Kaolishania pustulosa

0

知る限り世界最初の三葉虫図案の切手です。Kaolishania pustulosa(SUN1924)という種類は実物では見たことが無いのですが、Corynexochida(目)、Leiostegioidea(超科)に属する種類で、カンブリア紀の三葉虫です。もう少し三葉虫らしい種類を図案に持ってきても良さそうですが、最初から部分化石且つ、玄人好みしそうなマイナーな種類が選出されたのは何故なのか疑問が残ります。ほぼ中国産に限られるLeiostegioidea(超科)の仲間を分かって図案に選定していたのなら、選定者は三葉虫の専門家だったのかもしれません。上部にはパラドキシデスと思われる三葉虫が水中を遊泳する姿が描かれていています。3組の切手のその他には、中生代の恐竜(Lufengosaurus)と新生代のヘラジカ(腫骨鹿)が図案に選定されています。

Default
  • File

    Trilobites

    2020/06/12

    ORM
    図鑑の画面左にStampsのindexが前々からあり、気になっておりました。ついにお目見えですね。 K. pustulosaは、私は初めてその名を聞きました。ウェブで画像検索をかけても、これという画像が出てきませんね。尾部からは、面白い形をしていたのだろうという事は想像できます。 Lufengosaurusは日本ではマイナーですが、中国では人気の原竜脚類なので、初期の切手に載ったのも納得です。(09月04日)

    > ORMさん  化石以外のコンテンツ拡充を画策してる一環の一つです。発行当時の1950年代の中国では今の澄江など世界的に見ても質の高い三葉虫は、まだ見つかっていないのですから、カンブリア期中国産化石の代表として、本種が選定されたのが当時としては意味がある選定なんでしょうね。中生代と新生代の選定も日本では知られてませんが、中国では有名な種類の様です。(09月05日)

    返信する