-
日本海軍零式艦上戦闘機52丙型A6M5c(ZEKE)
太平洋戦争の全期間を通して活躍し続けた零戦の中で大戦後期に登場したアメリカ軍の新鋭機に対抗するために開発されたのが零戦52型です。特に52丙型は零戦の最終型属し、重装甲、強武装で知られています。主翼は32型同様50㎝ずつ詰められた11mで翼端は丸く成形されました。エンジンは栄21型ですが、排気管を単排気管としてロケット推進機同様の効果を生み出し性能アップがなされ、最高速度は540㎞に向上しています。武装は強力な20㎜機関砲に加え13㎜機銃が左右1丁ずつ装備され、機首の13㎜機銃と合わせて5丁もの機銃が装備されました。正式採用は昭和19年10月、93機が三菱で生産され、中島でも生産されたと言われています。 #タミヤ #戦闘機 #日本軍
61027 無し 航空機 1/48ちょこ大佐
-
突撃レニングラード
1941年6月22日、ドイツ軍約120個師団が怒涛の如くソ連領内へと侵攻を開始した。「バルバロッサ作戦」の発動である。ヒトラーの言によれば、3か月でモスクワを占領する予定であり、この作戦により彼が憎悪するソビエト連邦が地上から消える筈であった。ドイツ軍部隊は、北方、中央、南方の各軍集団を単位として作戦を展開しており、中心はモスクワ攻略を最終目標とする中央軍集団であった。これに対し、攻撃の左翼を担う北方軍集団はレニングラード市を当面の占領目標としていた。レニングラードは、ソ連屈指の美しさを誇る都市であり、18世紀にピョートル大帝により建設されて以来、首都としてロシアの中心の位置を占めてきた。革命後は首都こそモスクワに移ったものの、ソ連の重要都市であることは変わらず、その名も革命の英雄レーニンの名を冠したレニングラードに改称されたのだった。ドイツ北方軍集団はソ連領内侵入後、破竹の進撃を続け、7月にはレニングラードまで100マイルのルガ河のラインに到達していた。しかし、ソ連軍も防衛体制を整えつつあり、何千という男たちが人民志願兵師団へと志願していった。母なるロシアを守るためにそして以後約2年間にもわたり、レニングラード方面では血みどろの戦いが繰り広げられることになるのである…。 『突撃レニングラード』は、独軍のルガ河からの進撃から、レニングラード突入までの約2か月間を再現するシミュレーションです。ゲームには、レニングラード周辺を表す本地図と、レニングラード市内を表す市街地図の2種類が用意されており、独軍が進撃を行って本地図上のレニングラード市街のへクスに突入するとユニットを市街地図上に移し、そこで市街戦を展開することができるようになっています。東部戦線におけるこの有名な包囲戦を手がるにプレイできるようにデザインされています。 #レニングラード #市街戦 #包囲戦 #バルバロッサ作戦
ルール(28P) ユニット200個 56×21.5マップ3枚 戦闘結果チャート2枚 配置増援チャート2枚 トレー1個 6面ダイス1個 1本 無し 作戦級ちょこ大佐
-
the high crusade
「ザハイクルセード(天翔ける十字軍)」は、ヒューゴー賞・ネビュラ賞を何度も受賞している60年代アメリカSFの大家ポール・アンダーソンのスぺオペ小説”ザハイクルセード”を原作にしたシミュレーションゲームです。14世紀の地球に攻めてきた宇宙人、これを十字軍が撃退し、宇宙船を鹵獲してそのまま宇宙に飛び出して大暴れするという、まさにB級SFの王道を行く痛快なゲームに仕上がっています。このテーマのゲームを作らせたらSPIはピカイチですね。アンダーソンの作品と言えばヒューゴー賞を受賞した「長い旅路」や「タイム・パトロール」シリーズの方が日本では有名かも知れませんね。是非ともプレイ前に原作を読んでほしいのですが、どちらにせよ、50年以上前の作品ですので古本屋やブックオフで昔の早川SF文庫を漁ってみて下さい。 #天翔ける十字軍 #ポールアンダーソン
2本 無し 作戦級 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=?ちょこ大佐
-
NIGHTMARE HOUSE
