レコード棚の中の1枚

レコード棚から引っ張り出してきたアメリカ・シングル"LADY MADONNA"のLAプレス盤。

ピクチャー・スリーブには、折れや擦れが目立ち、特にレコード取り出し口の上部はかなりの傷み具合い。

そして、A面のレーベルには、嘗て、このレコードを所有していた方の名前と思われるSCHENCR(スペルは、これで正しいのかな?)の文字がペンで書かれています。

このような名前(?)が書かれているレコードを見ると、『所有者は、当時、どんな想いでこのレコードを手に入れて、どんな想いで曲を聴いていたのだろうか。』なんて考えたりもしてしまいます。

1964年～1965年のビートルマニアのティーンエイジャーなら、レコードが擦り切れるほど聴き込んで、而も、取り扱いも荒いことから傷だらけになってしまいますが、それはそれで当時の熱狂的な雰囲気が伝わって来るような良さがあります。

一方、この"LADY MADONNA"、レーベルに名前(?)を記入するくらいだからそれなりの若いビートルズ・ファンが買い求めたものと想像できます。たゞ、レコード盤自体は意外と綺麗なので、『このレコード、気に入らず、聴きまくることしなかったのかなぁ。』なんて思ったりもして...。

そんなわけで、この"LADY MADONNA"、ミューゼオにはアップしていませんが、チョイと惹かれる1枚です。