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Hemirhodon amplipyge
Hemirhodonは、ユタ産の中では大きくなる種類で10cmを超える個体も発見されています。分類としてはこの地で多く見つかるPtychopariida(目)ではなく、Corynexochida(目)に属します。カンブリア紀の三葉虫にしては尾部が大きく発達しており、遊泳能力も高かったと思われます。平たい体と頭に瘤状の大きな器官が特徴です。
Middle Cambrian Dolichometopidae,Corynexochoidea,Corynexochina,Corynexochida TRI-278 MarjumTrilobites
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Bathyuriscus fimbriatus
数ある三葉虫の中で最も平坦に見える種類です。実際は、もう少し立体的であった可能性はありますが、化石化したその姿は、紙の様に薄い厚さしかありません。この種類は、希少種という訳ではありませんが、自在頬が残っている事が希で、自在頬が無い標本は幾らでも見かけます。標本の価値を決定付けるのに自在頬の存在に左右されますが、この様な標本は意外と入手が難しいです。 [left side:Negative,Right side:Positive]
Middle Cambrian Dolichometopidae,Corynexochoidea,Corynexochina,Corynexochida TRI-113 Marjum ShaleTrilobites