ファンとアンチの狭間で ～ VOL.12 眠れる森の美女②

＊なんでこんなことを綴っているのかはこちらをご覧ください

　ファンとアンチの狭間で ～ 本当の自己紹介

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*ファンとアンチの狭間で ～ VOL.11 眠れる森の美女①

*ファンとアンチの狭間で ～ VOL.13 眠れる森の美女③

前回の続きで他の登場人物について思いの丈を綴っていきます。

●３妖精（フローラ、フォーナ、メリーウェザ―）●

フローラ：赤の妖精。リーダー格で押しが強い。

フォーナ：緑の妖精。おっとりで涙もろい。

メリーウェザ―：青の妖精。他より博識でリアリスト。フローラとよく衝突する。

脇役扱いだけど、本当はこの３人が主役なのでは？と思うくらい最初から最後まで出ずっぱりです。

そして、この物語最大の功労者たちです。

オーロラ姫生誕パーティでは「我らが心から愛し敬う妖精」と入城時の読み上げで紹介されます。

・壊滅的な家事能力

マレフィセントから守るため、生後まもないオーロラを16年間も育ててきました。

その時に３人で決めた約束は【魔法を使わずに育てること】。

マレフィセントには魔力を察知する能力があるのか、何かの拍子で魔法を使っていることが知れたらバレてしまうためそのような取り決めになりました。

それなのに・・・

16年間どうやって生活してきたのかわからない壊滅的な家事能力です（笑）

誕生日プレゼントにドレスとケーキを作るのですが、まずドレスは「スカートは下に穴があるから」という理由で布のど真ん中に穴を空ける作業から始め、ケーキは「たまご２個を生地にまぜる」という工程で殻ごと練りこみます。

今までどうやって暮らしてきたんだろ（笑）

・バレた理由

16年間魔法なしで頑張ってきた甲斐あって今まで存在を知られることなく暮らしてきたけど、プレゼントの散々な出来に久しぶりに魔法を使うことになった３人。

そのときにドレスの色をピンクとブルーどちらにするかで、フローラとメリーウェザ―がケンカをします。

魔法を使うと杖の先からビームみたいなのが出るんですね。

そして硬いものに当たると反射する仕様みたいです。

戸も窓もその隙間さえも塞いで慎重に使っていたはずなのに、唯一塞ぎ忘れた煙突から吹き出してバレます💦

そしてそれを見つける優秀なマレ様のカラス（笑）

・マレフィセントは困ったちゃん？

とてもおっとりで、いつもケンカの仲裁役をしているフォーナ。

映画の中で彼女がマレフィセントについて語っている箇所があります。

《オーロラが呪いを受けた後、３妖精の会話でのフォーナの発言》

　「呪いを解いてもらえるよう説得をしましょう」

　（そんなのは無理との反論に）

　「そんなに悪い人かしら・・・」

　（姫を花に変えて隠そうという案に対して）

　「（マレフィセントは花を）いつも霜で枯らすの。あの人、本当の幸せを知らないんじゃないかと思うの」

人々に怖れられ、ディズニーハロウィンでも絶対的な強者のような描かれ方をすることが多いマレフィセントですが

フォーナにかかれば「ちょっと困った人」になってしまうようです。

・魔法の縛り

彼女たちの使う魔法には"縛り"があるようです。

それは『幸せや喜びのためにしか使えない』というもの。

オーロラが呪いを受けた際、メリーウェザ―の「（マレフィセントを）ヒキガエルに変えてやりたい！」という発言を"縛り"を持ち出して却下します。

その言葉通りマレフィセントに捕らわれたフィリップ王子を助けて、

美徳の盾と真実の剣を与え・・・

マレフィセントの城から逃げる際は、落石をシャボン玉に変えたり、放たれる矢をお花に変えたりして防戦します。

王子は崖の突端に追い詰められ、マレ様も第二形態で臨む最終局面。

３妖精は剣に魔力を込め、フローラが叫びます。

「真実の剣は素早く正確に飛び、悪は死に絶える！二度と蔓延ることなし！！」

そうして放った真実の剣はマレフィセントの胸を深々と突き刺し・・・

ってちょっと待って。

妖精の魔法は『幸せや喜びのためにしか使えない』んじゃなかったの？！！

急に全然テイストの違う魔法が飛び出したけど？？？

だったら序盤で言ってた「ヒキガエルに変える」ってのをやっとけば、八方丸く収まってこんな大ごとにならずに済んだんじゃないの？！？！

教訓：ルール（縛り）は破るためにある。

To be continued...

#2020年

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#ルールは破るためにある