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1/500 Luftwaffe Transall C-160D
“トランザール” 1950年代後半、フランス及び西ドイツで活躍していたNord Noratlas輸送機の後継機種を開発すべく、西独のメッサーシュミット・ベルコウ・ブローム社(MBB)やノラトラの仏ノーム社の合弁しTransporter Allianz社(略称Transall)が1959年に設立されます。 同社は後に仏Aérospatiale社等複数の企業と合弁し今日のAIRBUSへと昇華していきます。 そのトランザールが開発した機体がC-160型輸送機で西ドイツ・フランスは勿論、トルコや南アフリカ、インドネシアでも採用され1965年からの20年間で214機生産されました。 外観/規模は先行していたLockheed社製C-130と大変よく似ていますが、6,000ps級の大出力エンジン(_6,000ps級)の採用により本機は双発機として完成します。 展示モデルは2011年にHerpa社より発売された、バイエルン州ペンツィングに拠点を置く西ドイツ空軍 第61航空輸送飛行隊の所属のC-160Dで、新規格「Norm 72」で塗装され1970年に配備された初号機だそうで各部に施されたオレンジ色が良いアクセントになっていますね♪ 【模型資料】 ・模型メーカー:herpa(DE) ・製品番号 :518550 ・製品タイトル:Luftwaffe Transall C-160 LTG61 "Norm 72",Reg.51+12 ・発売年次 :2011年11月 【実機資料】 ・運用会社 :Luftwaffe ・実機メーカー:Transall (FR) ・実機形式 :C-160D ・製造番号 :D149 ・Reg. :51+12 ・エンジン :RR・RTy.20 Mk22_x2
飛行機模型 軍用機_現用 1/500ちゃぽん
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1/500 ZIP AIR Boeing 787-8 “Dreamliner" 【New Livery】
"Zの誇り” 垂直尾翼に大きく自社を象徴する“Z”を掲げ、2020年度より運行を開始したのが日本の新しい翼“ZIPAIR”さんでした。 ところが2022年 ウクライナへ侵攻を開始したロシア軍の戦闘車両に敵味方識別記号として“Z”を大きく描いたことにより、あたかも“Z"が侵攻の象徴(実際ロシア国内放送等ではそうなってますね)となってしまいます。 この事象を受けZIPAIRさんは明言こそしいないものの順次垂直尾翼から“Z”の文字を消した新しい塗装への置き換えを実施、2022年12月で所属する8機全機への対応を完了させます。ところでこの新塗装をよーく見るとモザイクの中に“Z"が隠れており、同社のこだわりと誇りを感じさせるデザインですね。 展示モデルは、前回F-tpysさん製の787-8を改造して製作した“デビュー”カラーモデルの垂直尾翼へ自作デカールを使ってお手軽改修したモノです。 シンプルな初期カラーも良いですが複雑な新カラーもカッコ良いですね♪ 【模型資料】 ・模型メーカー:F-toys ・製品番号 :ANAウィングコレクション vol.5-3 ・製品タイトル:B787 トリトンブルー塗装 ・発売年次 :2017年 【実機資料】 ・実機メーカー:Boeing ・実機形式 :787-8 ・進年次 :2010年 ・実機Reg. :JA822J ・実機エンジン:RR:Trent 1000_x2 ・スキーム :2022年12月~
鉄道模型 民間機_旅客機 1/500ちゃぽん
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1/500 JAL Boeing 727-46 Reg.JA8307 "Tone"