「ナイトメアハウス」は、SPIが本気で作ったゴシックホラーゲームです。得意のパラグラフ形式やマップがタイル方式ではなく、ちゃんとしたフルマップ上で人間と魔物が戦うウォーゲームに仕上がっています。特徴的なのはそのマップで、半分が舞台となるホラーハウスの見取り図となっており、通常はこちらで移動や探索を行うことになるのですが、もう半分が精神の状態を表したアストラルマップとなっており、魔物は通常こちらのマップから霊界エネルギーを使用して物理的な世界に影響を与えて人間側に攻撃を仕掛けます。また、人間側が霊能力を使って魔物のいるアストラルマップに行くこともできますが、帰ってこられる保証はありません。アレスのゲームは発売日を守るために製作時間が限定されている雑誌付録という点と、SFという自由なテーマという点で実験的なゲームが多いのですが、SPIのデザイナー集団が本気でホラーゲームを作ったらこんなにすごいものができるんだぞ、という、何かプロの本気を見せつけられた感のある佳作です。ゴシックホラーボードゲームなんてジャンル、このゲーム以外に聞いたことがありません。 #ナイトメアハウス #ゴシックホラー
1本 無し ゴシックホラーボードゲーム 1Turn=1時間 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
-
Damocles Mission
1988年9月15日、ガラパゴス島上空の静止軌道に、外宇宙より未知の人工物が飛来した。これは人類に害をなすものなのか、友好的なものなのか?あらゆる手段でその飛来物の調査を試みたが失敗、何も情報を得ることができなかった。大統領は最後の手段として、様々な分野から優秀な人材を選抜してその人工物への潜入調査を命令した。 「ダモクレスミッション」は、地球の上空に浮かぶエイリアンクラフトを探索調査するソリティアのパラグラフゲームです。マップは無く、移動するたびに無数のタイルを引き、シャトル内部の構造を把握していきます。タイルにはシャトルの動力をつかさどる動力タイル、謎の部分を解明する情報タイル、他のタイルと連動して動作するタイルなどに分類され、現在の状況によってタイル内の機器を操作して謎を解明していきます。「パンドラ号の航海」によって始まり、「ステンレススチールラット」により昇華し、この「ダモクレスミッション」によって遂に完成した、SPI渾身のパラグラフ形式の謎解きゲーム、SFファンなら必プレイの傑作です。 #ダモクレスミッション #謎解き #SF
1本(パラグラフ形式) 無し パラフラフ形式SFアドベンチャー 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=?ちょこ大佐
-
Battle Over Britain
1940年7月10日の早朝、ドーバー海峡上空を飛行するドイツ戦闘機Bf109Eと、これを迎撃するためにあがったイギリス戦闘機スピットファイアが交戦に入った。これが史上最大の航空戦、バトルオブブリテンの始まりである。ドイツは、来るべき英本土上陸作戦(あしか作戦)を敢行するためにその準備としてイギリス上空の制空権を確保するために、イギリスはそれを阻止するために、両軍とも持てるべき航空戦力の全てを投入しての戦いであった。序盤は航空機数に勝るドイツ軍ルフトヴァッフェが優勢であったが、イギリス特有の悪天候や、ヒトラーの爆撃目標変更指示などによってその天秤は逆に傾きつつあった。 「バトルオーバーブリテン」は、バトルオブブリテンの戦いを戦略級規模で再現しつつ、ひとつひとつの戦いは戦術級による航空機同士の戦いまで再現したビッグゲームです。ルール自体はそんなに難しくないのですが、ひとつひとつの空戦、爆撃をシミュレートするため、キャンペーンゲームをプレイするのに何日かかるのかと思わせるシステムになっています。が、決してプレイ不可能ではありません。ゲームは、戦略ゲーム、戦闘ゲーム、上級ゲームの3つに分かれており、戦略ゲームでは各航空編隊の運用、爆撃目標計画を行い、戦闘ゲームでは実際の航空戦を戦います。そして上級ゲームではさらに細かいルールが適用され、戦略ゲームと戦闘ゲームを組み合わせてキャンペーンゲームを進めていきます。誰もが夢見る、航空機ごとの性能も反映されたバトルオブブリテン全体のキャンペーンゲームを実現したこのゲーム、戦略空軍を扱うゲームのひとつの頂点と言えるでしょう。 #バトルオブブリテン #TSR #SPI #バトルオーバーブリテン
8本 無し 戦略級航空戦 1Turn=5日 1へクス=95㎞ 1Unit=5機ちょこ大佐
-
