Zlichovaspis rugosa
以前は、Odontochile hausmanniと呼ばれていた種で、デボン紀モロッコ産において、美しく人気のある種の一つだと感じます。この標本でも十分な大きさがありますが、大きい個体では15cmにもなる種類です。ただ、大きな個体は体表が荒れていたり、複眼の保存が不十分であったり、補修が多い標本が多くなる傾向があります。Zlichovaspisには、全身に顆粒に覆われたZ.spiniferaもいますが、本種の方が圧倒的に数は多いです。一般種として扱われている本種ですが、近年は産出が激減していて良質な個体は入手困難になっています。
Middle Devonian
Dalmanitidae,Dalmanitoidea,Phacopina,Phacopida
TRI-51
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Trilobites