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Alokistocare harrisi
かつてアメリカユタ州に住むネイティブアメリカンは、三葉虫化石をティンパ・カニツァ・パチャヴィーと呼び、お守りにしていたそうです。確かに現存しない生き物の形をしたものが地面から出てくるので不思議に思った事でしょう。ユタ州ミラード郡は、ネヴァダ州との境にある土地で、Drum MountainsやHouse Rangeからは様々なカンブリア紀化石が見つかります。
Cambrian Wheeler Millard County,Utah,USA Alokistocare harrisitatsutoy
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Jenkinsonia varga
カンブリア紀三葉虫の多様性の一つとして「サイズ」が挙げられます。大型の種類も沢山ある中、逆に小型の種もあります。ユタ州Wheeler Formationから産出される本種は成体ですが、わずか4㎜しかありません。また、形状も特徴的で2枚目画像を見ると「砂時計」型です。同じユタ州カンブリア紀三葉虫化石の大半は、(エルラチアなど)「植木鉢」型なので、本種は特徴のある姿です。
Cambrian Wheeler Millard County,Utah,USA Jenkinsonia vargatatsutoy
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Hypagnostus parvifrons
一部欠けがある部分標本です。ただしボヘミア産の母岩が非常に硬質で、細部が良く観察できる標本です。別フロアPublicationsにて関連する資料を掲載致します。それによると、完全体はあまり見つかっていない種類の様で、嘘か誠か150年間で、12-35体だそうです。
Cambrian Jince Jince,Czech Republic Hypagnostus parvifronstatsutoy