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Mappin & Webb W J H Carriage Clock cc-144
ムーブメントプレートのWJHの刻印が気になっていたので、 前段の Mappin & Webb を分解してみました。 優秀なレバーエスケープメントとの表記が気になっていたのですが、 スタンダードな Carriage Clock でした。
Carriage Clock Mappin & Webb W J H 36000円0318
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RICHARD & Co made in France - 2
画像のキャレッジクロックのムーブメントの裏面プレートに、 楕円に囲まれたR & Co の刻印があります。 前段のキャレッジクロックのスタンプとは 若干の違いは有りますが R & Co 1848年 Lemaitre & Bargmann により パリで創業 1857年にロンドン支店を開設。 1867年 このロンドン支店は、フランス時計の交易を主務とする French Clock House Ltd.として RICHERD & Co となった・・・・ とのこと、 いくらか気が晴れました。
Carriage Clock RICHARD & Co 100.000円0318
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RICHARD & Co MADE in FRANCE #1 cc - 110
由緒ある老舗から、血統書{箱書き}付きの逸品を購入することは まず無い、 しかし、逸品(?) が手元に辿り着いたときに、一息入れて・・・ さて、何処の国の、何というメーカーで、いつ頃、造られたものなのか? どんな経緯で、今ここにあるのか? などなど 来し方・行く末{?}を詳らかにしたいのは、コレクターの性と言えます。 何らかの手がかりがあれば、貧弱な知識を辿って、迷宮に迷い込んでいきます。 画像のキャレッジクロックの文字盤のネームは、消えかかっていますが、 ムーブメントの裏面プレートの R & Co の刻印が、道しるべとなりました。 R & Co 1848年 Lemaitre & Bargmann により パリで創業 1857年にロンドン支店を開設。 1867年 このロンドン支店は、フランス時計の交易を主務とすした French Clock House Ltd.として RICHERD & Co となった・・・・ ここまでたどり着くことが出来ました。
Carriage clock Richard & Co 100.000円0318
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SQUEAR FLUTED COLUMN with PIERCED PANELS CASE の Carriage Clocks #1
縦溝彫が施された 四隅の飾り柱、 文字盤を覆う繊細な草花紋様の金銭細工 過剰なほどのデコレーションだが、個として見事にバランスを維持しています。 真ん中のものには、 両サイドにもフィリグリー・パネル(繊細な草花紋様の金銭細工)が嵌め込まれています 象牙を加工した円形ダイヤルに、アラビア数字で表された時刻表示が特徴。 CASE STYLE のバリェーションに SQUEAR FLUTED COLUMN with PIERCED PANELS と紹介されています。 サイズ 14.5㎝h(ハンドルアップ) レギュラーサイズですね。 右は、2000年12月 足立 豊比古さん(ギャラリー 3.3.8/トキ貿易 OB)から、 左の2台は、異人館/木場 淳さんから購いたものです。 木場さんは、このタイプの意匠がお気に入りで、 他にも同じようなデコラティブなキャレッジクロックを何台も購きました。 異人館/木場 淳さんについては 84Fで ご紹介しております。
Carriage Clock FRANCE 平和島骨董市0318
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神戸北野 NOA Antique 鉢木伸一郎 さん - 4 Carriage Clocks 3点