“Boeing帝国の始まり” 1965年7月23日、羽田空港へ日本航空さんの727型1番機となるReg.JA8037《とね号》が飛来します。 創業以来ダグラスさんの機材を主力としてきた日本航空さんでしたが、本機就航後から2019年にA359が就航するまでの長きに渡り、一部を除きBoeingさんが唯一の導入機材メーカーへとなっていきます。 本機が就航した当時は垂直尾翼には“日の丸”が描かれた2代目の標準塗装で、“鶴丸”へ変更されるのは6年後の1971年でした。 塗装変更後の翌年72年に本機は大韓航空へと移籍、日本航空さんでの7年間の活躍に幕を下ろします。 展示モデルはJALUXさんが展開していた【JAL 永遠の翼シリーズ】の内の一つで、製造はHerpaさんが担当していました。 個人的には物心着いたタイミングで見たこのカラーリングが、日本航空さんの727として最もシックリ来ますね♪ 【模型資料】 ・模型メーカー:JALX/herpa(JP) ・製品番号 :JE2008 ・製品タイトル:JAL 永遠の翼シリーズ Boeing 727-100 ・発売年次 :2004年 【実機資料】 ・運用会社 :日本航空(JP) ・実機メーカー:Boeing ・実機形式 :727-46 ・製造番号 :18874/166 ・Reg. :JA8307 “Tone” ・エンジン :P&W/JT8D-7A_x3 ・進空年次 :1965年7月
鉄道模型 民間機_旅客機 1/500ちゃぽん
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箸置 USAF Boeing VC-25A “Air Force One”
“Air Force One" アメリカ合衆国政府は、それまで長年に渡って活躍してきた“VC-137”の後続機としてB747-200型をベースとした新たな大統領専用機“VC-25”2機の運行を開始します。 美しいホワイト/ブルーに塗分けられた本機はアメリカ空軍の第89空輸航空団に所属し、アンドルーズ空軍基地をベースに世界中を飛び回っています。 我国にも幾度となく飛来しており、実際に目撃された方も多いでしょう♪ 設計対応年数が30年とされていた本機、747-8をベースとした次期大統領専用機の建造も進んでおり本機を見る事が出来る機会も残りわずかですね。 ちなみに“エアフォース ワン”は本機の名称ではなく大統領が登場した空軍機の機体のコールサインで、より小型のC-32Aへ搭乗した場合は、そちらが“エア フォース ワン”になります。(海兵隊機に乗り込んだらマリーン ワン) 展示品はいつもの様に吉窯さん製の箸置きですが、ベース機の200型の特徴であるウイングレットの無い主翼等々、製作者のこだわりを感じますね! あはは(笑)機材が機材だけに箸を置くのも緊張します♪
吉窯(JP) 岐阜県多治見市 飛行機グッズ NONちゃぽん
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1/500 Air Japan Boeing 787-8 “Dreamliner”
“日本の新しい翼” 《Fly Thoughtful》をコンセプトに2024年2月9日より運行開始した“AirJapan”さんは日本で最も新しい旅客航空ブランドですね♪ 現時点では2機体制ですが、今後母体である全日本空輸さんより4機を追加移管し6機体制で運航する予定だそうです。 成田空港をベースに海外路線展開しているため、国内では成田空港でしか見る事が出来なのが残念ですね。 機材ベースカラーは日本伝統色【藍色】と【曙色】からなり、“Thoughtful=手と手が織り成す優しさ”をイメージした形状にまとめられたラインは、ANAさんの機材とは全く異なる斬新なデザインですね♪ 展示の“JA801A”は元ANAさんが運用した“サバカラー”で人気だった788の初号機、AirjapanさんではJA803Aに続く2番機として導入した同社最新の機材です♪ モデルはいつものにF-toysさんの788をベースにデカールを自作して製作しました(^^)/ 【模型資料】 ・模型メーカー:F-toys(JP) ・製品番号 :ANAウィングコレクション5_#3 ・製品タイトル:B787-8 トリトンブルー塗装 ・発売年次 :2017年3月27日 ・販売価格 :¥583(税込) 【実機資料】 ・運用会社 :Air Japan(JP) ・実機メーカー:Boeing ・実機形式 :787-8 ・製造番号 :34488/81 ・Reg. :JA801A ・エンジン :RR/Trent1000_x2 ・進空年次 :2011年9月~(AirJapanでは2024年4月~)