ラインへの道(Road to the Rhine)
1944年9月1日、ファレーズ包囲戦の激戦に敗れたドイツ軍は混乱しながらフランスから撤退しつつあった。南フランスではアメリカフランス連合軍が上陸し、ドイツ第19軍の残存兵を北へ駆逐していた。この勢いを維持するだけで戦争はクリスマスまでに終わるはずだった。 「ラインへの道」は、1944年9月から45年4月までの西側連合軍によるドイツ西部戦線に対する進撃をシミュレートするゲームです。ゲームは連合軍が予想以上の進撃速度のため急速に悪化する補給問題に直面しながらも、なおも前進のペースを維持しようとするところから始まります。 #ラインへの道 #ロードトゥザライン #マーケットガーデン作戦 #バルジの戦い
5本 無し 作戦級 1Turn=1週間 1へクス=11.2㎞ 1Unit=大隊~師団ちょこ大佐
-
NARVIK(ナルビク強襲)
1940年4月9日、春の訪れとともに西部戦線の静寂にも終焉が訪れた。ドイツ軍が突如ノルウェー、デンマークに対して侵攻を開始したのである。デンマークは即日降伏したがノルウェーは微弱ながら果敢な抵抗を続け、ここにドイツ軍と英仏連合軍はノルウェーにおいて本格的な戦闘状態に突入したのである。圧倒的な制海権を持つ連合軍であったが空陸で遥かに優秀なドイツ軍には敵わなかった。唯一ナルビクで英海軍が活躍し、精鋭イギリス軍がナルビクを奪還した以外、連合軍はノルウェーに上陸したものの各地で苦戦をしいられていた。そして、ドイツ軍フランス侵攻により6月8日、ナルビクから最後の部隊が撤退し、遂にノルウェーはドイツ軍の手に墜ちた。 「ナルビク強襲」は、GDWのヨーロッパシリーズの4作目にあたりますが、日本では一番最初に発売されました。このゲームは、ドイツ軍のノルウェー侵攻をシミュレートするゲームです。この作戦は、近代戦の3大要素である陸、海、空が初めて総合的に運用されたもので、その点で大きな意義を持った戦いです。 GDWのヨーロッパシリーズは、ヨーロッパ戦線を師団規模で全て再現するという、プレイ時間を無視したそのビッグゲームっぷりの壮大な構想に誰もが憧れて購入しました。憧れすぎて誰もプレイしません。いや、その巨大さにプレイできなかったのです。プレイを阻むものは、膨大な数のユニット数だったり、フルマップを何十枚も繋げるスタイルだったりしますが、それでも各ゲームの戦闘序列を見るだけでも歴史的価値がありました。そしてみないつか繋げてプレイしたいと夢見ながら眺めるだけゲームとなったのです。 いやほんと、資料的価値はすごいんです。 #ナルビク強襲 #ヴェーザー演習作戦 #陸海空、
1本 GDWヨーロッパシリーズ4 作戦級 1Turn=4日 1へクス=25.7㎞ 1Unit=小隊~師団ちょこ大佐
-
RED ARMY 白ロシア大作戦
1944年6月23日、西側連合国軍がノルマンディーで作戦を展開している頃、東部戦線ではソ連軍が大規模攻勢を開始していた。1941年にはドイツ中央軍集団の電撃戦によって白ロシアは瞬く間に占領されたが、3年後の今度はソ連軍が電撃戦を仕掛ける番だった。攻勢を担当するソ連軍は4個方面軍より成り、その兵力は相対するドイツ軍の10倍にも達する兵力だった。ドイツ軍は善戦したが兵力差はいかんともしがたく、中央軍集団は1ヵ月にも及ぶ激戦で崩壊し、白ロシアはソ連軍の手に戻ったのである。 「レッドアーミー」はソ連軍による白ロシア奪還のバグラチオン作戦を6月23日~7月28日に渡って再現するゲームです。ルールは簡単で、基本的なダブルインパルスに予備移動を追加したもので入門用には最適のゲームです。 #レッドアーミー #白ロシア大作戦 #中央軍集団 #バグラチオン作戦
2本 無し 作戦級東部戦線 1Turn=2日 1へクス=10㎞ 1Unit=旅団~軍団ちょこ大佐
-
Bitter End ブタペスト救出作戦
第三帝国は風前の灯火だった。西部戦線ではアルデンヌでの攻勢が失敗し、東部戦線では北方で1個軍集団が包囲されるなど、総崩れ状態だった。しかし、ヒトラーはソ連軍に包囲され、ブタペストに閉じ込められた8万以上の兵士の救出作戦を敢行した。ブタペスト救出作戦の発動である。 「ブタペスト救出作戦」はドイツ軍最後の電撃戦をその開始から終了までを再現するゲームです。包囲するソ連軍50万人、包囲されるドイツ軍9万人、包囲外より救出作戦を敢行するドイツ軍9万人が激突し、二次大戦中最も犠牲者が多かったといわれる戦いのひとつと言われています。果たして結果は”苦い結末(Bitter End)”になるのでしょうか。 #ビターエンド #ブタペスト救出作戦
