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エミールガレ 花瓶(スグリ)
エミールガレ(エミールガレ存命期である第一工房期)の花瓶。 被せガラスにエッチング、グラビュールによって、スグリの模様が施されている。全体的にファイヤーポリッシュによる艶のある質感。 サインは葉っぱの下部分に、茎と一体化するようにデザインされている。 ブタペスト国立工芸美術館に同作品[1]所蔵あり。 [1] https://collections.imm.hu/gyujtemeny/vase-redcurrent-branch-with-berries/546
ガレ 19世紀末~20世紀初頭 フランスk’s collection
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コンピエーニュ城の皿 アガサブルー(国王ルイ・フィリップの注文品)
フランス国王ルイフィリップ(在位1830-1848年)が、自身の居城用に発注した皿。アガサブルーと呼ばれる水色のボーダーに、転写による精密な金彩による装飾。 本作はコンピエーニュ城に所属していたことを示す、シャトー印が押されている。コンピエーニュ城の図録[1]に同様のプレートあり。 [1] A LA TABLE D'EUGENIE: LE SERVICE DE LA BOUCHE DANS LES PALAIS IMPERIAUX, 2009, p.85
皿 セーヴル フランス王立セーヴル製陶所k’s collection
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スポード カードトレイ 伊万里写
1810年代製のスポードによる伊万里写のカードトレイ。 スポード(コープランド)の会長ロナルド・コープランドによるコレクション「The Copeland China Collection」旧蔵。 1937年10月にロナルド・コープランドによって購入され、コレクションに加わった。 オークション出品歴あり[1]、コープランド家がトレリシックハウスを離れる際に出品された実物の一つ。 [1] https://www.bonhams.com/auction/21214/lot/525/a-spode-card-tray-and-similar-square-plate-circa-1810-15/
スポード 19世紀 イギリスk’s collection
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涌田焼〜壺屋焼 白釉 マカイ(お碗)(琉球・18世紀ごろと見られる)
琉球、沖縄でマカイと呼ばれる器。 高台や内側の底には施釉されておらず、17世紀から18世紀のマカイの特徴が見られる[1]。 壺屋に窯が統合される前に存在していた涌田焼の可能性あり。 [1] 沖縄の伝統的な食文化データベース マカイ https://jmapps.ne.jp/okinawacyura/det.html?data_id=318
17世紀 18世紀 日本k’s collection
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ナポレオン3世のサーヴィスより カラフェ
フランス皇帝ナポレオン3世(在位1852-70年)の所有していた食器より、クリスタルガラスによるカラフェ。ナポレオン3世に納品され、宮廷などで使われた。 蓋はオリジナルか不明。 形状からバカラ製の可能性が高い。フランス国王ルイフィリップの紋章が入った同形状のカラフェが、フランス コンピエーニュ城美術館に所蔵されている。 [1] Carafe en cristal Napoléon III https://www.photo.rmn.fr/archive/09-511125-2C6NU0958VNW.html
バカラ 19世紀 フランスk’s collection
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ナポレオン1世、ルイ18世のサービスより皿
フランス皇帝ナポレオン1世のサービスとして納められたセーヴルの皿。 ナポレオン失脚後、国王となったルイ18世のサービスとして再利用された歴史があり、皿中央の紋章がルイ18世の紋章に書き換えられている。また、窯印についても帝立をしめす表現が削り取られている。 光を当て斜めから見ると、ナポレオン1世の紋章と王冠の削った後が確認できる。 専門書に同様のプレートの記載あり[1]、フォンテーヌブロー城での展示にて同系の作品の出展あり[2]。 [1] Napoléon Ier & Sèvres. L'art de la porcelaine au service de l'Empire, Camille Leprince, 2016 [2] La cave de Joséphine, Le vin sous l'Empire at Malmaison, RMN, Paris, 2009, cat. 158 p. 81.
