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BlogCats-22 Moca (モカ♀) 2010年5月~2016年3月20日
残念ながらフルサイズの画像は以前のパソコンのハードディスクのクラッシュで救済できず、外付けのハードディスクのハーフサイズが残っていただけだった。12年前のこの猫さんが迎えられたお家には錚々たる強者がたくさんいて、ブログを見るのが面白かったのです。 その中でちょっと気弱そうな姫がいたので描いてみました。 ムズい! サビの入り具合と基本が三色の混交なので色がなかなか拾えない。当時、古生物とは違い、基本趣味で描いていたため、あまり時間が割けず、何とかごまかした。 でもサビ猫の模様は時間がかかるけど途中で適当に仕舞いを付けてもそれなりに見栄えはしてくれる。 モカちゃんはサビ三毛とでもいうのか。 黒は茶トラのカラーと混ざり合い、光によっては濃紺の色合いを見せる。 誰かに見つめられているとき、瞳の琥珀の濃淡は細い瞳孔の位置がいつも自信なげに眼の上部にくっついていていかにも弱い。 意志的にもう少し力強くなるにはやっぱり年齢を重ねなきゃダメなのかも知れない。 絵の中の彼女には少し瞳孔を際立たせて意志的なにらみをして貰った。 まあ、飼主さんの家に迎えられるまでに色々あったのか、物心付かないうちに保護されて、人間が与えられる愛情とは異なる野性の配分が上手く伝わってないのか、ちょっと自信なげな表情に見えるね。 強き目力を持つのは、これからだったのかもしれない。 ここは外にも内にも猛者がいたからねえ。鍛えられたにちがいないと思いたい。 作画 2012 (描いてから2年で他界した。) サイズ 1000×1110pix 360dpi 3.52MB(tif) ゆっくりお休み 音楽は当時と同じシンプルで不可思議エリック・サティの子守歌ピアノ版で https://youtu.be/Jc4qW6mByhI?si=MXfOWPBBa_nhR1JJ
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ヘスペロニクス 白亜紀後期の極小のドロマエオサウルス科
Hesperonychus elizabethae 北アメリカ産 アルバートサウルスで有名なカナダ、アルバータ州の白亜紀の地層から発見された。2024年現在で42年前の発見で、ドロマエオサウルス類を特定する腰部のと指の骨の一部が発見された。大きさはミクロラプトルやシノルニトサウルスとの関連性も語られており、鳥類に近い体形をしているように思います。推定体長は50センチくらいと思われ、現生の鶏くらいのものでしょうか。 食性は肉食らしく、中型犬程度の大きさであったヴェロキラプトルを小さくしたようなイメージで描きました。俊敏性がどの程度必要なのか不明ですが、疾走して獲物を追尾する草原や砂漠での生活よりイメージ的に陽の射しこむ灌木が茂る森林を想定し、ディノニクスやヴェロキラプトルのような尾椎の癒着は想定せずに描きました。 ウィキで詳細を検討しようとしましたが、検索にヒットせず、この絵がいきなり出てくるので少し驚きました。描いている殻が少ないのかな… 2024.2作画 サイズ 約4500×2500pix 46.0MB(tifファイル) 320dpi ライセンス販売 Adbestok Pixta (png透過ファイル)
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ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第7番ヘ長調op.59-1 アルバンベルク弦楽四重奏団
アナログレコードでは枚数がかかるのであまりなかったが、CDでははよくある。このCDはウィーン・アルバンベルクSQのベートーヴェンの弦楽四重奏曲として単曲の録音として手に入れた。こいつが傷だらけになったころラズモフスキー第1、第2が一枚ものとして出た。同じ録音だったので内心穏やかではなかったが、ラズモフスキー1~4などというコンプが出ないうちに3.4番と合わせて手に入れた。そのうち大フーガも含めて全集として出るだろうと思いつつ。(やっぱり出るよな)レコード会社を写ればそこでもラベルを変えて発売される。(ビートルズなんかでもあるよね。国によって組み合わせが違ったりはあまり聴かないけど) ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第7番ヘ長調op.59-1 第1楽章 アレグロ 第2楽章 アレグロ ヴィヴァーチェ エ センプレ スケルツァンド 第3楽章 アダージオ モルト エ メスト -アタッカ(フィナーレへ連続で) 第4楽章 テーマ ルッセ,アレグロ(ロシアの主題による) ベートーヴェン中期の傑作。