鉄道模型 民間機_旅客機 1/500ちゃぽん
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1/500 Japan Transocean Air Boeing 737-800 Reg.JA05RK
“新”空飛ぶジンベイザメ♪ 2012年12月にJTAさんのたった一人のスタッフの思いより誕生したという“ジンベイジェット”、同社の737-400をベースに“美ら海水族館”人気者“ジンタ”をイメージした姿で登場~2014年1月には“カンヒザクラ”色を纏った2号機“さくらジンベエ”も登場し人気を博します♪ そんな初代から約5年後の2017年9月に、JTAさんは新鋭機737-800をベースとした“新ジンベイジェット”を就航、翌2018年には相棒の”新さくらジンベイ”も就航し初代からのバトンを引き継ぎ現在も大人気活躍中です。 展示モデルはその“新ジンベイジェット reg.JA05RK"で、F-toysさんから発売されていた塗装済み半完成品商品をベースに、繋ぎ目処理/部分塗装、処理に伴って消えるマーキング(下面のコバンザメ等)及びディテールアップデカールを自作貼付等々ししコレクションに加えてモノです(^^)/ 初代はJALUXさんより製品化されていましたが、“新”は1/500としては現在のトコロおそらくこれが唯一の商品だと思います♪ 【模型資料】 ・模型メーカー:F-toys(JP)) ・製品番号 :JALウイングコレクション6_#2 ・製品タイトル:BOIENG B737-800 ジンベイジェット ・発売年次 :22020年7月27日 ・販売価格 :¥638(税込) 【実機資料】 ・運用会社 :日本トランスオーシャン航空(JP) ・実機メーカー:Boeing ・実機形式 :737-8Q3/WL ・製造番号 :61479/6561 ・Reg. :JA05RK ・エンジン :CFM/CFM56-7B24_x2 ・進空年次 :2017年9月(運行中)
鉄道模型 民間機_旅客機 1/500ちゃぽん
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箸置 海上自衛隊 川崎重工業 P-1
我国の海上自衛隊で長年活躍する川崎重工業さんライセンス型ロッキードP-3C“オライオン”対潜哨戒機の後継機として開発された機材ですね♪ 後続機選定に当たっては、757/767ベースによる新機種開発案や、当時同様にP-3の後続機として開発が進められていた米国ボーイングP-8”ポセイドン“採用案など多数ありましたが、航空機産業育成の観点より国産化を決定、コスト圧縮の観点より輸送機C-1の後続機である次期輸送機”C-X“開発と基本設計及び部品の共用化を前提に、川崎重工業さんが”P-X”として受注し開発が開始されます。 こうして開発が進んだ”P-X“は”XP-1“として2007年初飛行に成功、2013年に”P-1”として正式採用され、今日も我国の領海警備に当たっています。 展示品はいつもの様に吉窯さん製の箸置きです~ 小型機体+4発エンジンは勿論、背中のコブや対潜哨戒機の証である” マッドブーム“等のディテールもシッカリ再現! 海産物が食卓に並ぶ際には欠かせないアイテムです♪
吉窯(JP) 岐阜県多治見市 飛行機グッズ 箸置きちゃぽん
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箸置 NASA Boeing 747-SCA & Space Shuttle Orbiter
