『少年マガジン』の表紙がアートだったアノ年/横尾忠則編

初版 2019/02/09 21:35

表紙構成・横尾忠則編

(1)1970年5月24日・22号・原画/ちばてつや・原作/高森朝生『あしたのジョー』

(2)1970年5月31日・23号・原画/川崎のぼる・原作/梶原一騎『巨人の星』

(3)1970年6月07日・24号・原画/影丸譲也・原作/真樹日佐夫『ワル』

(4)1970年6月14日・25号・原画/石森章太郎『リュウの道』

(5)1970年8月16日・34号・英国ハマー・プロ製作『吸血鬼ドラキュラ』

(6)1970年8月23日・35号・原画/斎藤五百枝/絵本『桃太郎(講談社)』

(7)1970年8月30日・36号・原画/香朝楼『形見草四谷怪談(早稲田大学演劇博物館)』

(8)1970年9月06日・37号・原画/東宝映画『決戦!南海の大怪獣』ポスター

(9)1970年9月13日・38号・原画/手塚治虫『鉄腕アトム』



実は上記九点以外にもう一点幻の未発表作品があるそうだ。

「コミックボック」1月号で横尾忠則がインタビューのなかで話をしている。

(以下抜粋)

 <翌年(1971)正月からまた始める事とになり>今度は表紙を真っ赤にし雑誌名は金箔を提案。そして谷岡ヤスジのあの鳥が「バカ、糞して寝ろ!」って叫んでる。しかし編集部は正月早々こんなことを読者に言えない、使えないという。私は「講談社が読者に「バカ、糞して寝ろ!」と言ってるのではなく権力、常識、政治や社会に対して叫んでる、大衆、国民の声なのだと怒ったが結局ダメだった。

 あの鳥が叫んだことは、重要なこと、最高のメッセージ。今まで以上に売れたと思う。僕は大傑作ができたと思ったんだ。


参考書籍

「ブルータス・少年ブルータス」1991年8月1日発行/マガジンハウス

「荒俣宏の少年マガジン大博覧会」1994年5月30日発行/講談社

「コミックボック1月号」1999年1月1日発行/(株)ふゅーじょんぷろだくと

「横尾忠則マガジンVOL.1」1999年1月発行/平凡社


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遅まきながら断捨離、と言うかむしろ「終活」。
然し乍ら手放し難き愛着の品、数々。。。。。。

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