流し込む。 川べりに舫われたゴンドラの影が背後の建物の陰に溶け込んでゆくころ ゆらゆらと一艘の小舟が風に押されながら河口に向かって流れてゆく 舫い綱が緩んで岸を離れたのか、塗りの剥げかかった小舟の船べりは 人の重さから解放された自身の浮力でゆっくりと風に追われて右に左に傾きながら滑ってゆく 昼間の温度を失ったそよ風は、ゆったりした運河の流れの面にトリルのような細かなさざ波を作る それは風に送られる無数の小さな手になって 主のいない小さな船をかすかに揺すりながら運んでゆく 棹に操られる小舟がまだ周りを行き来するころ、その小さな船にはまだ若い男女の姿があった 櫂も棹もなく、ただ流れるままに下りながら、たまに行合う船からかけられる挨拶 返事をするのではないが、互いに頬寄せたまま、口元はにかんだような笑みを浮かべ 彼女はかすかに手を振った そのかすかに上気した横顔を亜麻色の長い髪が風にほどけて降りかかる 若者の方に彼女の頭がゆっくりと落ち、目を合わせたまま短い言葉を口にする やがて行き交う船の途絶えた黄昏れに 水音とともに大きく小舟は揺れ動いた その後の静寂、風のトリル 今、左右どちらの岸辺に付くでもなく、夕暮れの中を漂う小舟にはもう、二人の姿はない 暮れて行く夕日が落ち切り川面の両側から夜が流れ込んでくる
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ムラエノサウルス Muraenosaurus ウナギトカゲの 復元想像図
ムラエノサウルス ラテン語の鰻=うなぎ+saurus=トカゲの合成語 この海棲爬虫類はクリプドゥスという、頚椎が30個くらいあって頸が長く、歯が外側にたくさん並んで頭が細いという特徴を持つ科に属する。ジュラ紀中期の1億6400万年前から1億6000万年まで生息していたと考えられている。本家のクリプトドゥスよりも少し大きい。ほとんど首。 何度も触れているように海棲なので恐竜ではない(恐竜の定義の一番目に外れる。)海棲爬虫類はの首長竜類は大まかに首の短いプリオサウルス亜目と首の長いプレシオサウルス亜目に分かれる。…首の短い首長竜ってなんか変だけどね。 その首長竜類のプレシオサウルス亜目クリプトドゥス科に属すると今は認知されている。骨格だけ見ると歯の数は数えてないから何とも言えないが、大きさの違いだけであんまり大した違いはない。後は想像するしかない体色とかね。 ただ、多分だけど、唇は必要ないので(歯が渇くこともない)から」歯は海岸に出て獲物をとらない限り剥き出しだろうと想像できる。 小魚とか小さな爬虫類とか甲殻類を水中で捕獲して逃がさないように細かくて長い歯が鉄格子のように上下に組み合わさり、グロイご面相になる。これは昔の浅利とかシジミ漁をするときに使ってきた海底の砂を濾すのにも適していて、彼らは海底の砂地から小さなエビや甲殻類を腰採って食べるということもしていたのかもしれない。首が長いほど動かない獲物に対し、広い範囲を探ることができ、水中を泳ぎまわって獲物を追いかけまわすよりも理にかなっているようにも思える。 原画 3600×3000pix ファイル形式 ライセンス販売 Adobestock Pixta
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ジェラルド・フィンジィ チェロ協奏曲・ピアノと弦楽のためのエクローグ他
ジェラルド・フィンジィのチェロとピアノのための協奏的作品等を一枚に収めたCD 僕がHMVで購入した頃はあんまり彼の作品は出回ってはいなかった。今はYO-Yo-Maとか比較的名前の知れたチェリストの演奏も、力のある管弦楽団の演奏も聴くことができる。このCDは比較的平均点で作品の紹介をするには適している。 1.チェロ協奏曲op.40 第1楽章 アレグロ モデラート 第2楽章 アンダンテ クワイエット 第3楽章 ロンド:アダージオ-アレグロ ジョコーゾ 2.ピアノのための大幻想曲とトッカータ 3.ピアノと弦楽のためのエクローグ (パストラル=田園とか羊飼いの風景を描写した詩)) フィンジィの作品は一度彼のクラリネット協奏曲を取り上げてLabに書いた。 https://muuseo.com/Mineosaurus/diaries/138 これ以後もとりあげたい作品がいくつかある。 中でもこのチェロ協奏曲は20世紀に作曲された調性音楽として出色の出来映えだと考えています。彼の作曲家としてのあまり長いとはいえない人生の中で1955年は死を翌年に控えた最晩年の円熟期であり、名作クラリネット協奏曲に続く聴き応えのある作品でしょう。 こういうきっちりとした3楽章形式で懐かしい響きと節度と品の良さを持つ協奏曲を20世紀半ばに書く意味、とか言うことになると議論したい向きもいるかも知れないけれど、実験的な冒険はなく、ただただ音楽と楽器と感性に忠実な本当に自然な心を感じる作品です。 第1楽章の序奏の厳粛さそしてチェロが入ってくるときの渋い主題の展開は、あたかもエルガーが楽譜に記した『ノビルメンテ』の標記がここにも銘記されているのではないかと思える。 本人は純粋のユダヤの家庭に生まれているが育ったイギリスの空気がその血管の隅々まで行き渡っている。 