1981年から2011年の30年間に掛けて宇宙開発を支え続けた、アメリカ合衆国NASAの“スペースシャトル計画”、その核になる機材が実際に宇宙と地上を行き来する“スペースシャトル軌道船 オービター”でした。 ところがこのオービター、帰還後は自力では飛行できないため、カルフォルニア/エドワーズ空軍基等の施設へ帰還した場合、発射地点があるであるうケネディ宇宙センターへの運送が必要となりました。 そこでNASAはオービターを“大型機の背中へ背負う”方法での運送を考案、そのベース機にボーイング747型を選出、製作は新たに作るのではなく中古機を改造し2機製造しました。 2機の内N911NAのベースとなったのが元JALさんが使用していた747SRの1号機“JA8117”で、受領したNSASさんはその行き届いた整備に感動しJALさんへ表彰状を出した話は有名ですね。もう一機(N901NA)は元アメリカン航空さんの741でした。 両機とも外観上の主な変更点はオービターを懸架するため背部へ接続器を増設、同時に飛行を安定させるために水平尾翼へ追加垂直安定板が追加されました。 展示品はいつもの様に吉窯さん製の箸置きですが、当然背中のオービターは分離しこのセット1個を用意することで2人分の箸置きになるという優れものです(笑) 機体細部をよく見ると接続器は勿論、増設された垂直安定板までシッカリ表現!! 毎度のことながらこのこだわりがたまらないですね♪
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1/150ショーティー 日本国有鉄道 ED91型 試作交流電気機関車
地方電化の“希望の星” 戦後全国の無煙化を目指した国鉄さん、戦前から採用されている直流電化方式は構造が単純で車両コストが安価なのですが送電電圧降下が激しく多くの地上設備が必要な方式で、山手線などの“大量便数/大量車両数”路線には大変有利な方式でした。 しかし逆に便数/車両数の少ないローカル線には向かず、対策として送電距離の長い交流方式を採用しようと考えます。 この場合1両の電動車のコストは上がるものの地上設備を大幅に少なく出来る利点があり、国鉄さんは地方電化の切り札と考えて開発を進めます。 現在でこそ“インバーター”等の優れた周波数制御技術で交流モーターを直に制御できるようになりましたが、当時はまだような技術は無く、車両内で交流を変換(タップ式による半波流化または整流式による直流化)しそれを制御するという、まさに車両内に変電所設備を搭載するような大変大掛かりで、かつ整流器等の大変難しい技術開発が必要な、まさに“プロジェクトX”的な内容でした。 まずその第一号機として日立製作所さんが世に送り出したのがED44型でタップ制御型で誕生、比較のために整流制御型のED45型をそれぞれ整流方式の異なる3両(-1三菱さん、-11東芝さん、-21日立さん)を製造し、東北の仙山線をベースに試験/改良を実施、後のED70/71型へと昇華していきます。 これらの機関車たちは後に改番され、ED44はED90にED45はED91へ変更されました。 こんな貴重な鉄道遺産ともいえる1両として、利府駅近所の森郷児童公園に静態保存されていたED91-11を見物後、昔買い込んでおいたマイクロエースのCタイプロコ“ED45タイプ”を思い出し発掘、手を入れてみました。でもマイクロエースさんのED91は“しっかり”1号機を再現しているので、見物してきた11号機ではなく、1号機風に作成♪ 主な改造箇所は~ ●ボディー ①屋根へパンタを2基搭載させるべくモールドを変更、KATO製の交流用PS16を2個取付。また交流機っぽくすべく、ジャンクの碍子類(TOMIXの583?)を取付。 ②車体側面中心の窓は実車ではHゴム無なので削り取り~正面部へ省略されている手すり及びテールランプを追加しました。 ●シャーシ ①デッキ部正面テールランプ、手摺部“横渡り板”は不要なので削り取り成型しました。 ②デッキ下部へKATO製スノープロウを加工して追加。 ●塗装 交流標準色の赤色2号/屋根黒色なのですが、この赤色2号はBトレのEF81の色に合わせ“しぶめ”に調色して塗ってます。ナンバーは自作デカールで対応って、あはは(笑)まだ貼ってませんね~(笑)
鉄道模型 ショーティー 1/150ちゃぽん
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1/150ショーティー 日本国有鉄道 DE50型 試作ディーゼル機関車