ただし発表当時の聴衆はそっぽを向いた。 作品59で括られた3つの作品の内第一番と呼ばれる。ラズモフスキー伯爵の依頼により作曲されたといわれる。 ベートーヴェンの楽器の扱いについての最も優れたバランス感覚がはっきりと聴き取れる。 第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ4つのパートが平等に扱われていて、複雑でありながら暖かく明るい。 ただ、緩徐楽章にあるベートーヴェン特有のメランコリィはこの頃にはまだ歌としての流れを持っていて、深い抒情性はあるけれど、内省的な深さについては後期のものほどではない。 風通しはよいが、語られている言葉は広く、深く、情緒的な側面をあまり感じない。 メンデルスゾーンやシューマンのロマン的な深さではなく、ボロディンやドヴォルザークのメロディの美しさに基づくものでもない。 敢えて、そうありたいと努力を重ねたブラームスのピアノを含んだアンサンブルがそのそばに立つ。 ベートーヴェンが音と光りを失って後、弦楽四重奏曲によって自己の内省を表現することについて、最終的には形式にこだわらなくなってゆくのに対して、この中期の傑作は目に見え、耳に聞こえた世界から音楽を紡ぎ出した彼の到達点がある。 室内楽の中で、彼は弦楽四重奏曲とピアノ・トリオに多くの作品を残し、彼自身あまりよく知らなかったと思われるチェロソナタという分野にも偉大さを見せる。 ウィーン風手すさびの色濃いピアノ・トリオに対して彼の中期の四重奏曲は独自の抒情性と明朗性とメランコリィを併せ持っているマイルストーンのように思えてならない。 ブダペストSQや旧ジュリアードのような峻厳さも、スメタナSQの中庸の歌もないけれど、この演奏はベルクやシェーンベルクを通過して振り返った『音』に語らせる魅力がある。ていうか、頭で理解したベートーヴェンより音楽が先に来る。 https://youtu.be/QrGe49Wi-sw?si=zRvZyAjlCISsFLVb
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BlogCats-21 ココア姫
この猫は描いた当時はまだ成猫ではなかった。今、存命であるかもわからない。 でもこの猫さんは僕の心に残っていて再三いろんな形でいろんな場所で紹介させていただいている。 『心暖姫』と書いて『ここあ姫』と読む。 当時描こうとしていたのは成猫であり、子猫は可愛いがボクの描く対象ではなかった。 ブログ猫は基本的に成猫と店主が感じた猫を趣味的に描写している。 心暖姫(ここあ姫)は決して例外というわけではない。 まだ数少ない彼女の写真とその身に起きている喪失とそれを暖かく埋め尽くした飼い主さんの思いが、胸に来る。 真っ直ぐ正面を見据えた瞳の中に毅然を感じさせ、数瞬幼さを一気に消し去る。 たとえ愛猫家でなくてもその心を愛情を確実に鷲づかみにするために与えられえた愛くるしい瞳は彼女にはない。 他と比較できぬ生き物のもつ命の迫真が、無言で主張する。 限りなく黒に近いココア色かその基本になる色がどちらにあるのか写真では解りづらかったけれど、敢えて受けた印象をそのまま描いた。 でも、写真から受ける訴えかけがあまりにも直截的なので、ボクはおそらく猫舌だろう姫にカップを抱かせて一呼吸させて頂きました。 『生き物を飼う』という、一緒に生きてゆくというスタートラインは必ずしも同じレベルから始まるものではないだろうけれど、 彼女の周りで世話を焼く兄猫たちにはどこから始まろうが構わないようだ。 人もそうありたいね。 そうある人が少なくてもここに一人いらっしゃった。 原画 2010.06.09 1346× 1835pix tifファイル 9.43MB 350dpi レイナルド・アーン クロリスに フルート版 https://youtu.be/c9iIsqjzAmE?si=nDZWznM5MEhG3UuU
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クリダステス ベイト的モササウルス
Clidastes(クリダステス)はモササウルス亜科に属する初期の海棲捕食動物であり、他のモササウルスやティロサウルス等大型が主流を占めた白亜紀後期の海で最小のモササウルスの一種でした。全長は3メートル程度。 もちろんモササウルス亜科ですから小さいからって言ってその頭骨の形態からは決して可愛い雰囲気は形成されない。実際に他の大型モササウルスが海洋のニッチの頂点に君臨していた当時、彼らの胃袋いから骨が発見されたりしていて、仲間内ではバイト的地位にあったと思われる。 その大きさから広い海洋で生息したというよりは浅瀬の岩礁などに近く、頭足類や魚類なとの小型の無脊椎、脊椎動物などを捕食していたと思われる。 調子に乗ってちょっと深場に遠征すると、モサやんとかティロやんとか怖いお兄さんにぱくりとやられていたと想像に難くない。 原画サイズ 8200×3000Pix 9.97MB 320dpi pngファイル 2020年 Adbestok用にリメイクしたもの(jpgでアップロード) Adobestockは当時、Pngファイルには未対応でした。 PNG仕様はPixta
