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Irvingella flohri
Irvingella flohri Mckay Group Formation, Cranbrook Area, British Columbia, Canada Upper Cambrian 棘を除いた全長 17.5mm 頭部と右後方の棘にダメージがあります。しかし本種の主要な特徴はひと通り見て取れる標本です。中葉が太め。少しずんぐりした「樽状」と形容される体のライン。左右の頬棘と体節後方からの計4本の棘が特徴のIrvingellaですが、本種の場合は体節後方にさらに棘が続き、尾板のすぐ前の体節から伸びる棘はとりわけ長くなっています。棘はシャープで、比較的直線的です。Irvingellaの中でも色々なバリエーションがあるのが面白いです。
Elviniidae Irvingella Ptychopariida カンブリア紀Sanchan
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Irvingella major
Irvingella major Mckay Group Formation, Cranbrook Area, British Columbia, Canada Upper Cambrian 写真1〜3: 棘を除いた全長 9.5mm 第8体節から長い棘が伸びます。頬棘と合わせて計4本の長い棘が特徴です。小さい標本ですが、体部には欠損の無い良い品です。 写真4〜7: 全長16mm 右後方を中心としたダメージが残念ですが、希少種ですし、充分に価値がある標本かと思います。左側では棘が長く伸びている様子が良く分かります。
Elviniidae Irvingella Ptychopariida カンブリア紀Sanchan
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Irvingella lata
Irvingella lata Mckay Group Formation, Cranbrook Area, British Columbia, Canada Upper Cambrian 全長 27.5mm 鉱物ムラがあり、少し見にくいですが、よくよく見ると、左後方への棘の先端が確認できない他は、ほとんど完全な良い標本である事が分かります。体節後方の長い棘の後ろに、尾部にむけて徐々に短くなる棘が観察されます。全体的に幅広の作りですが、体節は前方では幅が狭く、後方にかけてぐっと広がり、またすぼまって、菱形になっています。Irvingellaの中でも色々なバリエーションがあるのが面白いです。
Elviniidae Irvingella Ptychopariida カンブリア紀Sanchan