DE50-1 津山で保管実車を見物後、BトレサイズのDE50が欲しくなり、昔買い込んでおいたマイクロエースのCタイプロコ“DD51タイプ”をベースに改造、“らし~く”造ってみました。 主な改造箇所は♪ ●ボディー ①キャブ前面、運転手窓を内側へ傾斜させると同時にヒサシを成型、また側面窓形状を“それっぽく”修正。 ②長ボンネット側(1位)の両側面下デッキ部へステップ(箱&ネット)をプラ板で追加。 ③長ボンネットラジエター部側面のネットパネルモールドを切取り、短ボンネット(2位)側面へ移植、長ボンネット切取り痕は成型しプラ板でパネル追加。そこにプラ板ローレットを転造して作ったルーバーを切り出して貼付。長ボンネット側のラジエターファンモールドはパテで埋成型。 ④各部へ線ハンダで手摺/ハンドル類を追加、キャブ部へは銀河製タブレットキャッチャー取付。 ●シャーシ ①キャブ下フレーム(車輪間)へプラ板で造った燃料タンクを追加設置 ②デッキ部側面へ∮0.3真鍮線で手すり4か所追加、フロントデッキ間へチェーン追加、また各部ジャンパ栓類、∮0.3真鍮線で作った開放テコ追加。 ③デッキ下部へKATO製スノープロウを加工して追加。 ●塗装 ディーゼル標準色の朱色4号/ねずみ色1号/白のなのですが、朱色4号はBトレのDF50やDD53に合わせ、“しぶめ”に調色。短ボンネット上のファンネット及びナンバーは自作デカールで対応。
鉄道模型 ショーティー 1/150ちゃぽん
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試製24式 携行型軽火炎放射器
陸上自衛隊では一般歩兵にも取扱を容易化した携行性の高い小型火炎放射器を装備すべく、日本の先端メーカーである“東○”に対し、以下のような厳しい仕様を提示。 ・有効火炎放射距離:25.00㎜ ・全装備重量 :50g以下 ・燃料搭載方式 :使用後、放射部共全放棄 これに伴い完成した試作品を“試製24式携型軽火炎放射器”として実験的に部隊配備、厳しい実用試験を開始した…って、はいもちろんフィクションです♪(笑) 使い切って捨てようとしたチャッ○マンミニが、あまりにもカッコ良かったもんで~つい色塗りしちゃいました(笑) 新コレクションルーム1発目に、おふざけアイテムでスミマセンm(_ _)m
装備品 サブアーム 1/1ちゃぽん
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1/500 Pan Am Boeing 747-SP Reg.N533PA "Clipper Young America"
“Special Performance” 現在では当たり前となった〝太平洋無着陸飛行“も1970年代にはまだまだハードルの高かく、有力路線な羽田-ニューヨークもアンカレッジ等経由で運行されていました。 時間も費用も掛かるこの運用形態に対し、運行航空会社からは“HND-NYC間をノンストップで結ぶ事が出来る機材開発”要求の声が高まります。 これに対し当時DC-10型を製造していたMcDonnell Douglas社は、同機をベースに長距離型のDC-10-ER(Extended-Range)型の開発を発表します。 1970年に747型旅客機をデビューさせ、圧倒的なキャパシティによる“中距離大量輸送能力”では他の追従を許さないBoeing社でしたが、一番可能性のある同機をもってしても燃費の問題で本課題はクリアできないと判断、ただライバルに対し時間的猶予も無いと考え、同機をベースに大改造を施し、長距離用のSP(Special Performance)型を生み出します。 まず重量軽減の為747型機の最大の特徴である乗客数を犠牲に胴体を約14mもカット! また機体短縮で発生するヨーイングやピッチング対策として水平垂直尾翼の拡大がなされます。その結果生み出された、まるで“チョロQ”と化したそのスタイルは伊達ではなく、747-100型の航続距離9,800 kmに対し12,325 kmと約25%もの距離拡大、同時に意図せずエリアルールが改善されたことにより、速度も向上します。 そんな同機はローンチカスタマーでもある“Pan American Airways”より1976年3月から就航を開始し1989年に747-400の登場までの13年間に渡って製造続け、その後も各地で飛び続けた息の長い機材となりました。 