NXクーペ 1990

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7代目(B13型)サニーをベースとしたスペシャルティカースタイルのクーペ
メインターゲット層とされた若者がスポーツ指向の強いモデルを求めていたため、北米向けに企画された本車はニーズに合わず、取扱店であるサニー店の人気車であったS13シルビアの影に隠れてしまい、販売は不調であった

カジュアルに見えるNXクーペですが、ボディサイズよりも高性能なエンジンを搭載していました。1.8リッターエンジンは、最高出力130hpを発揮し、加速力や最高速度に優れています。それを5MTで操るのですから、スポーティーな走行が得意です。エンジン音は高くはないですが、良い音が聞こえました。また、カジュアルでスポーティな外観は、車好きや若者を中心に人気があり、コンパクトなボディサイズは、都市部での走行や駐車に適しています。最近は2ドアのこんなクーペが無いですね。

NXクーペの気になる点は、後席のスペースやトランクの容量が狭いことが挙げられます。二人乗りに割り切れば大丈夫ですが、それ以上になると、やはり狭いです。スタイリングに気を使っているクルマなので、荷物室やリアシートのことは、余り考えられていないです。また、ハードなサスペンションセッティングが採用されているため、乗り心地がやや硬いです。1人でスポーツドライビングが楽しい設定になっていて、その他の人のことは、余りイメージされていない感じがしました。

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