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フィンガーペインティング/アール.クルー
1977年ブルーノートからの当時としては異色のリリース。今でこそ当たり前のアコギをステーブ・ガッド、ルイス・ジョンソン、リー・リトナーなど豪華のメンバーをバックに軽やかに演奏した逸品。本物の演奏は時を経過しても陳腐化しない、それどころか益々輝きだす。
BLUENOTE平碆 善幸
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アウト.トゥ.ランチ/エリック.ドルフィー
透徹した空間 2009年2月17日に日本でレビュー済み コールマンやアイラーの演奏とは一味違う 骨格のしっかりした構成美。 浮遊するような音空間、 原色にちかい強烈な色彩感覚で一音の無駄もない 音をメンバーそれぞれが キャンパスに配置している。 しかもメンバーの奏でる音は終始 拮抗しておりその強烈な存在感は損なわれることは 一切ない。これはもう 完璧なモダン・アートと呼ぶほかはない! リーダーのバスクラ、フルート、アルトサックスは 自在に行き来し、ボビー・ハッチャーソン のバイブとトニー・ウイリアムスのドラムは 的確なアクセントを配置しシャープに刻み続ける 64年発表当時、「新主流派」と呼ばれた この作品がどれだけ斬新だったか 計り知れないが今でもその輝きは決して失わない アヴァンギャルドの金字塔!!
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ブルー、トレイン、ジョン、コルトレーン
説明 Amazonレビュー コルトレーンのリーダー作は、ブルーノートには1枚しかない。それが本作である。リー・モーガン&カーティス・フラーとの3管編成でのびのび、かつエネルギッシュに吹いている名作だ。ケニー・ドリュー、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズというリズム・セクションの顔ぶれも申し分ない。録音は57年。セロニアス・モンクとの交流を経て、コルトレーンが急成長を遂げた時代の演奏だけに、そのプレイは自信に満ちあふれ堂々としている。 マイルス時代はともかく、コルトレーンのリーダー作にはどこか求道者的な色彩がつきまとう。だがこれは例外的な作品で、ファンキー・ムード満点、解放感いっぱいのハード・バップ・ジャズだ。重い戦車が疾走するようなコルトレーンの重厚なテナー、ブリリアントなリー・モーガンのトランペット・ソロ、もうすばらしいとしかいいようがない。大げさでなく、このアルバムを聴いていると、ジャズ・ファンでよかったとつくづく思う。これほど満足感を味わえるアルバムもめずらしい。(市川正二)
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チュニジアの夜、アート、ブレイキーとジャズメッセンジャーズ
チュニジアの夜(Night in Tunisia) 1960年 アルバムのタイトル曲「チェニジアの夜(Night in Tunisia)」は、トランぺッターのディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)が作った曲。 まだマイルス・デイヴィス(Miles Davis)のバンドに参加する前の、若き日のウェイン・ショーター(Wayne Shorter)がテナーサックスで参加するとともに「チェニジアの夜(Night in Tunisia)」のアレンジも担当。 メンバーは、トランペットのリー・モーガン(Lee Morgan)、テナーサックスのウェイン・ショーター(Wayne Shorter)、ピアノのボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)、ベースの ジミー・メリット(Jymie Merritt)、そしてアート・ブレイキー。 このアルバムでは、誰からも天才と認められていながら若くして亡くなったトランぺッター、リー・モーガン( Lee Morgan)が演奏しています。 フロントはトランペットとテナーサックスの2管の編成。 ジャズ・メッセンジャーズのチュニジアの夜 2012年5月25日に日本でレビュー済み この"チュニジアの夜" はジャズ史上に残るディジー・ガレスピーの代表曲ですが、1961年、アート・ブレイキーは正しく全く同一のこのメンバーと来日し、東京産経ホールの舞台に立ちました。その頃毎日ジャズ喫茶通いであった若き日の僕は彼らの生演奏の迫力に酔い、頭を振り足を踏み鳴らして興奮しました。その時の演奏曲目もこのアルバムと同じものであり、中でもこの"チュニジアの夜"は僕にとって忘れられない一曲となったのであります。ですから、このアルバムは今でも僕の頭の中で光り輝いております。 1人のお
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