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限りなくアホに近い男/ 亜月裕 作
1970年代の別冊マーガレットの三大有名作家は『くらもちふさこ、槇村さとる、亜月裕』であると私は思っている。その亜月裕の作品。このギャグ漫画要素満載の画風を継承したのが、コレより後に発表される『伊賀のカバ丸』だ。当時の少女マンガの王道であるラブストーリー感が欠如しているのが彼女の作風であり、そこが彼女の最大の魅力だと私は思う。
まんが 集英社 320円わびすけ
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テルマエロマエ/ ヤマザキ マリ作
『テルマエロマエ』が11年ぶりに 再連載が始まったというニュースを目にした。 私はこの作品には、映画が出来る前から出会っており、家内と一緒に大ハマりした作品である。2008-9年頃だったと思う。 時代が変われば考えも見方も変わると思う。果たして、今回の作品はどんな内容なのだろうか。それにしても、日本民族のことを『平たい顔族』とはよく言ったものだ。^^;
まんが エンターブレイン 定価わびすけ
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龍馬へ/ むつ利之 作
坂本龍馬が主人公のマンガと言えば、『おーい!竜馬』をまずは思い浮かべる人が多いと思うのだが、コレもちょっと秀逸である。全7巻とあまり長くない話なので、龍馬好きな人にとっては、きっと読み始めたら一気読みすること間違いない。ただ、『おーい!竜馬』のリョーマよりアホづらなのがたまにキズ ^^; 歴史上の人物にまつわる物語だから、龍馬のことをよく知っている人は 「あぁ、あの話か」などと安心して読めると思う。まぁ、歴史上の人物の宿命で、最後はどうしても死んじゃうですが… ^^;
まんが 講談社漫画文庫 440円わびすけ
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バガボンド/ 井上雄彦 作
1998年に連載が始まった時、私はアラフォーを迎えようとしていた中年、三児の父親だった。元々、歴史が好きだった私は、もっと若い頃吉川英治の『宮本武蔵』を読もうと意気込んだが、あまりの長さに断念したのだった。それが原作、そして『マンガ』という媒体に飛びつき、あっという間に読んだ。 ところが、『38巻』が出ない。もう10年出ていない。やばい😅 私も還暦を過ぎ、話が終わるのが先か、私の寿命が尽きるのが先かという微妙な所に来ているように思う。できれば最後まで読破したい。
まんが 講談社 720円わびすけ
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赤いガラス窓 / くらもちふさこ作
昭和時代のTVドラマ『ふぞろいの林檎たち』に登場した女子大生達が偽名に使っていた「まきむらふさこ」「くらもちさとる」は、当時の二大女性漫画家の槇村さとる氏とくらもちふさこ氏をもじった名前だったことは想像に難くない。 その1人、くらもちふさこさんの作品に初めて触れたのが、私の場合 この『赤いガラス窓』だった。1977年のことである。くらもちさんの作品に出て来る「女の子」は決して美形とは思わない。でも、当時、習っていた『古文』の表現で言うところの「いと らうたし」なのだ。そばで見ていてハラハラして、どうにも手を貸してやりたくなる様な可愛さ… 令和になって、そんな『女子』はとんと見たことない。(^^;; 1970年代、シンガーソングライターの真似事のようなことをしていた私は、同名の曲まで作った ^ ^ 古き良きフォーク全盛期である。 https://youtu.be/5xb5bjeQz0M?si=f5PkpGN_BqC_Ayk5
まんが 集英社 320円わびすけ
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アドルフに告ぐ/ 手塚治虫 作
初めて読んだ時、何故か 見てはいけないものを見てしまった様な、知ってはいけないものを知ってしまった様な罪悪感に似た気持ちに苛まれ、やり場のないその気持ちに飲み込まれそうになった記憶があります。 同氏の『ブラックジャック』を読んだ時も 似たような感覚になったのですが、これはその数十倍の威力がありました。私は昭和30年代の生まれなのですが、手塚治虫氏の作品を楽しく読んだ思い出は あまりありません。澱んだ垂れ込めた雲の下、晴れない気持ちでページを繰った記憶の方が圧倒的に多いですね。
まんが 秋田書店 600円わびすけ
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『放課後』/ 槇村さとる 作
1970年代、私が通っていたのは都内のとある男子高だったのだが、高二の時、同じクラスだった友人の影響を受け、いきなり『別冊マーガレット』のファンになった。中でも、槇村さとるさんの作風が好きだった。私が初めて読んだ彼女の作品がこの『放課後』である。嗣美ちゃんという何の変哲もない女子高生の他愛もない日常生活と恋バナなのだが、私にとっては今で言うところの『推し』1号となった。 当時、私はシンガーソングライターの真似事をしていたので、このストーリーをお借りして曲まで作ったものだ。 https://youtu.be/RT7fnbsKTgY?si=5kYIKVilkx9s4lTL
まんが 集英社 320円わびすけ
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ワイルド7 / 望月三起也 作
私が小学生の頃、PTAで問題になった。当時、実写版がテレビ放送されていて、父兄参観で親たちと討論会になったのを覚えている。 プラモで7人が乗っていたバイクを作り、本棚に飾っていた。初めてプラモに自分で色を塗って自己満足に浸っていた。^ ^ 特に、『両国』が乗っていたのがサイドカーで、主人公の飛葉大陸のマシンより好きだった。『コンクリートゲリラ』って言う話で両国が爆死した時はショック大きかった。 バイクは自分では還暦過ぎても一度も乗ったことがないけど、あこがれていたなあ。
まんが 秋田書店 220円わびすけ