展示モデルは、ローンチカスタマーのPan Amさんが運航した機材の一つで、同社最後の“ビルボード”スキームを纏った最終仕様、2011年のHerpa Wings Club Model としてリリースされたモノです。 パッケージ裏写真のスキームが異なるので、はじめ”箱取違い”かと思い調べたら正解でした♪ ここら辺の写真管理が面倒なのか、最近の同社の製品に実機写真が少なくなっちゃいましたね(寂) 【模型資料】 ・模型メーカー:herpa(DE) ・製品番号 :517997 ・製品タイトル:Pan Am Boeing 747SP "Clipper Young America" ・発売年次 :2011年 【実機資料】 ・運用会社 :Pan American Airways ・実機メーカー:Boeing(US) ・実機形式 :747SP-21 ・製造番号 :21025/273 ・Reg. :N533PA ・エンジン :P&W:JT9D-7A_x4 ・稼働年次 :1976年3月~1986年2月
飛行機模型 民間機_旅客機 1/500ちゃぽん
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1/500 IADF Lockheed C-130H “Hercules”
“イスラエルの英雄” 現イスラエル首相のベンヤミン・ネタニヤフ氏には2歳年上のヨナタン・ネタニヤフ氏というお兄さんがいました。 IDFに所属していた彼は、第4次中東戦争で輝かしい実績を上げ殊勲章を受勲するなどした大変優秀な兵士で、ベンヤミン氏にとってとても尊敬する自慢の兄でした。 1976年エールフランス139便はギリシャのアテネ空港を離陸した直後にハイジャックされてしまいます。 その後AF機はウガンダのエンテベ空港へ強行硬着陸しユダヤ人106名を残し他国籍の乗客乗員は全て開放、服役中のテロリスト釈放等の要求を開始します。 この事件を解決する為にイスラエル政府は国外への派兵を決断、「オペレーション・サンダーボール」が発動され、ヨナタン氏はその実行部隊である特殊部隊“サイェレット・マトカル”の一員として作戦に参加します。 本作戦には4機のC-130が参加、1番機が宵闇に紛れて隠密着陸、持ち込んだウガンダ軍/政府高官用に偽装したベンツやランドローバーを駆使し人質を解放、その後着陸した3機のC-130と協力し空港を制圧成功し、作戦開始から53分で人質105名※を乗せイスラエルへ帰投しました。 (※1名は病院へ入院してその場にいなかった為救出できず) 大成功に終わった作戦でしたが、IDFとしては唯一人の犠牲者が出てしまいます。 それが作戦司令官として現場に参戦していたヨナタン氏でした。 その後彼は28歳のベンヤミン氏が見守る中、〝イスラエルの英雄”としてエルサレムの“ヘルツルの丘”へ手厚く埋葬されました。 今回の展示モデルは本作戦へ参加したIADFの第131飛行隊 「イエローバード」所属機で2010年に限定モデルとして発売されたモノです。 発売当時の経緯は不明ながら、昨今の情勢を思うと考え深いモデルですね。 【模型資料】 ・模型メーカー:herpa(DE) ・製品番号 :515511 ・製品タイトル:IADF, 131 Squadron Lockheed C-130 Hercules "Yellow Bird" ・発売年次 :2010年2月 【実機資料】 ・運用会社 :Israeli Air Defense Force ・実機メーカー:Lockheed (US) ・実機形式 :C-130H_"Hercules" ・製造番号 :106-4431 ・Reg. :4X-FBB ・エンジン :T56-A-14_x4 ・進空年次 :1971年11月
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1/500 UPS Airlines Boeing 747-123/SF Reg.N673UP
