人々の足

初版 2022/09/06 16:07

改訂 2022/09/10 18:20

このタイプの自転車は一体いつのものだろうか。

全体がアルミでもカーボンでもなく、鉄製で形作られている重量級の「人々の足」。

以前、信用金庫の職員が営業用にこれと同様のものを使っており

彼は「壊れないから信用できる。多分私より年上。重すぎるのは欠点だけどね。」

と話していた。

この自転車もきっと、何十年と卸市場を駆け回ってきているのだろう。

主人は代替わりしても、その道具は想いと共に脈々と受け継がれていくのだ。

手の凝った製品を収集しています。

どのように手が凝っているのかを「知識」の裏づけのもと考察したり、
なぜそういった趣向が凝らされたのか作り手の意図を予想することが好きです。

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