時刻表のメンテナンス 〜本の破れに使っているテープ

初版 2020/05/22 22:31

改訂 2020/05/22 22:34

現在アイテム数だけだと470近くの時刻表を所有しています。

その中でもオークションで手に入れた古い時刻表は、本の小口の日焼けだけでなく、破れも発生しているものがあり、近々「破れる」恐れのあるものを含めると相当数の修理が必要な本があります。


本の修理、特に破れについては、「セロハンテープでの修理はNG」という情報は手に入れていましたし、実際自身のコレクションでもセロハンは経年劣化によるテープ自体が黄変して醜くなり、保護する機能もなくなっていました。


そこで、少しお高めですが、透明紙テープを導入。


フィルムルックス株式会社が発売している「ペーパーエイド」という透明紙テープです。これ一個で10m分の長さがあります。製造元を見るとドイツの会社みたいです。

販売価格はAmazonで1000円ちょっと。


さて、商品の箱に書かれている特徴は、

・経年変化がなく黄変しない

・テープの縁からの糊のはみ出しがない

・透明度が高くコピーをとっても影が写らない

ということでした。



こんな感じで引っ張り出します。


あとは、破れた箇所に直接貼るだけ。




コレクションのThomasCookContinentalTimetable 1972年1月号です。入手段階で表紙の破れ、喉部分の痛みが激しい一冊でした。透明紙テープを貼るとこんな感じ。セロハンテープのほうが透明感がでるんでしょうが、この紙テープのほうが、見た目は貼っていることはわかりますが、古い紙質でもしっくり張り付く感じです。


破れた部分にしか貼っていないので、中途半端に見えるかもしれません。見た目重視なら上から下まで紙テープで保護してあげるほうがいいのでしょうね。私はコスト重視で修理部分のみテープを使用しました。



裏表紙の喉部分です。紙面も藁半紙に近い紙質なので、紙テープとの相性はいいですね。


ちなみに、本を開いたときにばっくり喉部分が割れたときの修理ですが、分厚い本の修理にはこのテープは向いていないですね。大型の時刻表のような装丁だとノドの修理もいけるかも。


また色々と試して見たいと思います。



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国内外の鉄道時刻表を蒐集してます。

コレクションされるアイテムにおいて、
少数のもの、古いものには価値がありますが、
今当たり前にあるものも、いつの間にか見られなくなるもの。

スマホやウェブサイトで手軽に時刻を検索できる時代になり、
紙の時刻表、広く言えば紙メディアが見られなくなってきているのは事実です。

紙の時刻表には、予期せぬ情報が目に入ってきたり、限られた紙面に必要な情報が所狭しとまとまっているところが好きです。

時刻表から世相を知るのに、その月のトピック、背表紙の広告お知らせあたりに注目してます。

これから徐々にコレクションをアップロードしていこうと考えてます。試行錯誤が続くと思いますが、よろしくお願いします

★列車のスジ(時刻)関連のブログを開設しました★
ミューゼオのコレクションにある時刻表を経年で見たときに発見できたこと、気になってしまったダイヤなど、備忘を兼ねてます。ファクトについては、出典を記載して、皆さんの資料として活用いただくことも想定しています。
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