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ドヴォルザークとサンサーンスのチェロ協奏曲 (VC) M・ロストロポーヴィチ C・M・ジュリーニ Orch. LPO
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104 第1楽章 アレグロ 第2楽章 アダージオ マ ノントロッポ 第3楽章 フィナーレ:アレグロ モデラート サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 op.33 第1楽章 アレグロ ノントロッポ 第2楽章 アレグレット コン モート 第3楽章 アレグロ ノン トロッポ サン=サーンスの巨匠の手遊びのような演奏もそれなりに爽やかでいいのだけれど、ここで聴くべきはドヴォルザークの第2楽章ですね。 ドヴォルザークのチェロ協奏曲はカラヤン盤、小澤征爾版、古くはターリヒの指揮でチェコフィルと演奏したものが録音としては記憶にありますが、チェコの名指揮者とチェコフィルの演奏はそれなりに一期一会の迫力がありました。ちょっとオケが『おらが国さの作曲家」に入れ込み過ぎていて好みではありませぬ。それでも序奏からチェロがソロで入ってくるところの迫力と音色と重音の恰幅と深さはは凄いですね。 このジュリーニとの演奏では遅いテンポに間延びすることなく絶妙なフレージングでチェロが歌います。特に第2楽章の望郷の歌は出色です。(楽器は現代のチェロと大きさがほとんど変わらぬストラドヴァリの『テュポー』 失礼な話ですが、ボクは初めてこの曲の第3楽章を聴いたとき、浦島太郎の歌のフレーズを想起してしまい、以来その旋律に引きずられてしまってこの年になるまで、第3楽章をあまり聴かなくなっております。例の『昔、昔浦島は』ってとこ。ドヴォルザークさんごめんなさい。(*´・人・*) 第2楽章についてはLabにあげました。 https://muuseo.com/Mineosaurus/diaries/246
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Blog Cats-20 Macaron (マカロン)
マカロンといえば例のパリ風のマカロン・ムーを思い出す。 マカロン自体の歴史は古くてフランスでは13世紀当たりから作られているローカリティのあるお菓子です。 十数年前お菓子職人という名称がパティシエという名に入れ代わった感じがする日本ではローカリティとは無縁の流行り方でした。昔のティラミスとおんなじですね。 某ブログで昔拝見して書いたのですが、このタイプの牛柄さんには『他人の空似』(猫だけど)が非常に多い。ハチワレでちょっと小さい。 モデルに使った写真は陽の光が強くて細部がぼやけてしまっていましたが、そこが手描きの臨機応変。 適当に他の写真の色合いを眺めながら適当に… 目の色が写真によって違うので土壇場で修正した思い出があります。。 昔ながらの金魚鉢を端座して覗き込んでいる絵が浮かんでくる、典型的な猫さんです。 原画 データ2011.5.5 5.57MB Tif 1228×1188Pix 350dpi シベリウス/ピアノ小品 花の組曲OP.85より金魚草 https://youtu.be/d9mn91gh_mM?si=ulXJi4b7rMPjNHba 余談ですが、この金魚草、花は可愛いですが、種子が入った部分は花が枯れるといや、ホラーですね。
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サウロファガナクス ジュラ紀アロサウルス科の最大級の肉食恐竜