“最古の航空貨物会社” 1907年創業、全世界的にも最も歴史のある運送会社である米国の“United Parcel Service”さんが設立した航空貨物部門の子会社が“UPS Airlines”さんです。 同社もその歴史は大変古く1929年に初フライト!その後世界恐慌や大戦により一旦運休、戦後の1953年より運行を再開、今日に至ります。 さすが世界規模運送会社さんだけあって、国内の街中でもその運送車両を良く見かけますね。(何時見ても またどの車もピかピカに磨かれていること本当に関心ですね) 航空便も成田や関空等で良く見かける大変メジャーな存在ですね♪ 今回の展示機(Reg.N673UP)は同社がごく初期の自社機として1984年に導入機した機材で、2003年まで活躍、その後”KALITTA AIR“へ移籍、2012年まで活躍しました。 モデルはHerpaさん製で、現行のモノとは一味違う、導入当時の旧スキームを纏っています。 改造貨物機らしく旧客室窓のも抜かりなく再現されていますね♪ 【模型資料】 ・模型メーカー:herpa(DE) ・製品番号 :537063 ・製品タイトル:United Parcel Service Boeing 747-100F ・発売年次 :2023年11月 【実機資料】 ・運用会社 :UPS Airlines (US) ・実機メーカー:Boeing(US) ・実機形式 :747-123(SF) ・製造番号 :20325/125 ・Reg. :N673UP ・エンジン :P&W…JT9D-3A_x4 ・進空年次 :1971年4月(旅客型N9673として) ・退役年次 :2012年7月(KALITTA AIRさんから)
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1/500 AIRBUS A330-773L "BELUGA XL" Reg. F-GXLH
“空飛ぶ大シロイルカ” 2014年、“AIRBUS”さんは現在活躍中のA300B4-608ST "BELUGA ST"の後続機となる機材の開発を発表します。 この計画に基づき開発されたのがA330-743L_"BELUGA XL"で、基本コンセプトは先代の“ベルーガST”と同一ながらベース機をA300からA330へ変更、全長で6.9m、全幅で1.7m大型化、最大積載重量も6t増え50tに拡大します。 これによりSTでは片翼づつしか運べなかったA350の主翼を左右セットでの運送が可能となりました。 これはライバルともいえるBoeing 747-400LCF“Dreamlifter”の貨物室より室幅は同等ながら室長・室高が上回ることになりました。 当初の計画では2018年度の初号機進空以降、順次5機を製造しSTを置き換える計画でしたが、STがまだまだ元気なので(設計耐空フライト5万回のところ、現在平均1.2万回)、エアバスさんは2024年度に特大貨物の輸送を請け負う新会社“ Airbus Beluga Transport:ABT”さんを設立し運用を予定となっています。 基本的にはSTx5機で対応予定ですが、積載貨物の容量によってはXLも投入するとの事、日本にもいっぱい飛んできて欲しいですね♪ 展示モデルは2022年にHerpaさんから発売された、ベルーガXLの2号機で、初号機には無かった“機材ナンバー《2》”がオデコと双尾翼側面に大きく書かれています。 本機の特徴である貨物室ドアは開状態のモノも付属、差し替えることで貨物の積み下ろしシーンの再現が可能となっているのが嬉しいですね♪ 【模型資料】 ・模型メーカー:Herpa(DE) ・製品番号 :534284-001 ・製品タイトル:Airbus Industries BelugaXL (A330-700L) – F-GXLH - XL#2 ・国内発売日 :2022年4月7日 【実機資料】 ・運用会社 :Airbus Skylink Aero Spacelines (FR) ・実機メーカー:AIRBUS(FR) ・実機形式 :A330-743L_"BELUGA XL" ・製造番号 :15939 ・Reg. :F-GXLH ・エンジン :RR…Trent 772B-60_x2 ・進空年次 :2019年4月
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