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SWISS MILITARY HANOWA FLAGSHIP ML-340
AMAZON限定カラーということもあって購入。鮮やかなブルーのベゼルにブルーのレザーストラップ、真っ白なダイアルが若々しい。いや、私には若々し過ぎた。結局、2回ほど身に着けた後しばらくして知人にプレゼント。人様が着けているのを見たらもの凄く良い時計に思えた。やっぱり時計は似合う人に着けてもらうのが一番であるし、それが時計の本懐だろう。 品質的には価格を裏切らない正直なレベルだったと思う。回転ベゼルのように見えるベゼルははめ殺しだし、ハンドやアワーマーカーは安っぽい。けれどこの安っぽさが若々しさにも繋がって、なんとなく良い雰囲気だったりするのである。 幸か不幸か安い時計を蒐集していると、チープさが可愛らしさにも通じて、高級品とは異なる次元の価値を生み出すことがあるのだと解る。それを教えてくれただけでも買って良かったかもしれない。
サファイアガラス 42ミリ SWISS MILITARY レザー砂布巾
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TISSOT Pocket Watch 525 210
オヤジの遺品の懐中時計。度々入院するようになって、検査の際にいちいち外さなくてはならない腕時計の代わりになるものとして、急遽求めたものだろうと思う。 TISSOTなので価値はしれたものだが、手巻きの感触と大きな動作音はなかなか味わい深い。今はまだ懐中時計を趣味にする気はないが、10年もしたらハマっているかもしれない。 いわゆるハンターケースなので、蓋を開けなくても時刻が判別できる。ケースには結構凝ったエングレービング。YGの全体像と相まってやたらとゴージャスに見える。派手好きだったオヤジが好きそうな意匠だ。
幅47.2ミリ TISSOT 手巻き砂布巾
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LUMINOX NAVY SEAL 3507
SWATやSEALsの求める要件を満たすように作られた頑強・軽量な3針時計。デザイン的にはカーボン素材という特徴を除けば極ありふれたダイバーズと言った感じで、ゴテゴテしたG-SHOCKよりも日常の多くのシーンに無理なく溶け込んでくれる。 アワーマーカーとハンドに「ルミノックス・ライト・テクノロジー」という自己発光型の夜光を使用している。明るい場所では解りにくいが常にぼーっと淡く光り続けている。BALLのマイクロガスライトみたいなモノか。 並行だと2万円台中盤で手に入るが、私の場合は打楽器を鳴らしまくるライブの練習や本番での使用が多い。っていうかそれ以外でほとんど使わない。 ウチのユニットのライブを見に来てくれたお客さんにとって私は、常にLUMINOXを身に着けている印象かもしれない。とにかく軽量なので腕のストロークくらいでは本体がズレたりしないのが良い。 また何気にルックスの良い時計でもある。ラグの本体ケース側が直線になっているので、NATOに換装した際の収まりが美しい。誂えたような一体感が出るのだ。遠目に見た際の印象が良いようで、特に若い世代の男性に「それ、どこの時計ですか?」と訊かれることが多い。 ただ、付属のラバーストラップの物理的な弱さはだけはいただけない。バネ棒外しを隙間に差し込んだだけで「プツッ」っと切れてしまった。こんな脆弱な作りでOKなの?SWATさんは。 因みにリストショットの3枚は神戸元町、新宿LOFT、和歌山市それぞれで公演したライブに関する写真です。
ミネラル・ガラス 幅45ミリ LUMINOX ラバー砂布巾
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SEIKO MECHANICAL SARB035
「貧乏人のグランドセイコー」等と揶揄される時計だが、GSのメカニカルと比べて、10分の1の価格でありながら名前が上がるだけ凄いこと。実際これといった弱点も不満もなく、またセイコーの方向性を完全に体現しているために「SARB035以上」のセイコーなんて要らないんじゃないか?とまで思わせる罪な一品。 さすがに細部を注視すればケースの仕上げなどはGSと比較できるレベルにはないと思う。ただ、完成度の高さは凄まじいレベル。近年、中級以上にしか搭載されなくなった6Rのムーブメントであることも価格以上の価値を感じさせる要因だ。 一時はディスコンの噂も立った「SARB035」だが、Amazonでは細々と販売が続いているようだ。価格は3万円台中盤から4万円台前半の間でフラフラ。気になった人はタイミングを見計らって安く手に入れて欲しい。 ちなみに本日(2019年7月2日現在)は35,152円です。最近のほぼ底値だ!
サファイアガラス 38.4ミリ Seiko ステンレス・スティール砂布巾
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Chronoswiss Tora CH1323
ゲルト・R・ラングという気骨のあるおっちゃんが去ってからというもの、クロノスイスの時計は華美に走り、価格は信じられないくらい高くなってしまった。もはや私の手に届くブランドではないし、欲しいとも思わない。 ただ、嘗てのクロノスイスは輝いていた。レギュレーターの美しさを再発見させてくれたし、とにかく創業者の「時計好き」が製品に出ていた。 20年前の時計でそろそろアンティークと言われそうだが、主力だった「レギュレーター」に対し、「Tora」はGMT付きの変化球モデル。当時は「これだ!」と脳髄に電流が走るような衝撃を受けたっけ。コインベゼルの寸胴ケースが愛らしくて、職人の手書きのようなアワーマーカーにも痺れまくる。 ハンドは当時の若造だった私にはもったいない「青焼き針」今でも色褪せることなくシックに輝いている。因みにゴールドモデルはメチャクチャ高かったっけなぁ。
サファイアガラス 幅38ミリ Chronoswiss レザー(ブラック)砂布巾