サウロファガナクス ”恐竜を食うもの”という属名の訳が使用され、その大きさのシンボルとなっているが、これは以前のサウロファガスという名が持っていた意味であるそうな。 学名は先行するものが優先で、重なってしまうと、属名を変えてしまう。 アロサウルス科の大型の恐竜だけど、化石としてはほとんどアロサウルスが残した資料との共通点からアロサウルス科に入っている他の恐竜と同様、その差は微妙である。 頭部の発見はいまだなく、専らアロサウルスの頭骨がサンプリングされる。どこが違うのか、今のところ骨格のイメージはそんなに違わない。ハッキリ言ってでかいアロサウルスである。 ただ、脊椎動物の尾椎の腹側に並んでいる『V』を横にしたような骨の形状がアロサウルスと違うという。『血道弓』と呼ばれ、尻尾の血の流れをつくる血管が通っていた。爬虫類にはその尻尾の運動性に関与する。 でもさ、素人考えでは、心臓の形状がどんなだったかわからない。これはアロサウルスに限らず、内臓のつくりの相違なんて骨からだけではわからない。現代の形成科学の進歩は3Dの活用技術によって内臓のある程度の復元も可能だろうけど、骨は残ってもその骨に守られていたもの(内臓)は化石を発見する段階では土、ないしは石になっている。骨を削りだす際の『邪魔なもの』になる。まして骨が散り散りになっていれば、なおさらわからない。 ピラニアという魚がいる。人間の掌の半分くらいのヴェルメリーニョから大きめのタイほどの黒く巨大なプレタまでたくさんの種類がある。全て肉食(大胆に言いすぎか)。一番小さな種はアロサウルスのように群れて獲物に襲い掛かる。巨大なプレタは単独、若しくは雌雄で生活する。サウロファガナクスは後者のイメージに重なる。運動性を確保するための血流は体が大きいほど多量の酸素を運ぶために多量の血液を要する。血道弓の大きさや形状が進化することはありうる。個体変異か、進化した別種か。 そこに『科』というまとめ方が見えてくる。 学者が様々な真実を唱える。推測が実体を構成する。 もし、創造主がいるとしたら、『…ったく、こいつら何をやってんだ?』とぼやいているかもしれない。 体長12メートルのティラノサウルスクラスのアロサウルス。(の仲間)が落としどころなんだろうかね。 作画 2024 原画 5500×2852Pix tifファイル 44.9MB ライセンス販売 Adbestok(旧作もあり)
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Beethoven Complete Sonatas for Violin cello and Piano Mstislav Rostropovich & Sviatoslav Richter
ベートーヴェン チェロとピアノのためのソナタ全5曲 2CD Cello:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ piano:スヴィヤトスラフ・リヒテル Disc1 チェロソナタ第1番 ヘ長調 op.5-1 チェロソナタ第4番 ハ長調 op.102-1 チェロソナタ第5番 ニ長調 op.102-2 Disc2 チェロソナタ第2番 ト短調 op.5-2 チェロソナタ第3番 イ長調 op.69 個人的感想等はLabに昔の印象とかを思い出しつつ少しずつ整理しようと思っています。困ったことに全曲このお二人の演奏で聴いているのかというとそうではなくて、結局いろんな人の演奏を聴きかじることになります。 このアルバムは一方はソヴィエト連邦の反体制主義者とのレッテルを張られ、やむなく、西側に亡命し、一方は一般的には父がドイツ人でありドイツ在住のロシア人という扱いを受けたが、最後までソヴィエト人として祖国にとどまった。今彼の生まれ故郷であるウクライナは西側のサイドから見ればロシアの侵略を受けている。芸術家としての彼はその道を一途級どうしたような人生で、そのビデオでの独白には深い悲嘆が籠っているように聞こえた。 その彼らがソヴィエト連邦を代表する芸術家としての円熟期にあった演奏だと思います。 リヒテルのピアノには血の中にあるドイツ的な音楽への寄り添いと厳格さが重く聴こえ、第1番の演奏をボクは心から若々しい作曲家の作品として聴くことはできませんでした。圧巻は第3番。個人的には第4番が好きです。 その第4番の第1楽章の長大なアンダンテの序奏の歌を https://youtu.be/TBAbI8Q7TxA?si=it5bbqGO6-vF654j
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BlogCats-19 ナナ (abikaさん)
昔,abikaさんというハンドルネームの方と暮らしていたアビシニアンのナナ嬢です。 アビシニアンは個人的に飼いたいレベルの好きな猫です。 大型の猫科の縮小版という感じがして、小さなクーガーという感じがたまりませんね。 でも、性格はお茶目で頭がよくて活動的。野獣の面影はないようですが、格好いい猫ですよね。 abikaさんとこの写真はフラッシュを焚いているものが多くて、ナナちゃんの目の色が解らず、スケッチはかなり前にしていたんですが、なかなか絵にできませんでした。 そこでボクの知っているアビシニアンの標準的な目の色を参考にしましたので、ひょっとしたらナナちゃんの目の色と違っているかも知れません。 でも、猫の目黒目の大きさだけではなく、日陰や日向、角度とかによって色も変化しますからこういうのも有りだと思って頂ければ良いのですが。 ショートヘアの猫はロングよりも難しいですね。 普段描いている爬虫類はこんなタッチにはなりませんから。(゜^ェ^゜) 奇跡的にご存命ならかなりの長命ですが…描いたのは14年ほど前です。 2010.1.27 5.31MB tif 1396×1404 350dpi 音楽はセザール・フランクの三声ノミサイ、パニュス・アンジェリカス(天使のパン)です。ソプラノとかテノールの独唱もありますが少年少女の声の透明にはとてもかないません。 https://youtu.be/zXHsD_461Mw?si=NNVVt9_aZZJm90Tf