セーヴル フランス帝立セーヴル製陶所 フランス王立セーヴル製陶所k’s collection
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プロイセン国王 ヴィルヘルム2世のサービスよりプレート
第9代プロイセン国王・第3代ドイツ皇帝(在位:1888-1918年)、ヴィルヘルム2世のサービスの皿の一枚。 宮廷で当時利用するためKPM Berlinで製造、納入された。中心部のワシは転写、周辺の花絵は手描きによる装飾。 海外の複数のオークションハウスで同様の作品の出品歴あり。 ドイツ歴史博物館にて同様の作品の展示歴あり[1]。 [1] Der letzte Kaiser. Wilhelm II. im Exil, ohne Verfasserangabe, 1991, p.173
KPM Berlin 20世紀 ドイツk’s collection
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ドーム兄弟 野いちご紋 蓋物
エミールガレと並びアールヌーヴォーのガラスを代表するドーム兄弟の作品。 黄〜オレンジの地ガラスにエッチングで野花の模様が描かれ、金彩で加飾されている。 ガラスはオパルセントガラスとみられ、特に内側から見た際に独特の効果が見られる。 蓋は銀製だが、本体と模様が一致しておりオリジナルである可能性が高い。
ドーム兄弟 19世紀末~20世紀初頭 フランスk’s collection
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ガレ マルケットリートレイ 帆船模様
ガレの工房による木製トレイ作品。 エミールガレ没後の工房(第二、第三工房期)の生産と見られる。 マルケットリーと呼ばれる切った木片を象嵌する手法で、帆船の模様が描かれている。 図柄類例が書籍に記載あり[1]。 [1] Galle Furniture, Alastair Duncan, Georges de Bartha, 2012, p179
ガレ 20世紀 フランスk’s collection
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エミールガレ 円錐形マデラグラス
エミールガレ(エミールガレ存命期である第一工房期)のグラス。 色のついたベージュのガラスで、ブラックライトの反応があり、ウランガラスと見られる。 古典的なガラスをイメージしたエミールガレ初期の作品。フランスナンシー派美術館に同形の作品所蔵あり[1]。 [1] Emile Galle et le verre - La collection du musse de l’ecole de Nancy, 2004, p76
エミール・ガレ 19世紀 フランスk’s collection
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ドーム兄弟 ムラサキナズナ紋 花瓶
エミールガレと並びアールヌーヴォーのガラスを代表するドーム兄弟の作品。 紫の小花はムラサキナズナという花で、スミレではない。 ヴィトリフィカションと呼ばれる色ガラスの粉を地に巻き付ける技法のあと、エッチングで形を出した後に繊細なエナメル彩による絵付けされている。 ムック緑青に掲載[1]あり。 [1] 骨董「緑青」Vol.15 , 2002, p93
ドーム兄弟 19世紀末~20世紀初頭 フランスk’s collection
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ルイフィリップのサーヴィスより ウォーターグラス
フランス国王ルイフィリップ(在位1830-1848年)が、自身の居城用に発注したグラス。ウォーターグラスと見られる大ぶりな作品。フォンテーヌブロー城用を示すFのシャトー印がグラス下部にエングレーヴィングされている。フォンテーヌブロー城の所蔵品[1]に同様のグラスあり。 [1] https://www.photo.rmn.fr/archive/17-628734-2C6NU0AKDZ4MQ.html
19世紀 フランス クリスタルガラスk’s collection
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エミールガレ 花瓶(ヒマワリあるいはダリア)
エミールガレ(エミールガレ存命期である第一工房期)の花瓶。 ヒマワリあるいはダリアの模様がエッチングにより施されており、花の中心は色ガラスのカボション、一部金属箔をいれた装飾あり。 カボションの一つはブラックライトの反応があり、ウランガラスと見られる。 東洋的なフォルムと植物を生々しく表現した、アールヌーヴォーらしい作品。フランスナンシー派美術館[1]、ブタペスト国立工芸美術館に同作品[2]所蔵あり。 [1] Emile Galle et le verre - La collection du musse de l’ecole de Nancy, 2004, p124 [2] https://collections.imm.hu/gyujtemeny/vase-gourd-shaped-with-sunflower-motifs/633
ガレ 19世紀 フランスk’s collection
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セーヴル 花絵ガーランドカップアンドソーサー
19世紀セーヴルのカップアンドソーサー。 花絵の絵付け事例も多い、Pierre-Antoine Sisson (or Sinson)による絵付け。
Pierre-Antoine Sisson (or Sinson)k’s collection
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ナポレオン3世のサーヴィスより グラス
フランス皇帝ナポレオン3世(在位1852-70年)の所有していた食器よりグラス。コンピエーニュ城に類例所蔵あり[1]。 メーカーは不明。 [1] https://www.photo.rmn.fr/archive/09-506195-2C6NU09P7428.html
19世紀 フランスk’s collection