【1987/11/18】世界歴史都市会議記念郵便切手

0

世界歴史都市会議を記念して、昭和62年11月18日に60円郵便切手が発行されます。
世界の都市の中で1000年以上の歴史と50万以上の人口を持つ都市を中心に、京都市と歴史的類似性のある都市や姉妹・友好都市など35都市の市長を招請して京都市で開催される会議です。
会議のテーマは"21世紀における歴史都市-伝統と創生-"で、人類の発展と文化の向上に大きな役割を果たしてきた歴史都市が持つ長い経験と知恵の交流を図り、これからの都市の発展に活かしていくことを目的としています。
会議は11月18日から21日まで、京都市左京区の国立京都国際会館で開催されます。
意匠は二条城二の丸御殿(国宝)の車寄(くるまよせ)と遠侍(とおざむらい)の屋根を中心に撮影したもので、車寄は玄関にあたり、遠侍は入城した参賀の諸大名の控の間にあてられたところです。
二の丸御殿は、近世に発達した書院造りという住宅様式の最も豪華な実例で、17世紀初頭の日本建築を代表する建物です。
国宝に指定されている5つの城で、二条城が切手の意匠に取り上げられたのは今回が初めてです。

Default