2本 無し 作戦級 1Turn=1日 1へクス=3.2㎞ 1Unit=大隊~師団ちょこ大佐
-
Hell's Highway(地獄のハイウェイ)
ノルマンディー上陸作戦を成功させた連合軍は、その勢いでパリを奪還したがその後の進軍に頭を悩ませていた。予定よりあまりにも早く進撃できたため、補給や兵站が追い付かなくなってきているのだ。そこで連合軍元帥モントゴメリーは、前線のドイツ軍を一気に掃討するための一大作戦を敢行した。そう、未だかってない大規模な空挺降下作戦と地上進撃を組み合わせた攻勢で一気にライン河を渡河し、ドイツ軍の戦線を突破してルール工業地帯へ突入するというものだ。マーケットガーデン作戦の開始である。 「ヘルズハイウェイ」は、マーケットガーデン作戦の最初の9日間を再現するゲームです。連合軍の最終目標はライン川を渡り、アルンヘムの橋を確保すること、ドイツ軍の目標はそれを阻止することです。史上類を見ない大規模な空挺降下作戦を再現したこのゲーム、数ある戦闘の形態の中で空挺作戦程面白いものはないと個人的には思っています。モンティの大失敗と言われるこの作戦、果たして…。 #地獄のハイウェイ #マーケットガーデン作戦
4本 無し 作戦級空挺降下作戦 1Turn=6時間 1へクス=1.25㎞ 1Unit=大隊ちょこ大佐
-
装甲擲弾兵
擲弾兵(てきだんへい)=近世ヨーロッパにて組織されていた歩兵部隊の一種。擲弾(今で言う手りゅう弾)の投擲を主な任務にしていたため、敵に近づく勇気、遠くに投げるための強靭な肉体を求められ、擲弾兵という名称はおのずと歩兵の精鋭部隊の代名詞のようになった。一時期歩兵の携帯火器の発達によりこの名称の部隊は廃れていったが、大戦末期劣勢のドイツ軍が兵士の士気を鼓舞するため、歩兵部隊に擲弾兵(グレネーダー)、特に機械化歩兵部隊に装甲擲弾兵(パンツァーグレネード)と名付けた。 「装甲擲弾兵」は、第二次世界大戦末期の西部戦線を独自の観点からシミュレートした戦術級ゲーム。シナリオは11本あり、練習シナリオからノルマンディ上陸作戦、地獄のハイウェイことマーケットガーデン作戦、アルデンヌの森でのバルジの戦いまでを再現している。特徴的なシステムとして、移動と射撃がフェイズに分かれておらず、混然一体となって移動中に敵から射撃を受けたり、反撃しながら移動したりできる。個人的にはユニットが数値のみで表されており、私のようなオールドゲーマーは兵科記号がないと何となくさみしい。テストプレイ時のプロキシのようで味気ない(あくまで個人的感想)。 2003年発売の国際通信社コマンドザベスト#4にて再販されている。 #装甲擲弾兵
11本 エポック社のワールドウォーゲームシリーズ10 戦術級 1Turn=30分 1へクス=250m 1Unit=小隊ちょこ大佐
-
スターリングラード
「スターリングラード」は、1942年の夏から冬にかけてドイツ軍とソ連軍が激戦を展開したいわゆる「スターリングラード・キャンペーン」の戦略的シミュレーションです。この決戦はミッドウェイ海戦、エル・アラメインの戦い、第三次ソロモン海戦と並んで第二次世界大戦の勝敗を左右した決戦のひとつとされており、両軍が死力を尽くして戦った戦争でした。システムの特徴としては、両軍とも師団はアントライドで、戦闘するまで本当の戦力はわかりません。戦場の霧の再現というよりは、当時の師団は一部訓練や装備の不十分な部隊も前線に混じっており、各師団の本当の戦力を把握することは前線司令官にはできなかったことを再現しているということです。接敵するまでドキドキです。また、移動フェイス、戦闘フェイスではなく、作戦フェイスとしてひとつにまとめ、1ターンに3回作戦フェイスを設け、同一ターンに3回攻撃することも3回移動することも、その組み合わせも可能としています。自由度が高まった分、勝敗はプレイヤーの手腕にかかっていてきびしいぞ。 #スターリングラード #エポック #ワールドウォーゲームシリーズ
3本 エポック社のワールドウォーゲームシリーズ9 戦略級 1Turn=半月 1へクス=25km 1Unit=師団~軍団ちょこ大佐