サー・エドワードの作品が持つイギリスのプライドを継承している作品です。 とはいっても、そのエルガーの作品ほど劇的緊張力があるものではなく、ディーリアスの自然を謳歌する手放しの抒情の流れが明確であるわけではない。 それでも、彼らの作品を止揚した中庸がどの楽章にも燻銀のように鈍く輝いている。 第1楽章は長い。 でも技巧的にも主題の気品からも、聴き直すたびに引き込まれるものがある。 第2楽章の素朴だが美しく見事な旋律、そしてコーダ近くの硬質のロマンティシズム、独自の劇性。変転しつつ流れ、じわりと心の奥を熱くする。 主題は何度繰り返されても美しく優しいメロディは淡く糸を引くように心に向かって流れ込む。 そしてここで紹介する第3楽章。 ピツィカートを織り交ぜた序奏から遠くのホルンの響きが終わる頃、非常に印象的なギャロップを始める。 きれいに磨かれた乗馬用の駿馬が踏むリズムのように整然としつつ、『ここに来たかったんだなあ』という感慨を抱かせる音楽が繰り返される。 細かいチェロの技術は高いものが要求されているが、管弦楽との調和が絶妙で決して目立たず、協奏というよりも共奏である。 そしてとてもプライドを感じる作品です。 これは是非全曲を聴いて頂きたい音楽ですが、ちょっと長いですねえ。 聴きながら書きましたので結構な時間がかかりました。 第3楽章を https://youtu.be/tKFVEq0KJNg?si=XZOA_vW-La2nbhHc CDには日本語の裏書が一枚付いています。
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異色のトリオ 二つの三重奏曲 :メンデルスゾーンニ短調 シューマンニ短調
フェリックス・メンデルスゾーン/ピアノ三重奏曲第1番ニ短調op.49 satz1 モルト アレグロ エ アジタート satz2 アンダンテ コン モート トランクイロ satz3 スケルツォ:レッジェーロ ヴィヴァーチェ satz4 フィナーレ:アレグロ アッサイ エ アパッショナート https://youtu.be/QYLjFx94opo?si=G4i05AZ2I8Tsk8yc ロベルト・シューマン /ピアノ三重奏曲 第1番ニ短調op.63 satz1 精力的かつ情緒を以て satz2 生き生きと だが あまり速くなく satz3 緩やかに 深い内的な情緒を以て satz4 火のように情熱をもって Vn チョン・キョンファ Pf アンドレ・プレrヴィン Vcポール・トルトゥリエ ピアノトリオの中でも今でもよく聴く。フェリックス・メンデルスゾーンは室内楽が20作品くらい残っているが、その中でも、この曲とこの演奏をボクはよく聴いていた。 いま、ジャケットを見るとみんな若い。(と言っても、当時から既に初老っぽかったチェリスト、ポール・トルトゥリエとその頃気鋭の若手ヴァイオリニストであったチョン・キョンファは親子ほど年が違う。ピアノパートを受け持つ才人アンドレ・プレヴィンはその二人の掛け合いをピアノで繋いでゆく。決してこれはピアノのための伴奏ではなく、それぞれのパートが調和と共に火花を散らす。でも、うまいねぇ。トルトゥリエのチェロはずっと好きだったけど、ボクはサン=サーンスのVn協奏曲と確か、ラロの作品のカップリングでしかキョンファの演奏を知らなかった。 サン=サーンスのキョンファの切れまくった演奏は凄かった。それを期待してこのCDを買ったが、期待は裏切られなかった。 空中分解寸前の白熱と即興性(特にトルトゥリエ!)。プレヴィンがこんなに激しい燃焼をするとは思わなかった。 それぞれがそれぞれの道で成功した人であり、ずっとトリオを組んでいるのではないだけに、これは二度とないような演奏。 でも、この人達のベートーヴェンの「大公」を聴こうとは思わない。 もともとベートーヴェンのピアノトリオは好きでないのもあるけれど、やはりロマン派の音楽に感情が素直に乗ってるんだな。この人達。 シューマンの方は曲自体はルービンシュタインのピアノ、シェリングのヴァイオリン、フルニエのチェロの方をよく聴く。この演奏第1楽章も好きだ。 プレヴィン、本当にうまい。 曲の感想についてはルービンシュタインのトリオのCDを紹介た時、別にLabの方に挙げましたので興味のある方はそちらの方を https://muuseo.com/Mineosaurus/diaries/125
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見た目恐竜、今のところ恐竜型類 サルトプス エルギネンシス