神戸 北野町界隈は風見鶏のある風景で、異国情緒の漂う街。 NOA ANTIQUE は、坂道の途中にありました。 オーナーは鉢木 伸一郎さん、 趣味が嵩じて1972年に開業。 吟味された古時計やランプ・ギヤマン器など等が3坪の店にぎっしり。 さて、carriage clock 3 点、 後ろの2台、cc-046,cc-050,は Squear fruted Column with Pierced Panels Case (92Fで紹介) 左端、文字盤は Champleve (細密なエッチング+エナメル加工) 1880年代 ビクトリア朝スタイル、リング部分は象牙加工。 前右、10㎝hのミニチュァタイプ cc-058 ケースや文字盤に細密なエッチングが施されています。 これらは 1984年から87年に、NOA ANTIQUEから購きました。 鉢木さんとは20数余年のお付合いになりました、が・・・・ ’95年の阪神淡路大震災で全てを失い、 精神的に不安定な状態に・・・ ご子息が、西麻布の antique 23 で、 中国製のトールビヨンなどを扱われていましたが・・・? 没交渉になってしまいました。
Carriage Clock FRANCE 神戸 北野 NOA Antique0318
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「古典屋」 赤羽 勲・木村 邦雄さん 追憶 #1 新橋 地下鉄・プロムナード
その昔、地下鉄銀座線新橋駅の改札口近く、地下鉄構内にあった「古典屋」は、「目も眩むばかりの世界」に 私を引きずり込んだ記念碑的な店でした。 店主の赤羽さんが六本木で質屋を営む傍ら、昭和20年、新橋・地下鉄ストアーに「生活骨董の店 古典屋」の看板を挙げたのが始まり。 得体の知れない諸々の宝物が、地下鉄への通路に面してうず高く積み上げられている。 戦後の焼け跡の雰囲気を色濃く残し、余人を寄せ付けぬ砦のごとき趣であった。 この宝島を発見した時は、 なぜか、熱い血潮が体の隅々までドックン・ドックンと流れるのを感じました。 さて、赤羽さんはと言えば、掃溜めに鶴といった風情の旦那様で、 駆け出しの若者の無知で無礼な問いかけにも丁寧に応え、 モノにまつわる知識や、こだわりを色々と教えて頂きました。 フランス枕と愛称される古時計に最初に出逢ったのがこの店 真鍮のフレームに、面取りガラスの端正な置時計。 裏面の扉を開き、カリッ・カリッと鍵を巻く。 上から覗くと脱進機がリズミカルに回りだす。 機密性が高く音が静か、枕元においても気にならない。 枕時計と呼ばれるゆえんだ。 まさしく「美しい機械」との出逢いであった。 さて、その赤羽さんは'77年70歳で亡くなられ、 口ひげが特徴的な番頭の木村さんが跡を継がれた。 お店には、もう一人、紺色の事務服を着た甲高い声のおばさんが、店番をしていた。 この店で、北原照久さんや緑川洋一氏と何度となくすれ違ったことです。 1970年代前半、新橋地下の大規模開発(WING 新橋)に伴い、古典屋は八重洲の梅田ビルに移転。 梅田晴夫さんのオフォスのあったビルで、 「紳士のライセンス」など、男の嗜みやこだわり・薀蓄の著作を多く著す。 一方「GEM の会」を主宰し、コレクター同士の交流会などが催されていた。 やがて、その梅田ビルも再開発と言うことで、渋谷区東へ移転した。 そうです、ここを訊ねたときにも、忘れられない物語が有りました。 それはまた後程・・・
Carriage Clock 赤羽 勲 新橋・古典屋0318
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A very small Carriage timepiece
A very small Carriage timepiece 左側のミニチユア 8日巻ムーブメント サイズ 6㎝h×3.5㎝×3.5㎝ SOTERBYS July.1988 London のセール スリムでスマートな形状が、気に入り、入手しました。 裏面に BREVE A PARIS の刻印があるのですがメーカーや製作者などは解りません。 調べてみます、その内判るでしょう。 右の、モァ・ミニチユア は4㎝h(脚部を含んで) これが私のコレクションでは最小 Carriage clockです。 Giantの1/6のサイズ 体重は、80g Giant の 1/70 で、 超フライ級です キャレッジクロックの評価に於いて、サイズは重要な要素です。 より小さい方が、よりベター。 miniature(3inch=75mm ) は、価値があるとされています。 こちらは、以前に触れました、名古屋の安藤さんを通して、養子にきました。 小さいですが性能は良くコッチ・コッチと、これまでの人生を語りだします・・・ ケースの底部に鍵が納まっていて、育ちの良さ、躾の良さが伝わります。
Carriage Clock BREVE A PARIS ? SOTHEBYS London 春江堂0318