キネマ旬報 1980年3月上旬号 No.781

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映画専門誌:キネマ旬報 1980年3月上旬号 No.781
キネマ旬報社/定価:500円

『1941』の特集は、グラヒア、映画評と
「分析採録」=補足説明を交えた詳細なストーリー(10ページ)が掲載されている。

映画『1941』は、スティーヴン・スピルバーグ監督の戦争コメディで、1979年12月公開。
翌年6月公開『ブルース・ブエアザース』の主役コンビ(ジョン・ベルーシとダン・エイクロイド)が出演。
監督のジョン・ランディスもカメオ出演しているし、逆に『ブルース・ブエアザース』にはスピルバーグ監督が出演している。
作品に対する世間の評価は大きく違ってしまったが、この二作は《兄弟作品》の関係にあると私は思う。
公開のタイミングを考えると、製作時期も重なっていたと思われ、どちらも破壊的なコメディ。
スピルバーグ監督にミスがあったとすれば、主役のジョン・ベルーシと相方のダン・エイクロイドがまったく絡まない配役にしたこと。
コンビである2人の化学反応が起きない状態にしてしまったことではないかと思う。

作品の評価と関係なく、個人的には好きな映画です。

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