日本動力安全機製作所 文字のみ表記(避難口誘導灯)

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今でこそ非常口と言って想像するのは“あの”走る人。ピクトグラムの物ですが、実はピクトグラム表示となったのは1982年の事。
当時少しでも意識していた方だとご存知の方も多いと思われますが、実は1982年以前は文字のみの表記でした。
「非常口」「非常出口」「非常階段」などと表記方法はバラバラで、字体もゴシック体や明朝体などと誤差が有りました。
特に明朝体表記で大形の物は、子供が怯えてしまう、手術前の緊張を増幅させるなどの弊害が生じていました。
国内に誘導灯が台頭し初めて等しい黎明期の誘導灯は全て非常点灯が豆電球式で筐体も小さかった為、逃げ遅れが発生しました。
特に1970年代頃に相次いだホテル火災、千日デパート火災などの大型商業施設での火災は老朽化した台頭初期の誘導灯が見え辛い事による逃げ遅れだった為、誘導灯の大型化が義務付けられました。
しかし、大型化してしまうと前述の弊害の他、建物の雰囲気に釣り合わず建築家から指摘が入る事。
そしていくら誘導灯を大型化しても蛍光灯式なので薄暗い煙の中では見え辛く意味が無い事が検証で実証されました。
そんな中、高輝度光源やLEDの台頭。
誘導灯の小型化を実現させながらも高い輝度を誇るコンパクトスクエアが登場し、価格も基本安くなったので、耐用年数を大幅に経過したそれまでの老朽化,陳腐化した誘導灯の更新が促進されて行く事だろうと思います。

この誘導灯は数年程しか存在しなかった(はず...)製造メーカー、日本動力安全機製作所の貴重な初期型誘導灯、昭和46年製になります。
文字のみ表記の誘導灯、通称文字だけ非常口は一番新しくても40年前の製造で、既に耐用年数を大幅に経過している為、各社更新を勧めています。
当然消防法にも引っ掛かる為、消防の立ち入り検査で指摘されるかと思います。
そんな只でさえ貴重な文字だけ誘導灯。更に非常に珍しいメーカーの個体を入手出来た事を喜ばしく思います。

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    tomonakaazu

    2024/11/02 - 編集済み

    豆電球3つでこの趣のある光り方なのですね、、。
    グラフィック的には稚拙だけれど、温かみがあって良い字体だと思います♡

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    • 豆電球は非常点灯時のみ光るのでもっと暗~いです(苦笑)
      蛍光灯10w1本の光ですが、それでも古い蛍光灯光源の物には趣が間違いなく有りますね!
      この字体もまた独特で、他社はゴシック体だった物のこのメーカーは何とも言えない書体をしているのでまた沼です✨

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