-
アグノスタス亜目の一種
名前不明 Yunnan, China Cambrian 全長 14mm 雲南省産。 中国産の三葉虫は、資料を得難く、供給元も種名を把握していない事があり、名前が分からない事がしばしばあります。兎も角も、アグノスタス亜目としては非常に大型の立派な個体です。頭部にも尾部にも縁があります。 新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。
? ? Agnostida AgnostinaSanchan
-
Geragnostus
Geragnostus occitanus The Lower Arenig of Cenemon sur Orb, Montaigne Noir, France Lower Ordovician 全長 4.8mm 写真1〜5: ポジ 写真6: ネガ オルドビス紀のアグノスタス目は珍しいです。比較的ふくらみが強い種類です。 新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。
Metagnostidae Geragnostus Agnostida AgnostinaSanchan
-
Pentagnostus
Pentagnostus bonnerensis Spence Shale Formation, Utah, USA Middle Cambrian 全長 6.2mm Peronopsis bonnerensisとも呼ばれる様です。多産するPeronopsis interstrictaよりも古い種類で、それと比較すると、尾部の軸構造の幅が広い様です。 新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。
Peronopsidae Pentagnostus Peronopsis AgnostidaSanchan
-
Megagnostus
Megagnostus glandiformis Upper fauna, Near Christmas Hills, North West Tasmania, Australia Upper Cambrian 全長 14.5mm 割ったまんまのポジネガ標本です。写真1〜2がポジ、写真3がネガです。平坦ですが、その名の通り、アグノスタス目としては非常に大型です。産地は厳しく管理されており、なかなか貴重な標本です。 新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。
? Megagnostus Agnostida AgnostinaSanchan
-
Peronopsis integra
Peronopsis integra Jince Formation, Vinice Hill, Jince, Czech Republic Cambrian 全長 4mm USA産の仲間と比較するならば、Peronopsis interstrictaよりはPentagnostusに近いでしょうか。 新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。
Peronopsidae Peronopsis Agnostida AgnostinaSanchan
-
Phalagnostus ×2
Phalagnostus prantli Jince Formation, Jince, Czech Republic Middle Cambrian 写真1〜3: 全長4.5mm 小型の標本。 写真4〜6: 全長11.3mm 少しずれはありますが、大型でシャープな標本です。 尾部には縁があります。大型の個体ではドーム状の部分が発達して、縁の比率が相対的に小さくなっている様に見えます。 新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。
Agnostidae Phalagnostus Agnostida AgnostinaSanchan
-
Pseudagnostus
Pseudagnostus josepha McKay Group Formation Cranbrook area British Columbia, Canada Upper Cambrian 全長 5.6mm 本種としては小振りですが、良品と思います。頭部の正中には、溝があります。尾部の軸構造は、少しこじんまりとしていて、そこから三方に溝が伸びています。 新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。
Clavagnostidae Pseudagnostus Agnostida AgnostinaSanchan
-
Ptychagnostus 5種?
全てHouse Range, Utah, USA Middle Cambrian 頭部•尾部の正中に溝があるのが特徴です。 写真1: Ptychagnostus avatus Wheeler Formation 全長 5.0mm 棘は無い種類です。尾板中央の構造が六角形様になっています。 写真2: Ptychagnostus cuyanus Marjum Formation 全長 8.3mm 頭部•胸部では、P. michaeliで長い棘が見られる所に、短い棘があります。 写真3: Ptychagnostus germanus Marjum Formation 全長 9.0mm P. cuyanusと同じと考えて良いようです。 写真4: Ptychagnostus michaeli Marjum Formation 全長 7.8mm 棘が非常に発達した種類です。ディテールがほとんど潰れてしまっている標本ですが、どの部分の棘が伸びるかは良くわかります。 写真5: Ptychagnostus punctosus Marjum Formation 全長 6.0mm 棘は無く、表面が少しブツブツした感じになっている種類です。頭部•尾部中央の突起も発達しています。 新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。
Ptychagnostidae Ptychagnostus Agnostida AgnostinaSanchan
-
Hypagnostus
Hypagnostus parvifrons Marjum Formation, Utah, USA Middle Cambrian 全長 8.0mm 頭部の軸構造が小ぢんまりしているのが特徴です。 新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。
Peronopsidae Hypagnostus Agnostida AgnostinaSanchan
-
Peronopsis 3種
いずれもHouse Range, Utah, USA Middle Cambrian 頭部が上、尾部が下です。 写真1: Peronopsis (Itagnostus) interstricta Wheeler Formation, 全長 8.7mm 多産しますが、黒い個体が多く、赤は少ないです。尾部の縁ですが、下記の種類で棘のある部分の幅が少し広くなっています。 写真2: Peronopsis fallax Wheeler Formation, 全長 5.6mm P. acadicaと呼んでも良い様です。少しずれのある標本です。わかりにくいですが、尾板の後外側に小さな棘があります。尾部の軸部の幅が広い様に思います。 写真3: Peronopsis segmenta Marjum Formation, 全長 4.0mm 頭部の軸部の幅が狭いのが特徴でしょうか。尾板の後外側に小さな棘があります。 新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。
Peronopsidae Itagnostus Peronopsis AgnostidaSanchan