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アースロプレウラ (ダイオウヤスデ ) あまりうれしくない大型生物
アースロプレウラ 古今の生き物で特に虫の仲間となると大型のものはちと度が過ぎている。特に虫はまあ、我慢しても8本くらいの足なら許せるがそれ以上になるとあまりうれしくない。ただ、6本足でも例えば花や野菜の茎にたかるアブラムシなんかはやや透き通った緑色で翡翠の粒みたいだが、これはお尻から蜜を出してテントウムシから蟻の手を借りで守ってもらっている。でも人間ほどの大きさのアブラムシがいくらお尻から蜜を出しても近寄りたくはない。用はでかすぎるとあんまり側に寄りたくないね。この節足動物は現生のヤスデの親せきで独自の類に分けられているが、はるか昔3億年くらい前の石炭紀からペルム紀にかけで生息していた。現生の日本に生息するヤスデは数センチのものだし、咬みも刺しもしない枯葉を食って腐葉土にする役割をするちょっとムカデ似だけれど蚊取り線香みたいに渦巻き状に丸まって自己防衛する。 でも、こいつはほとんど人間サイズで、それだけにグロイ。キングコングの映画なんかででかいヤスデ風にえがかれていた。 でかいので印象化石に状態のいいものがあり、ウミサソリとともに史上最大の節足動物として名高い。で、何とかヤスデ風にせずにリアリティを持たせて描きたかったのでこうなった。多分もう二度と描かない。( ´艸`) 原画 4000×2000pix pngファイル 320dpi ライセンス販売 Adbestok pixta
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プーランク/チェロソナタ その他 フォーレ、コミタス
プーランク チェロソナタにフォーレのチェロの名曲たちに現代音楽家コミタスの作品を取り上げた意欲的なアルバム。 アストリッド・シラノシアンのチェロに、テオ・フィシュヌレが合わせている。2015年のリリースだが、ぼくはプーランクを聴きたくてこのアルバムを買った。昔はフルニエのチェロで聴いたがもう手元にはそのレコードはなく、フルニエのプーランクは僕の検索納涼ではYoutubeで探せなかった。この曲を聴くと、いつも思いう出すことがあるけれど、それはLabの方に書くことにする。 プーランク チェロ・ソナタ 第2楽章のカヴァティーナを https://youtu.be/ScbybD_RcYg?si=yTJXm_H1kQ4kqcxC フォーレ ・エレジーハ短調op.24 ・蝶々 イ長調op.77 ・ロマンスイ長調op.69 ・シシリエンヌト短調op.78 ・セレナードロ短調op.98 コミタス Al Alux Grunk Hov arek Gaqroun a Kelertsoler Yergink Ambel e Komitas:Kele keke Alakiaz-khe dzangui dzar Shogher djan Gakavik Tchinar es https://youtu.be/2kzoWHg-_M4?si=QesF4lHtRy9B48qz Hoy Nazan Shaghker,Shugker コミタスは現代音楽に分類される作曲家ですが、ここに演奏される楽曲は非常にシンプルな旋律線とチェロの独白がピアソラの醸し出すうなミステリアスでノスタルジックな曲や軽快な舞曲とか耳に残り佳作が多い。 プーランクのソナタと思い出について Lab『心と手の置きどころ』にアップしました。 https://muuseo.com/Mineosaurus/diaries/244
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Blog Cats-18 Mii ニャンコとダラダラ おきぬさんちの 『みい』ちゃん
