-
SB 紙模型 22: Benz 1908
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.22 / Benz 1908 20世紀に入ると、各地でカー・レースが開催されました。機関車運転手の息子として機械工学を学び、橋の設計にも携わったカール・ベンツが、「最新の」移動手段だった車のエンジンを開発したのも、時代を反映していたのですね。 https://tinyurl.com/23tvedxx(ウィキ日本語) 2人乗りの快適そうなシートの後ろには燃料タンク、替えのタイヤを2箇所に引っ掛けたこの長距離レース車は、当時の「粋」を伝えていて、作って楽しい模型でした。 + 原本に印刷された車の解説とデータシートです。 『BENZ 1908/カール・ベンツによって設立されたこのブランドは、ドイツで最も古い車銘柄の1つである。ベンツは設立当初からレースに関わった。13リッターエンジンを搭載したこの車は、1908年7月7日にディエップで開催されたA CFグランプリに参戦。フランス人のヘメリーが運転し、平均速度108.67km/hで2位に入賞した。そのレースでの1位はメルセデスで、平均速度111.1kmだった。』 <データシート> 4気筒エンジン / 155×165 パワー:118 馬力 最大速度:時速155km。 + #papercraft #ペーパークラフト #germancar #ドイツ車 #paperminicar #紙のミニカー #mercedes #メルセデス #shellberre #ベンツ #benz #レーシングカー #racingcar
ドイツ車・ミニカー ペーパークラフト Shell Berretomonakaazu
-
SB 紙模型 20: Serpollet 1902
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.20 / Serpollet 1902 近未来的なデザインのこのレース車が、1902年に走ったのは驚きです。初期の流線型?と思えるボディーの形と、タイヤもスポークを円盤で隠し、これは空気抵抗を減らしていると思われます。かっこ良すぎ! さらに、これが蒸気エンジン車だったと知り、びっくり。このスマートな車体にどうやって? + 原本にある車の解説と、データシートです。 『通称「イースターエッグ」1902年/技術者のレオン・セルポレ (Léon Serpollet) が製造したすべての車は蒸気動力であった。1888年にリリースされた最初のモデルは、セルポレが1900年という早い時期に、パリ-リヨン間を13日で走ることを可能にし、彼にレース出場への意欲をあたえた。ニースのプロムナード・デ・ザングレで時速120キロに達したこの「イースターエッグ」は、セルポレの全モデルの中で最も速かった。 技術的特性:瞬間蒸気ボイラーによる推進 (セルポレ特許)』 <データシート> 蒸気自動車 パワー:25馬力 速度: 120 km/h + 技術者のレオン・セルポレ氏がこの車に応用した「小型蒸気エンジン」は、どうやら瞬間湯沸かし器のようなものだったようで、この記事↓に略図が。 https://en.wikipedia.org/wiki/Flash_boiler (こういう図にワクワクするのは、、、かなりヘンですか?) そんな↑改良で、たったの10数年前には円筒が飛び出ていた蒸気エンジンは、小さくパワフルな動力になったのですね。 https://muuseo.com/tomonakaazu/items/486?theme_id=45891 1902年当時の写真を見ると(画像8)この紙模型が正確に再現されたことが分かります。先鋭的な形に、当時のアール・ヌーヴォーが反映された模様が足されているのが愛らしく。原本を2枚手に入れ、一つを組み立てました。楽しかった♡ #papercraft #ペーパークラフト #frenchcar #フランス車 #paperminicar #紙のミニカー #serpollet #steamenginecar #セルポレ #shellberre #蒸気エンジン車
フランス車・ミニカー ペーパークラフト Shell Berretomonakaazu
-
SB 紙模型 14: Renault 1912
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.14 / Renault 1912 (Taxi de la Marne) 2014年から追っているシリーズの中で、no.14はほとんど市場に出てこず、スキャンやデジタル版もないのは、原本が当時すぐに模型になって平面で残っていないから?と推測しますが、この車種がそんなに人気だったのはなぜか疑問だったのです。 最近、やっとフランスの eBay から1枚ゲットして原本にある解説↓を読み、理由が少し分かりました。 + 解説&データシート 『ルノー 1912/このモデルは、「タクシー・ド・ラ・マルヌ」という輝かしい名前でよく知られている。1914年9月7日、第一次世界大戦の初期にこの車「AG1」がパリ・モー間道路で大量の予備兵を素早く輸送して「1,000本の香水ビン」と称賛された。 この伝説的な出撃は、ドイツ軍の計画を混乱させることで、首都を侵略から救ったのである。』 <データシート> シリンダー:2 座席数:6 ボア:80 ストローク:120mm + 連なって兵隊を輸送している当時の写真もあります。相当な数が生産され、パリを守る役割を果たして国民的な車となって、48年経っても紙のミニカーが人気だったのですね。子供のための模型と謳いつつ、実際に作っていたのは「往年」を懐かしむ大人だったのかも。ガソリンスタンドのノベルティーから知る、フランスの近代史でした。 #papercraft #ペーパークラフト #frenchcar #フランス車 #paperminicar #紙のミニカー #renault #ルノー #shellberre
フランス車・ミニカー ペーパークラフト Shell Berretomonakaazu
-
SB 紙模型 13: Mercedes 1901
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.13 / Mercedes 1901 シリーズもno.13(しかも13!)でやっと登場するドイツ車です。古い模型はボロボロに壊れていて、ドイツ占領下の辛い記憶が残る家族に、恨みをこめて壊されたのでは?と思うほど(画像5)。 人気がなくて残ったのか、原本が数点 eBay に出ていたので、2枚ゲットして一つを組み立てました。4座席の大型車を一枚の台紙にまとめ、キャノピーまである難題ですが、効率よく立体模型になるようデザインされています。 後輪と、その前にある小さなチェーンホイールを囲む泥除けの「ふた山」が特徴的な側面と、円筒形だったヘッドランプがよく見える、当時の写真を元にした画像もありました。 + 車の解説と、データシートです。 『メルセデス 1901年/エンジニアのヴィルヘルム・マイバッハによって作られたこの車は、今では有名になったその名前を持つ最初の車だった。「メルセデス」は、ダイムラー社の一番株主の娘の名前である。 深い押し型のシャーシー、マグネトー式点火装置、「選択的」ギアボックスとハニカムタイプのラジエーターなどによって、この車は劇的な技術革新をもたらした。自動車業界に提供したさまざまな新技術によって、メルセデス1901は現代の車の原型と見なされるべきだ。』 <データシート> エンジン:35馬力 シリンダー:4 マグネトーイグニッション チェーントランスミッション + #papercraft #ペーパークラフト #germancar #ドイツ車 #paperminicar #紙のミニカー #mercedes #メルセデス #shellberre
ドイツ車・ミニカー ペーパークラフト Shell Berretomonakaazu