タイプ種 Saltopus elginensis 最大推定全長1メートル。体は猫くらいしかなく、後はほとんど尻尾が占めていた。再現図として見た目はほとんど恐竜で、かつてはへレラサウルスの近縁種であるとか、ドロマエオサウルス類の恐竜の幼体であるとか恐竜説のサイドからのアプローチが目立ったが、発見された三畳紀後期のスコットランドで確認された骨格の少なさによる誤りとされている。 現在は恐竜ではなく、ラゴスクスに近い恐竜型類とされて落ち着いている。 ボクはこの爬虫類がなぜか気に入っていてもなじぽーずで何度も描いている。『跳ね足』と名付けられた小型のトカゲの躍動感が好きだね。 三畳紀当たりの爬虫類は小型のものが多いが、印象化石の少なさによるのか、体毛を描いたものもあまりないように思う。 今もって骨格の不完全な標本が残されているのみ。 小種名は発見された地域近郊のエルギンという地名によると聞く。肉食。 原画:6000×3000pix pugファイル ライセンス販売Adobestock Pixta ラインスタンプ(Jurassic Stampsシリーズ)
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Sea Pottery 01 うろつきまわってたった一つ。
Sea Glass も最近色的にどうしても届かないものがあって、最近はしてきてガラス瓶に水を入れて楽しむほうにシフトしてきて、きれいな深いブルーとか拾っても、他に拾ってる人がいればあげてしまう。 で、Mussseoで陶器のかけらを展示されてる方がいたのでちょお時にしてみようと思ったが、これがなかなか…絵柄がきれいなものってあまりないね。やっと一枚。 陶器自体の土がよくないのか焼きが甘いのかお皿の地肌が少し荒い。瀬戸物の陶器の艶がないけど、絵が乗りやすいのかな。 裏に広大の一部がついてるからそんなに大きな皿ではないけど、あわい水色の葉の葉脈迄陰影をつけている。下の方は全体に縁どったものかなんだかクローバーのように見える。欲言えばオレンジとか明るい色合いが欲しいけど、多分色としては合ったんじゃないかな。 ちょっと華やかな陶器の全体が想像できそうなものを目当てに石拾いのついでに集めようかと思ってます。✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌
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iお気に入り 一部玉璽化した石英
水でぬらさなくてもそこそこ眺めたりする程度には奇麗だったけど、、あまり傷が目立ったので研磨かけてみた。色はごくありふれたものだけど、結晶の姿とコントラストに感覚的に共鳴するものがあるみたい。こういう色合いに弱いんだね。最初からフラットな底面があり、自立するのでますます気に入っている。
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マイプ マクロソラックス Maip macrothorax 2020年に発見された化石に基づく。
マイプ(悪霊)マクロソラックス(巨大な胴体)全身骨格の一部しか発見されていないが広範囲のボーンベッドからまだ継続されて骨格が調査されている。南米大陸現在のアルゼンチンの白亜紀の地層から各県された部分骨格から推定全長9から10メートル横幅は広く2メートルはあったと推定され、マクロソラックスの小種名はこれに因んでいる。 分類上は頑強な前肢の鉤爪などからメガラプトル類(この分類上の名前のラプトル自体前肢の鉤爪を後肢の第2趾の鉤爪と間違えた名称がそのまま使われていてややこしいんだけど)、メガラプトル科(当然メガラプトル自体ディノニクスやベロキラプトルのようなドロマエオサウルス科ではない)に属するとさとされる。 この科の肉食恐竜の歯はティラノサウルスのようなD字型のやや細く薄く鋭いサメの歯に近い。一年前に一度描いたが、ちょっと気に入らなかったので描きなおした。 原画 サイズ:5500×2500pix 54MB 320dpi ファイル形式tif ライセンス販売 png/jpg Adobestock Pixta 2024年新作
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Mr.Children I Love You
2005年リリースされた12枚目のアルバム。シングルも「四次元」のナンバー3曲をくわえたテーマ感のある言葉を一つひとつ独特の言い回しで音と紡いでいく。様々な結論のない『愛』の形に視点が近くなって、安定した部分と8ビートが前面に出た強さと持ち前のバラッド迄、形のないものを感情の網に中にこわれないようにすくい上げて見せる。 核心を握りしめるのではなく、その周辺からそれぞれの聴く者の中にそれぞれの『LOVE』 の形を感覚的に強く感じさせる。 櫻井和寿の稀有な言葉のつくり方が実にしっくりと曲にマッチしたアルバム。 自分の年と共に歌詞のとらえ方が変わってくるけれど、今は自分自身が回想するに近い遠くなった記憶に浸れるアルバムです。 01.Worlds end 02.Monster 03.未来 04.僕らの音 05.and I love you 06.靴ひも 07.CANDY 08.ランニングハイ 09.Sign 10.Door 11.跳べ 12.隔たり 13.潜水 9曲目の『Sign=サイン』を https://youtu.be/4wuWJ7GAc2s?si=sSw37ldHXnIzXDc1
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