『ニャンコとダラダラ』というまことに起承転結の予測できないブログ名に惹かれておりました。 いや、好みのネーミングですね。 きりりとした生活をする猫って言うのは見たことないんですが、飼い主が猫的なADLに巻き込まれている様子が目に見えるようです。 ところでこのお嬢ちゃん。さび黒トラとでも呼びましょうか。 茶トラ猫はよく見かけますし、この手の猫も近所にはいるようで、決して珍しくはないと思うのですが、 飼っている方がいない。 この模様の黒はカメラの彩度の採り方で変化すると思うので色づけは自信がない。ブログの写真からは黒さびが独特の雰囲気を持っていて、ダブルコーティングの下の体毛はきめやかなフジ色に見えたりします。 何より、、びっくりしたように見開いた瞳の写真がほとんどで、なかなか特徴的です。 最近でている箱の中の親子は茶トラですね。 この画像はモデルの写真が小さいのでいくつかの画像を参考にして描いています。 さて、似合いの音楽はと…フランシス・プーランクの3つのノヴェレッテ第1曲ハ長調はどうでしょうか https://youtu.be/x2-3_QTTL1w?si=T3d7StSqNF4sh4Ow 原画 2011.05.02 3.84MB 1185×1132pix(展示は横サイズ1000pixで行いました。 350dpi
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サウロニトイデス:トロ―ドン科の優等生
Sauronithoides 白亜紀後期の小型の肉食恐竜 トロオドン科のマニラプトル類に属する。すでに何度も記述しているようにこの(科)を代表するトロオドンという小型恐竜はすでにステノニコサウルスという名前に変わっており、固有の種としての名前ではなくなっているが、(科)としては残っている。変だけどね。 サウロニトイデスは、このトロオドン科の特徴である優れた視覚と聴力を有しており、その眼窩の特徴から立体視が可能であったと推定されている。 現代の鳥類につながる重要な輪の一つ。俊敏で鋭い歯により小型の生き物を捕食していた。他のトロオドン科の恐竜と同じく、後肢の第2趾に大きな鉤爪を持つ。 ただ、夜行性かどうかについては、確かに眼窩は大きくて、角膜の大きさと網膜との距離が問題であり、強膜輪(眼球を支えている骨)の痕跡があれば、そこから網膜との距離を測ることができ夜行性の推定も可能であろうが、問題は化石のデータがあまりにも少ないtことである。まして、眼球がヒトと同じように球体であり、角膜から網膜までの距離が容易に測れるならば推定も容易かもしれないが、鳥とかワニとかの眼球と似ているとすれば、それも、難しいのではなかろうかと必ず必ず夜目がきくわけでもないからね。 2024年にリメイクした。以前は全身羽毛は描いていない。 原画サイズ 4000×2100pix 24.6MB 320dpi ファイル形式 tif ライセンス販売Adobestock (png)
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Blog Cats-17 ドラム(猫になれば大丈夫)
2011年当時『猫になれば大丈夫』というタイトルが付いたブログで紹介されていた二匹の猫さんの一匹。 『へそ天』スタイルの典型を春夏秋冬季節の区別なく見せてくれた。 元来猫は寝てる時間が一生のうちの大半を占めるわけだから畢竟目を閉じているシーンが多いはずだ。 でも、飼い主さん達は不思議と飼い猫が目を開けている写真を沢山撮っている。 苦労してるんじゃないかなあ。 で、ボクもその個性的な瞳孔や瞳の毅然とした彩色に魅せられてそれぞれの猫の個性としてとらえているので、目を閉じて寝ている猫はほとんど描かない。 このドラム君はちょっと面白くて、目を開けたままのへそ天バンザイという見事なものがあった。 それは、退屈で倦んだ人間が無沙汰に寝っ転がり、『うーん、なーんかいいことないかナあ』ってな調子でボーっとしているような、いわゆる魂が遊びに行きかけている目つきであった。 その写真を描こうかと思ったが、結局初めて目を閉じたニャンコを描いてしまった。 でもね、この絵の元の写真、 逆さに振っても同じ格好で目を閉じていそうで、顎の線や目尻の縁にギュッと言う力を見たとき 『いくらなんでもコレは描いとかなきゃいかんやろー』と思ってしまった。い存在感が漲っている。 写真が完結してしまっているのでボクはその存在感を損なわないように復元するしかない。 写真の存在感が凄いのでちょっと描かなきゃよかったかな、と後悔しつつ。ちょっと胸の前で両手をニギッとしていただいた。まあ、絵だから。 2011年10月作画 9.76MB tif 1765×1449pix 350dpi 音楽はやはりフォーレの組曲ドリーから第1曲「子守歌」 https://youtu.be/ldUJ3mK5DuA?si=rDiFGcN6hLJf2_om
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