Thysanopeltis sp.
Jorfの三葉虫は種類は少ないのですが、他のモロッコ産とは明らかに違う、特徴的な姿をしているので、コレクターに人気のある産地です。このJorfのThysanopeltisは、通常のThysanopeltisに近いようで全く異なる形態をしており、専門家でなくても一目で見分けがつきます。上から見ると卵型をしていて大きく扁平であり、Thysanopeltisの最大の特徴である尾部の棘は、通常のThysanopeltisと同じように細かく棘が並んでいます。しかし、尾部の畝が高い低いと交互に細かく走っていて通常のThysanopeltisの倍くらいあります。JorfのThysanopeltisは、この標本を入手した頃は世界にも数えるほどしか無い貴重なタイプでした。Jorf産が枯渇した現在でも簡単に入手はできない事に変わりはありません。
Lower Devonian
Styginidae,Illaenoidea,Illaenina,Corynexochida
TRI-442
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Trilobites