Kaolishania pustulosa
知る限り世界最初の三葉虫図案の切手です。Kaolishania pustulosa(SUN1924)という種類は実物では見たことが無いのですが、Corynexochida(目)、Leiostegioidea(超科)に属する種類で、カンブリア紀の三葉虫です。もう少し三葉虫らしい種類を図案に持ってきても良さそうですが、最初から部分化石且つ、玄人好みしそうなマイナーな種類が選出されたのは何故なのか疑問が残ります。ほぼ中国産に限られるLeiostegioidea(超科)の仲間を分かって図案に選定していたのなら、選定者は三葉虫の専門家だったのかもしれません。上部にはパラドキシデスと思われる三葉虫が水中を遊泳する姿が描かれていています。3組の切手のその他には、中生代の恐竜(Lufengosaurus)と新生代のヘラジカ(腫骨鹿)が図案に選定されています。
People's Republic of China
Kaolishania pustulosa
Apr.15,1958
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Trilobites