横山光輝 【捨て童子 松平忠輝】全3巻

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これは原作:隆 慶一郎、作画:横山光輝。

歴史物ではあるが、そこは原作者の意もあるが、人間関係が複雑で読み出すと結構疲れる(笑)

《あらすじ》

太閤秀吉の晩年近く、豊臣五大老の一人の徳川家康が強大な力を持つ様になってきて、『石田三成VS徳川家康』が現実味を帯びてきた。

主人公は家康の側室が産んだ六男で、幼名を【辰千代】だったが、家康は産まれたばかりのこの子を観るなり「これは鬼っ子じゃ!捨てい!」と。(実際に捨てられる訳ではなく、一旦捨てられ誰かが拾う手筈)

僅か七歳で剣術師範・槍術師範を子供扱いにして勝つ(武芸は習っていない)。 笛は3日だけ習ったが、即興で曲を作り、猿以上に素早く動き、枝から枝を飛び移る。何をやらせても天賦の才でズバ抜けていた。

その辰千代もやがて松平忠輝(まつだいらただのぶ)として政の表舞台に出る様になり、忌み嫌っていた家康ですらが忠輝とは和解。
時代は家康は隠居し、次男で凡才の秀忠が二代目将軍になった。

忠輝は何もかもに優れ、傀儡(日本に滞在する異国民や流民)だろうとキリシタンだろうと別け隔てなく付き合い人望もあった。

二代目将軍・秀忠は合戦経験も無く(デビューの戦いはボロ負け)、度胸も人望も無い。 事ある毎に忠輝や父である家康さえも亡き者にとあれこれ仕掛けるも失敗に終る。

時代や様々な人との渦に忠輝も飲み込まれていく…

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